はんだ牛蒡生産者 反田孝之さんブログ - 2013年5月の記事

5/31 少し疲れてきたぞい

6月繁忙期を控えて、少し疲れが溜まってきたらしい。ポット苗を地面から剥がすのに、3枚剥がしては、はあはあと一息入れるテイタラク。

田植えは半分弱が終わった。のん気にやれたのもここまでか。来週からは大麦の収穫も始めるつもり。代かき1.3haと、田植え1.8haと、田んぼの除草3.5haと、大麦の収穫3haと、大麦の袋詰めと、ゴボウの除草0.3haと、大豆6haの播種準備と、緑肥3haの播種と、ニンジンの花の世話を、同時進行でやっていかねばならん。

とさすがに同時は無理なので、天気などを睨みながら判断して優先順位で動くことになる。

この週末はその準備が忙しい。まずはコンバインの掃除から。昨秋の稲刈り以降、まだやってないのね。

5/30 今年の有機肥料使用苗

田植えが進んでいるが、期待に反し、今年の苗も悩ましいことになっている。

今植えているのが有機肥料使用の苗。このたびはずっと念願だった条件のもと理想の管理を秋からしてきたので、細かいところで失敗はあったが、きっとガッチリした田植えの楽な苗になるだろうと余裕をこいていたのだが、これが意外とそうでもない。やたらと緑が濃くてバカでかく育ったものがある一方で、完全にいじけてさっぱり大きくならないものが少なくないのだ。

観察の結果、どうも根がやられている。倉庫に余っていた3種類の有機肥料を一掃するために、苗床には昨年の秋にそれらを漉き込んであるのだが、それが原因だろう。苗床の土の環境が苗列ごとにムラが大きいのだが、それが生育のムラになったらしい。今年はかなり節水気味で管理したのだが、さらに乾き気味にすれば良かったと思われる。

大きい苗から優先して植えているので、最後の田んぼは出来損ないの苗ばかりを植える羽目になる。日々苦戦している高低差直しのおかげでずいぶんマシになっているとはいえ、そういう田んぼに根腐れイジケ苗を植えるわけだから困ったものだ。いまさら出来ることといったら密植しかない。最後の田んぼを密植すべく、その他の田んぼでは株間を広くして苗を温存している。

無肥料管理の苗については、今日ようやく防虫ネットを剥がしてみた。これまででは一番マシと思うが、理想の苗には程遠い。また後ほど報告したい。

5/29 予想外の転び苗

田植えはいろいろあって、初めの1枚60アールだけをやって中断している。

今日はその1枚の補植。昨年やらかした「根渡り」もないのに、予想外の転び苗、浮き苗のオンパレード・・・。

原因は一つではない。まず、この田んぼは昨年まで畑だったこともあって、前作の残かんが多く残っており、その残かんに邪魔をされて苗が地面に刺さらないということ。次に苗が一部大きく育ちすぎて、そのままでやってしまったので田植え機が上手く植えてくれないということ。

そして高低差直しの弊害。高いところの表土を削ってしまっているので、そこの土が固い。本代を掻いてはいるが、ハローの折り目とチェーンケースのところは爪がないので固いまま。そういうところは苗をただ置くだけになってしまっている。

また高低直しのために耕盤がガタガタで田植え機が安定しないということもある。暗渠排水のラインで大きく傾くせいもある。

そういう傾向のところに昨日の強風。苗が大きめなので、まともに風を受けて倒れたものも多そう。

今年はすんなり行くんじゃないかと期待していただけにガッカリ。まだ途中だが女房と2人で3時間半くらいかかりそう。

また最後田んぼの高低差直しも始めているが、これが筋金入り。ある程度まだら模様に凸凹しているのではなく、半分は高い、半分は低い、しかも高低差は最大のところで15cmくらいある(暗渠の筋は20cm以上)てな感じ。こんなん簡単に直せるか!

5/28 高低差直しのロス

ラジオでは梅雨入り梅雨入りとうるさいが、こんなものはどうでもいい。梅雨に入ろうと入るまいと、問題は天気自体であって、私にとっては作業が進められればそれでいい。そもそも梅雨入り「宣言」の必要性が分からない。

そんなことをゴチャゴチャと言いたくなるのも、梅雨に対して神経質だからである。6月繁忙期とは、いかに雨で作業ができない日をぬって作業を進めていくかの勝負に他ならない。だから、やれるときにはやる、体調が悪かろうが用事があろうが、そんなものは無視して、やる。やれるんなら、やる。そういう本質。

言うは易いが、このことがこの上もなく苦しく、辛い。正直、現状は私の能力を超えている。そこに正面から突っ込むだけだから大体は体を壊して終わりということになる。だから何とかしたい。

幸い、今年はまだ追われていない。この追われないということが何よりも大事。追われるといい仕事ができない上に、取り戻すのが不可能。年によっては(去年とか)この時期にすでに凄惨なことになっている。今年は5月の天気がかなり良かったおかげで、十分にやり溜めができている。

しかし、将棋と同じで、一つ悪手を指すと一気に流れが悪くなる。そういう不安がすでに今あって、代かき。前回書いたように、高低差直しにとても時間がかかっている。まだ途中だが、今回のこの作業にかける総時間は15時間くらいになりそうである。15時間あればどれだけの他の作業ができるか。今はまだ具体的な「追われ」は発生していないが、あとあとこのことが響きそうな予感がしてきた。

あまり書きたくないが工事がお粗末すぎる。暗渠排水の埋め戻しが、どうして地表まで籾殻なのだ。表土はカモフラージュで薄っすらかけている程度。これでよく竣工検査を通したものだ。そのせいで沈むだけ沈んでこの筋が深い溝になってしまっている。この溝を代かきで埋めるのも大変だし、昨日は田植え機が倒れそうなくらい傾くので冷や汗ものだった。こんな不安な田んぼの田植えがあと1.5haもある。

5/26 田植えの準備

この3日は、明日から予定している田植えのための準備にほぼすべての時間を使っている。田植え機の回送、苗箱搬出台の補修と回送、などの細々したことはもちろんだが、メインは代かき。

2年前の圃場整備後、今年初めて稲を植える圃場なので、高低差直しだけで1枚3時間くらいかかる。本代かきも含めると4~5時間。この忙しいときにしびれる。こういうのがあと2枚ある。明日から順次やる予定。

昨日はこの高低直しが予想以上にひどかったせいで、以前から誘われていた暦の勉強会の参加を諦めた。めちゃくちゃ残念だったが、まあ仕方ない。このことを不幸とはこれっぽっちも思わない。

さあ、夕方というのに外はまだ暑いが、今度は田んぼの除草機の作成にかかろう。田植えの2~3日後には入る予定でいるから、そろそろ作り始めんといかん。昨年計画していたのに、時間が取れずに作るのを諦めた、スプリング除草機。今年こそは作る。これは相当いいものだろうと踏んでいる。

5/25 自然な振る舞いとは

自然な振る舞いとはどんなものかということを、20代の頃から考えることが多かったが、自然栽培の世界を知ってこの数年は改めて強く考えるようになった。

自分がしたければする、というのは自然な振る舞い以前にあまりに幼稚だし、腹が立てば怒る、というのはある意味自然なんだろうけど、自分自身が不自然であればただの不自然な現象に過ぎない。などということを自分なりにいろいろ問答すると、つまりは自分自身が欲や見栄や妬みや怒りや慢心を振り払えば、自分の行はすべて自然な振る舞いと言えるのではないか、ということに行き着いてしまう。

自然な振る舞いというものをどうして強く意識するかと言えば、自然栽培のカギが「土」「種」「人」であって、土と種ばかりでなく人だって自然でないとダメだろうと真剣に考えるからだ。じゃあ自然な振る舞いができればそれでいいのかどうかは全然わかっていなくて、まずはこういうことを意識して損はないだろうとか、真剣に考えているときっと興味深い境地が見えるのではないか、などという軽いノリではあるのだが。

ということで、こういうことを考えるようになってからは、自分の人生の中で蓄積された負の要素、畑に例えるならこれまでの管理の中で入れてきてしまった肥料などの毒を取り除くことが一つ、そしてその上で頭で小難しい理屈を考えるのはやめようということがもう一つ。これが自分の規範。

子育てだって健康だって地域づきあいだって仕事だって、全部これで。現代人は不自然な頭で、ゴチャゴチャと不自然な小理屈ばかり考えすぎるのではないか。

5/24 土が焼けて焦っている

ここ数日の天気は、さすがに焦る。あまりにも晴れて暑すぎる。種まき4発目の春まきゴボウの発芽が揃わないのだが、これは明らかにこの天気のせい。予報では週明けに雨模様だから、その雨で発芽自体はしてくるだろうけど、こういう時はセンチュウにやられたような症状が出てきて生育が悪くなる場合が多い。5月に種をまくとこういう心配がある。

だから3~4月のうちに種を蒔き終ってしまいたい。その時期なら晴れが続いても土がそれほど焼けて熱くならない。しかし洪水の問題がある。洪水にやられるとその時期に種を蒔いたものは大体ダメで、遅く5月の半ば以降に蒔いたものは比較的、良い。だからリスク分散のために3~5月にかけて種を蒔いている。

今年は1発目のゴボウが全滅に近いので、ついこの前、さらに5発目を蒔いた。これは蒔いたばかりなので週明けの雨を期待すれば何とかなるかもしれないが、天気は読めないので怖い。経営でバクチをやっていてはいけない。

この程度の日照りではビクともしない土に変えていくという努力をすることになるが、それには時間がかかる。だから土の高温や乾燥を防ぐための処置(パオパオなど)をすることも検討すべきと思っているが、日々の管理で手いっぱいで、ついそのままでやってしまう。これも6月繁忙期の呪縛。6月の負担を少しでも減らそうと、やれることはとにかくやり溜めという日々。そのせいでプラスアルファの思考まで回らない。

昨日書いたことから、何から何まで、全部がグジャグジャに繋がっている。この、こんがらがった糸をほぐした先に見える世界は、今より一段ステップアップの景色。日々のマンネリの向うに見える、漠然とではあるが明らかに魅力的な景色。

ロマンチストはリアリストでなければならない。改善は一気には進まない。目の前のチリをひたすら積み上げるしかない。

5/23 6月繁忙期の展望

また6月が来る・・・。

私にとって6月というのは恐怖である。繁忙期も度が過ぎて、「殺人的だ」などと言っている。

メインの作業は、田植えや田植え後の除草、大麦の収穫~乾燥・調整、大豆の播種、大豆の土寄せ、緑肥の播種。ここに、春まきゴボウの管理やニンジンの花の世話、秋まきゴボウの出荷の準備、圃場内外の草刈り、空き圃場の耕うんなどが入ってくる。全てを短期間でやらなくてはいけない。書いているだけで気分が悪くなってきた。

毎年どうやって凌いでいるか記憶がない。それで日報やブログなどを見てみるのだが、おお、こんなに頑張ったのか!と昨年の自分に驚くばかりである。毎年この繰り返し。もっとも凌いでいるのは表面上ばかりであって、実質は手が回っていないので経営的なマイナスを発生させている。例えば昨年なら田んぼの除草。やろうとして除草機を回送して田んぼの入り口にスタンバイまでしたのに、結局手が回らなくて一度も運転せずにシーズンを終えた。結果は推して知るべし。

こうなってしまったのは、ある時期に大豆の面積を増やして、大麦の栽培を始めたため。大豆は以前は転作目的で1ha前後のものだったが、この2年は農地を守るために積極的に5~6haに増やした。大麦は、入れてきた畑の肥料を抜くためには必要なものだと考えて導入。もっとも大豆の拡大も大麦も、やさか共同農場さんがやってくれと言われるから意気に感じて始めた、ということの方が大きいかもしれない。農業をやっていくためには人どうしの繋がりは大切なこと。時には私の力不足でひどいことになったりもしたけれど、こういう成り行きは大事にして、すぐに無理だと決めつけたくはない。

で、殺人的な繁忙期を招くというひどい目にあっているわけだが、ここは私が一皮むくことで解決が可能なのではないかと「今のところは」考えている次第。力不足の私の1年や2年の努力など大したことではない。どんなことでも、5年くらいは粘ってみないと糸口が見つからない。そうやって悩んでいる矢先に、自民党のバラマキ政策で機械が1台導入できそうなことになっている。実現すれば播種が大幅に時短される。バラマキで言えば、昨年のうちの決算も民主党のバラマキで初の黒字になった。経営を開始してようやくまだ10年目である。農地と規模と販売と労働力のマッチングを模索している段階では、どうせばら撒かれるお金ならばありがたく使わせてもらいたい。「不自然な」過渡期には不自然な無駄やムラや無理もする。そうやって自然な経営を目指していく。必ず実現するはずという誇りと自信を持って、こういうことで今はいいと考えている。

5/21 ゴボウの追加播種

今年の春まきゴボウは畑が2枚あるが、1枚は調子が悪く、いくらも収量が見込めなさそう。畝長にして約2500メートル。これだけの損失は大きい。

それで急きょ先月、どこかもう1枚の畑でゴボウを追加播種しようと考えて、ライ麦が植わっている畑がかろうじて可能なため、ライ麦の地上部を刈り取って運び出し、耕うんしておいた。

そして今日から種まきの段取りの予定。畝長にして1200m。50PSトラクターの復旧のおかげでトレンチャーがかけられるからできるのだ。種まきは急いでいる。この畑、秋のうちに収穫を待たずに陽が当たらなくなるし、作業的にも田植えが始まったらそのまま1ヶ月におよぶ怒涛の繁忙期に突入して余分なことをしている暇がない。

何とか明日中には種を蒔きたい。本当は雨の前に蒔きたいのだが仕方がない。

今回のライ麦地上部の運び出しは、耕うんしても腐るのが間に合わないからやったわけだが、本来これはやったほうがいいのではないかと思っている。地上部のものが地下深くに入り込むことは自然界ではありえないし、腐植を増やすのは根でできる。あとは経営上のバランスか。

面倒はあるが、そういう管理を試しに続けてみたいと、具体的な方法を今考えている。今の経営の中に無理なく落とすということ。理想や理屈で終わっては意味がない。実践できてナンボ。

5/20 予期せぬ復旧

意外と復旧に時間がかかりそうな50PSトラクターの故障で敗北感に包まれた週末。息子がいては雨の「ふらり」には行けず(関係者の無念を思う)、せめて家族で温泉へ。ええいくそ、どうでにでもなれ、という諦めは酒を伴って割り切りに変わった。

そして一夜明けて、27PSを回送すべく点検とメンテ。急いでいるので焦って落ち着かないが、彼にとっては大仕事を前にしているのだから、きちんと整備をしておきたかった。

朝からすでに蒸し暑い中を2時間かけて整備と回送。今田地区へ入ると動かなくなって廃墟と化した50PSの姿が目に入った。そしてふと、ダメもとで配線の接触を見直してみようと思いついた。農機屋さんに見てもらってもダメだったし、理屈もさっぱりわからんのだけど、とにかく目につく差し込みの類を片っ端から外しては、口で吹いて土ぼこりを飛ばして差し込む、ということをやってみる。やっていて、明らかに関係なさそうな気がしてきたので、途中でやめて、ためしにキーを回してみた。

なんと、かかった・・。

おおおおお!と心の中で絶叫。あまりの嬉しさのため、しばし冷静になれない。

先日のオーバーヒート騒動以来、結果的にずいぶんと勉強になっている。根っからの機械オンチだからね、元々。また機械の構造うんぬんの他に意外な視点も。

殺人的な最大の繁忙期を控えて、再び残った。

5/18 またトラクターの故障

朝から畑の耕うん。途中で他の作業のため中断し、さあ次は残りの田んぼの耕うんだ、とエンジンをかけようとしたらトラブル発生。トラブルメッセージは「バスオフエラー」。エンジンがかからない。

農機屋さんに連絡したところ、電子系統のトラブルらしい。マニュアルに沿って遠隔操作で対処してみたが、復旧ならず。農機屋さんが工場に持ち帰って直せればいいのだが、なんせエンジンがかからんわけだから動かすことすらできない。ということで、ロータリーをもう一台のトラクターに付け替えて作業を継続することもできない。

とりあえず邪魔にならんところにいてくれたのは幸い。

さらに一台小さなトラクターがあるので最悪のことにはならんとしても、猶予は長くて1週間。それを過ぎると次のゴボウの種まきができんのよな。

こういう時は「これ幸い」と他に急ぐ作業を進めるのが、精神的には良い。ちょうど採種圃場でのトラブルのため、農機屋さんから遠隔指示を受けてつつ、やり取りの間の時間を使って種採り用ニンジンの世話。整枝。強風を受けたらぐらつきそうなので午後からは支柱立てをすることに。

5/17 考えるのが楽しくて

今日も抜けるような青空の下で作業をがんがん・・・、と行きたいところだが、朝からジッとデスクワーク。同じデスクなら積極的に経営をよくするための思案をしたいものだが、今やっているのものはそんなものではなく、特に生産性のないこと。

脳みその中ではいつもクリエイティブなネタを考えがちだから、生産性のない一種事務的なことというのはついなおざりになって溜まってしまう。しかし経営にはそういうことはつきものだから、きちんとやっていかなければならない。

最近特にこの手のことが苦手になってきた。歳のせいとか忙しいからだとか理由をつけてはみるが、どうもそれだけではない。他に考えたいことが増えているということがある。特に土づくり周辺のこと。自然栽培を始めてもうすぐ4年になるけれど、以前だってそうだったのかもしれないが、この4年は少し質が変わってさらに輪をかけて考えることが楽しい。

土づくりに関しては有機肥料や堆肥をドカスカ入れてきたという大回りをしてしまったのだけれど、先人に比べると大したロスではない。私らは先人の失敗ネタを学び、活かす。そして次世代に伝える。「丸ちゃんはいいよな、俺の失敗をやらんでもいいから。」ではない。単純に新しい世代が得をするということ。それでいい。

先日の実践例から土づくりを再確認したとともに、自分なりに自然をみた視点も実践していきたい。などと書いているとまた猛烈に考えたくなってきた。いつもこんなんだから、車で事務所を出て反対方向に走ってしまうんだな。バカだね。

おとなしく、やることやろ。

5/16 代掻き開始

昨日から代掻き開始。大区画化圃場整備後2年目の田んぼ。高低均しを1年目にしこたまやったので、今年はまあまあ楽。ハローによる土引きでの高低均しは土をクチャクチャに練るのでどうかとは思うが仕方がない。感覚としては来年少し直せば、あとは均し作業が不要になりそう。

今年の田植えは5月中に終わらせたい。そう思って逆算しての代掻きだ。そう全ては苗の生長具合にかかっている。有機肥料使用苗はまあまあだが、やっぱ無肥料の方はイマイチ。でも遅くまでシルバー被せてた方は何とか行けそう。いろいろヒントは得ている。早く来年にならんかなあ、といういつもの愚痴。

代掻きは2~3時間で終わらせて、今度は猛烈に畑へ行きたいところだが、じっと耐えてデスクワーク。もういい加減にやらんとならんことがある。

5/15 ちゃんとやる

今回の旅で、お二人の自然栽培農家の実践例を聞いて思ったこと。

自然栽培のカギは、「あたたかく、やわらかく、水通りのいい土」を作ること。具体的な管理としては、「圃場由来の腐食を増やし、肥料分があるなら抜く。」ということだと、これまでに講習や実践例を何度も見聞きしてきたので、へえ、そんなんだ、くらいには分かってはいた。それでもしばらくの間は、半信半疑とまではいかないが私の中でいまいち消化できていないということがあった。しかし冬くらいから何かピンとくるところがあって、ああ、そうか、当たり前だよな、という感覚を最近抱いていたのだが、それがこのたびの実践例を聞いて再確認ということになった。

そんな中で痛烈に唸ったことがある。腐食を増やすことへの欲。欲と言えば語弊があるが、私には明らかに欠けていた。具体的には緑肥中心ということになるが、年に何回転もさせるし、畝間にも植える。このくらいやって初めて管理法の判断をする要素になり、経営という人間都合のものの中での評価にな得るのだろう。

昨日書いた「ちゃんとやる」ということ。何だそれは、と一蹴されかねないが、これはキーワードである。自然栽培とは、ちゃんとやれば難しくないことなのだろう。しかしこれが難しい。ちゃんとできないのには理由がたくさんあって、どうやれば、ちゃんとできるか。ここのところをトータルに検討する必要がある。

などと御託を並べたところで、簡単なのは、私が甘いということ。甘っちょろい。代々の農家とタメに渡り合いたいのなら、こんなことでは全然ダメ。ずいぶん苦労をしてきたつもりでも、甘い人間の苦労だから、結局甘っちょろい苦労に過ぎない。ああ、甘々、やんなっちゃうよ。

しかしながら、さあ見てろ。

5/14 学びと出会いの旅

岡山~鳥取を巡る3泊3日の旅は実に有意義なものとなった。

このたびは学びの旅でもある。初日には「食と暮らしのものさし作り講座」にて九州の自然栽培実践者2人の事例発表を聞く。以前からネットや機関誌などで拝見していた方たちだったが、いろいろ聞きたいことがあったので、この日に日程を合わせて旅を組んだのである。圧倒されるとともに、いくらかの自信も得ることができた。あとは「ちゃんとやる」ということ、なのだ。

最終日は、とある機関で、田んぼの土使用ポット苗無肥料育苗についての実践を伺う。これまでに悩みぬいただけあって、細かいニュアンスなども極めて合点がいく。全ての管理が結局のところ「温度」という一点に集約されているという見方をいただき、これまでの私なりの見識が覆された。今後の観察の視点に大いに取り入れたい。

と、学びの目的はしっかりとはたし、それ以外にも出会いの旅にもなった。勉強会の参加者との交流や、なか日に伺った難波邸。何度でも繰り返すが、栽培する農産物が美味いというだけで、多くの楽しい出会いがある。「あのゴボウの反田」と見られていることが実に心地よい。私の人間などは、私本人に言わせれば本当に情けなく、くだらない存在であるが、ゴボウをはじめとして、うちで育つ農産物のおかげでこれまでにどれだけ魅力的な人たちと出会えたことか。私は上を向く必要はない、ひたすら下を向いて信じる農産物の増産をするのだ!と帰りの車の運転席で、胸の内に何度も静かに吠えたことだ。

そして息子。我慢を強いる機会も多かったが、けなげに凌いでくれた。彼にとっては最大の懸念であった天気も、予報が覆って最高のものだったし、車での移動のネックも乗り越えて、それなりに楽しんでくれたようだ。

旅の最後は、三瓶西の原にて。

5/10 恒例にしたい旅行

調子に乗って作業をやり溜めできた一方で、デスクワークなどが山積み。だがここらで一休みして、今日から旅行に行ってくる。

農繁期ではあるが、タイミング作業があまりなくて、かつ、日々の出荷作業がないといえば、まとまって不在にできる時は一年でこの時期しかない。それがちょうど季節の良い頃というのは嬉しいし、連休明けでで世間が静かだというのもよい。

毎年恒例にしようと言っていたのはすでに3年前。作型のいろいろな試行錯誤のためにこの2年は叶わなかった。年々利口になってきているので、これからは恒例行事にできるかどうか。息子が小学校行くようになったらわずかに問題もある。平日を休まなければならないから。また次の子に恵まれるということもある。まあそれなら旅行よりも楽しいこと。

3年前は和歌山へ行ったけど、息子が車での遠出を嫌がるようになったのでこのたびは岡山~鳥取の旅。旅と言いつつ、勉強会や視察を兼ねてだから「学びの旅」。親が楽しいひと時は息子にはつまらない時間だから、家族みんなが楽しめるような工夫がいる。

窓の外はいつ以来かの恵みの雨。ゴボウが喜んでいると思えて心が和む。和みとともに、楽しい出発を控えての心の浮き立ち。こんなときになぜかふと、力のない私をこれまで支えてくださった多くの人たちへの感謝を思う。

5/9 9年ぶりの草刈り

朝から田津地区の草刈り。畑の中の草はトラクターで耕せるが、畑と畑の境界とか、農道との境界の草は定期的に刈ってやらなければ、「大ぐさ」になってしまっていろいろ厄介になる。

刈り始めてふと気が付いた。田津の草を自分であらたまって刈るのは9年ぶりだということを。

スタッフがいた頃は彼らの仕事だったし、いなくなってからは手が回らなくなってほとんど放っておいた。ときどき親父や従兄弟に頼んで刈ってもらう程度。去年は丸ちゃん。大ぐさにしているからここ数年は苦情が多い。

今年は丸ちゃんが2haくらい農地を持って行ってくれたので、負担が減って余裕ができた。晴れて9年ぶりの草刈り。つまり今の農業を始めた初年度だけなのね、自分で刈ったのは。

で、久しぶりの草刈りは正直、気持ちがいい。振り返ると自分の足跡がきれいになっている作業や、移動していく作業というのはやっていて気分がいいものだが、草刈りはこの両方を満たす。

また田んぼの草刈りとも違う。田んぼの草刈りというのは畦を守るという使命を背負ってやるし、それなりにやり方が決まっていて面白みがない。畑の場合は条件によって刈り方が千差万別。自走式と肩掛け式の2台を駆使して、ちょっとした遊び心でアート気分も。

などとのん気なことを言えるのも、気候がいいため。あの暑苦しい季節になるとただの苦行。田津の草。今夏はどういう管理をするかな。

5/8 近所の「千丈渓」へ

この時期の畑は実に気持ちがいい。暑くもなく寒くもなく、いつまでもくたびれず知らずで動くことができる。意外と大きいのが顔の周りにまとわりつく虫がいないこと。顔をちくちくされたら落ち着かんからね。

週末の我が家の連休を控えて、作業のやりダメは順調に進んでいる。トラクターもその後順調だし、2枚目の畑の春まきゴボウも稲の苗も今のところ調子がいいし、昨日はうちが管理をし切れずに困っている畑を代わりに耕作したいという話があったりで、気分のいいことが続く。で昨夜は減酒を破って少し飲み過ぎてしまった。といっても缶ビール1本に日本酒1.5合に、焼酎を0.5合くらいのものだが。

世間ではいつの間にか連休が終わって通常モードに戻っている。一応息子の保育所のあるなしで感覚は保たれているが、曜日の意識がかなりぼんやりしている今の生活をとても気に入っている。曜日なんてものより、天気の周期や作物の生長、管理の流れなどを意識して生きる方が断然楽しいと思う。

一昨日は、作業の合間に家族で近くの千丈渓へ。事務所から車でわずか5分。息子はスリルある遊歩道に大興奮。私らは穏やかに光る新緑を浴びてくつろいだ。昔は人の訪れも多かったのだろうが、レジャーの多様化の波に飲まれ、紅葉の季節ですら来る人が「ほぼいない」という穴場中の穴場。もしこれが首都圏あたりにあれば恐ろしい人手になりそうなものだ。千葉のあの養老渓谷があんなに賑わうのだから。

惜しむらくは、川の水が汚いということ。これだけの渓谷の上流に平気で街並みが存在するという中国山地特有の地形のなせるわざではあるが。

岩場に女房と腰かけ、携帯でぱちりと一枚。

5/7 オーバーヒートが解決

先日来の悩みの種だったトラクターのオーバーヒート問題。入院から戻ってきて今日初めて本格稼動してみると、1時間くらいたったときから冷却水がガバガバ漏れるではないか。こりゃ現行犯でないとわからんということで、農機屋さんに来てもらって目の前で実演会。すると部品の隙間から冷却水が漏れていて、それが巡り巡ってオーバーヒートを引き起こしていたことに行き着いた。

部品を交換すればいいんだが、もしかして、ということでちょっとマシ締めをしたら、止まった!一連の騒動はこうして落着。

アワメーターはもう3000時間に近いので、そろそろかという不安をずっと抱えている。そしてこの時期ということ。トラクターが1台離脱しただけで、1年を棒に振りかねない。最近ずっと憂鬱だったのだが、とりあえず解放された。

機械に頼る経営とはこういうものだ。初めから承知の上だし、エネルギー問題や持続可能社会のあり方の中での「生き方」を考え出すと、もう矛盾を感じずにはいられない。しかし、仕方のないという割り切りは今や十分できていて悩むことはない。

安心したところで、午後は前回から突然調子が悪くなった乗用管理機を使っての作業~そしてゴボウの播種だ。かかりにメンテナンスをしてみるつもりだが、これも古いしずいぶん使ってきたからね。決定的な不具合が見つかるかもしれない。播種の準備をすでにしてしまっているから、まずはとりあえず動いてくれるだけでいいんだが。

5/5 連休前にやりダメ

世間は連休だが、我が家の連休は今週末を予定している。

それまでに作業をやりダメしておきたい。幸い、やりダメが可能な作業がほとんどで、タイミング作業がほとんどない。今日はほぼ丸一日トラクターで水稲予定圃の耕うん、3.5ha。

18:20。まだ行くぞ。

5/2 育苗の一つの工夫

今年の稲の育苗で工夫している一つが、無肥料区のシルバーをすぐに剥がさない、ということ。無肥料区の苗床は2列あって、1列分は1週間前に剥がしたのだが、残った分はシルバーを中からパンパンに持ち上げている状態になったので、今日ようやく剥がしてみた。

確かに、丈は伸びている。いわゆる理想とされるずんぐりむっくりの姿とはかけ離れているが、この後の生長はどうなのだろうか。

この管理はすでに実践されている人にアドバイスされた。その他の条件を詳しく聞き出したわけではないので、果たして、単にこれだけの管理が有効かどうかというのは分からないけれど、あとは観察して自分の条件にあうかどうかを考えていくしかない。

ところで水稲でもゴボウでも思うけど、苗というのは一見不自然そうなことでも、それなりに手をかけてやらないとならないようだ。人間も同じか。いや人間の赤ちゃんが一番自然状態に対して弱いとも聞いた。

このたびの育苗でそれなりの結果が出れば、来年以降が楽になるんだけどなあ、と祈るような気持である。

5/1 最後の「5月1日」

5月1日といえば、下の原地区のポンプアップの用水が解禁の日。3年前までは、雑草対策として「代掻きは集落で一番早く、田植えは一番遅い。」という管理を実践していて、この日から代掻き開始。その他の農作業はすべてこの日に照準を合わせて済ませておいた。苗代をこの地区でやった2年間は、水路に水が流れてくるのを待ちかまえて入水。私の百姓精神の拠り所も畑より田んぼの方にあったため、この5月1日というのはある意味象徴的な日。「1年が始まる日」というようなものであっただろう。

ところが近年は早い代掻きをやめたし、私の意識も田んぼより畑に向き気味。特に5月1日がどうだということはなくなっていた。特に今年はこの地区ではお米でなく大豆をつくる計画。水は関係ないのだ。

そうはいっても、用水の水が水口から漏れ出しては大豆を作る上でこまる。昨日、水口をきっちりと閉めて回っておいた。

そして今朝、用もないのになんとなく下の原へ。あれあれ、何をしに向かっているのかね、などと言いながら、水路の水流を見て安心。意味もなく、なぜか気持ちが落ち着き、気持ちがしっかりする。結局5月1日を「体験」しに来たかったのらしい。

多いときに3haも借りて、今や1.5haになった農地を見て、少しだけ悲しくなった。この1.5haも今年が終われば返すことになるのだ。

返すのは、この地区から出ていきたいという私の都合。しかし農地自体に不満や恨みがあるわけはない。むしろここでこの10年間繰り広げてきた私なりのドラマや思い出があり、土に対する愛着もひとしお。それでもやむにやまれぬ事情がある。まさかここの農地を返す日が来るなどとは思いもよらなかった。

「10年目の有終の美を飾ろうかい!」と決意した5月1日になった。これまでうちを支えてくれた、この圃場に、土に、感謝を込めて。

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瓦根付 1個入り

販売価格(税込): 918 円

石州瓦をそのまま小さくした粋な根付。携帯ストラップや鍵につけたり、着物の帯につけたり。赤茶色といぶし銀、大切な人とペアでつけても渋くて素敵です。

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