はんだ牛蒡生産者 反田孝之さんブログ - 2014年11月の記事

11/30 至福の農業人生

うちの経営の主力である秋まきゴボウの作付け(トンネル設置)が終了した。来年7月の収穫へ向けてこれから管理をしていくことになる。目標収量12トン。決して無理でない数字。

昨夜は女房が準備をしてくれてささやかな打ち上げ。頂き物のボジョレを開けて乾杯。今年も何とかトンネルを終わらせたという充実感。もうどう表現していいかわからない。

その時々は苦行の連続だし、日々はロクでもないものだが、節目節目にこの上もない充実感や喜びが待っている。私の今の人生とはそういうものだ。10トンを超えるゴボウが、また多くの人に喜んで食べられていく(そしてそれは決して体を害さない)ことを考えるだけで、もう楽しくてならない。

先日、とある料理家さんからご自身の著書が数冊送られてきて、そこに「これまで出会った中で最高のゴボウだ」というお手紙が添えてあった。こういう賛辞を頂くたびに、田津の土地を想う。美味いゴボウを育ててくれているのは紛れもなく田津の土。あまりの広さに管理に日々疲れ果て今だ洪水との共存は道半ば。そしていつか来る築堤問題。この土地に農地に日の目を当てようと努力をしているが、その甲斐はあっているのだと言い聞かせる。そしてこれからも戦い続ける。それが私の役割。今は「戦っている」という言葉がピッタリ。私はどうもこういう生き方が好きらしい。

数日前、雨上がりの自宅の庭で焚き火。こんな庭や家のおかげで至福の時間。一人酒をくゆらせるのも、それを許してくれる女房のおかげ。保育所へ息子を迎えに行ってくれて、戻ってくるタイミングで焼き芋。「僕が5個食べる~」って6個しかないじゃん(笑)

これを書く日曜の早朝、今日は久しぶりに丸々一日家族で休日。息子が前々から私を連れて行きたかったという畳ヶ浦へ行こうと話している。お、起きてきた。ともう甘いものが食いたいと愚図りやがる・・。もうすぐ家族も増えるしさらに賑やかになる。

11/29 トンネルは今日終了予定

昨日はやっぱり風が出た。予定通りあとはビニールを被せるだけのところまでやっておいた。ただし途中1時間ほどなぜかパタリと風がやんだ隙を見て、1棟は完成させた。ので残りは3棟。予定では今日の夕方には終わらせて、11月中に設置を終わらせる目標は達成。パンパカパン。

トンネルは毎年増棟して昨年は31棟だったが、今年始めて減らし、しかも大幅に減らし24棟にした。昨年並みであれば、まだ残りが7棟あるということだが、今の私から見ると気が遠くなる。他の作業を多く抱えているからに他ならないが、今後はトータルに考えて、「当面は」この程度の棟数にとどめるつもりでいる。

こういうことも含めて、今後の経営の方向というものを機会あるごとに閃くたびに詰めるようにしているが、いろんな選択肢があるんよね。柱はあくまで作物生産。いつの時代にもぶり返す6次産業化とか、新しいところでは機能性作物とかなどの、業界や国策の思惑全開で20、30年後には明らかに廃れているようなものには深く関わらずに行きたい。

トンネル設置作業は、楽でなくて、面白くなくて、単純で、そのくせ職人性が高いという作業。今回はおかげでまた瞑想の機会になった。

11/28 風が出るんだってよ

昨日は元気に暗闇の中で4棟を完成させ、「明日終わるな~」と充実感に包まれ帰ってきて、PCで天気予報見てビックリ。風が強いらしい。これではビニールが張れない。ダメじゃん!

これを書く早朝4時台、予報もそうだし天気図を見る限りでも今日の終了はどうも無理。終わったら打ち上げをしようと女房と話していたので残念だが、どう収めるべきか、さっきからずっと考えている。

今のところの有力案は、今日は播種~支柱立てまでやっておいて明日以降でビニール被覆できるタイミングを狙う、というもの。しかし播種後の畝を雨にさらしてしまうのが極めて気に入らない。また田津の畑を徘徊しながらで遊びまわっているイノシシの被害を受けないかという心配。私の勘では明日の夕方か明後日には無風になり決着がつきそうな感じなので、それに対し電気柵を張るのも気分的に乗らない。支柱を立てれば警戒して1~2日は寄り付かないかもという気もしているのでなおさらやる気にはなれない。

いっそのことすべてを、比較的安定すると思われる日曜日にかけるというのもありだが、この日も夕方には風が出そうで、その後の天気からしてそうなったらもう無事に収めることができそうにない。

こりゃ「有力案」で決定だな。冬の除草を頑張ればすむことではある(それが辛いんだが)。使いまわしのビニールが古いという不安要素もあるが、砂地なのでゴボウの生育には問題はないんじゃないか。こういう微妙な加減もいろいろあるんよ。

月曜に2棟じゃなくて4棟やれてれば上手く収まっただろうけどね。まあ体があの状態じゃ仕方がない。タッチの差で救われることもあれば落とされることもある。すんなりと諦めがつくから、最善を尽くしておくというのはいい。

11/27 トンネルは今日明日で終わらせたい

トンネル残り8棟。丸2日で終わる。まだ体調も本調子でないし、畑の土が思った以上に湿っていて、後々の管理のことを考えたら1日延期がいいのだが、今日明日の天気を逃がしたら当分畑に入れなくなりそうな今後の天気だから、「少しの無理なら仕方がない」と朝から進めている。

今、早めの昼休み。まだ腹が減ってないし、もう少しやってから休憩したかったところだが、少しでも土を乾かすために作業を後送りした。お、ようやく陽が出てきたか。畝面を熊手で割っているので、これで種まき可能なくらいには乾いてくれるだろう。

トンネルを何とか終わらせて、早くサトイモを掘り上げてしまいたい。来週は低温の予報。ついに冬が来る。焦る。

11/26 トレンチャー適期掛けの誓い

昨日の写真は、メクラ除草後で種まき直前の畝だが、かなり大きな土塊がゴロゴロ転がっている。メクラ除草で埋もれた土塊を熊手が掻き揚げたためではあるが、転がっていることが問題なのではなくて、ゴロゴロした土塊があること自体がマズイ。

これでは恒例の草取りマラソンが思いやられるのだ。「削っ太郎」という道具を使って削るわけだが、こんなにゴロゴロしていては上手く削るのに時間がかかる。2~3割増しにはなる。200時間だと、40~60時間増しだ。今からつくづく憂鬱でならない。

こうなったのは、トレンチャー掛けのときの畑の水分状況が悪かったため。もっと土が乾いたときにやるべきで、わかっちゃいたけど、そのときにはすでに時期が押していたので仕方がなかったのだ。来年からは必ず10月中からトレンチャー掛けのタイミングを狙う!という誓い。まあ毎年誓ってるんだけどね。

ちなみに、砂地圃場では土が湿っているときが掛け時。な、面倒だろ。

誓いが守れなかったこのたびの理由を挙げると、
 1.50馬力トラクターの故障で春先の春まきゴボウの播種が遅れ、そのまま収穫も遅れたため。
 2.大麦の適期播種にこだわったため。
 3.サトイモに本気になったため。
 4.土作りのための緑肥播種を妥協しなかったため。
 5.10月後半に講演などの作業と関係のない用事をいれたため。

とまあ、こんなところか。ほとんどは仕方のないことだから、つまり来年以降もこれを繰り返す可能性があるということ。

10月というのはこれまでは少し時間的ゆとりができる月でもあったが、大麦を継続することにしたし、サトイモは柱にしていくつもりだし、今後は10月は忙しい月という認識でやっていかんとね。

さてさて、どこを改善していくべきか。

11/25 近況

トンネル16棟を終え、今日は雨。念願の休日。ちょっとハードワークが過ぎた。体調がおかしい。少し重い動きをすると胸の中心が鼓動しめまいがする。朝一番で設置中のトンネル周囲の排水対策に回ったが、鍬を5回くらい振るうだけで立ち休みを強いられる。こりゃ重症だ。近くの温泉にでも行ってのんびりしようかと考えていたが、湯船に入ることに負担感がある。仕方がないので事務所から自宅に戻って休んでいる。

最近の様子。といっても写真をあんまり撮っていないので大したもんがないけどね。

秋まきゴボウのトンネル設置中。支柱を立て終わったところ。奥に小さく写っているのは女房。左奥の機械は大豆の土寄せに使う乗用管理機。支柱立てにも活躍。手前の赤い機械は、稲の除草に使う乗用管理機。ゴボウ播種前のメクラ除草に活躍。

大豆の収穫も3日前から始まっている。こちらは「やさか共同農場」さんへ委託。本命の今田地区が昨日終わったところ。米も大豆もなくなって、この寂しさになんとも言えずホッとする。そういうもの。

失敗が一つあって、この写真。秋まきゴボウの畝での失敗。憂鬱で憂鬱でならない失敗。

説明は次回に。

11/24 2棟だけでも・・・

深夜3時台。目が覚めてしまった。

トンネル設置は順調に進んで、昨日でまずは目標の14棟が完成。さらに今日も天気が持ちそうなので、4棟追加!と行きたいところだが、体力が限界。しかし2棟だけでもやることにした。早朝1時間半で準備をして、14時から開始、保育所が祭日なので女房に代わって15時から親父が来てくれるという予定。

体、相当参ってるよ。

11/22 今日明日が山

連日の早朝書き。

昨日はトンネル4棟を無事に終わらせた。今日明日は無風の時間を確保出来そうだし、女房が参戦する時間帯は保育所が休みの息子をお袋が預かってくれることになったので、まず8棟はいけそうである。

この8棟は少し土が粘く、ここさえやり終えれば残りは10棟でその圃場は砂地が強く、週明けの雨の後でもすんなり畑に入れると思われる。今月中には間違いなく終わりそうで安堵感が半端でない。

ただ体力がかなり厳しい。昨日も暗闇でヘッドランプつけながら最後はもう歩けない・・となった。帰って酒が飲みたくて頑張って歩くんだけど(笑)。

で今日は圃場が変わるから、機械3台と資材の回送がある。また土嚢袋やビニールの追加運搬もある。畝立てが上手く出来なかった箇所の手直しも必要。かなりタイト。大丈夫だろうか。

もうすぐ6時。出るぞ。早めに始めて、動きをゆっくりでやろう。

11/21 トンネルの覚え書きと改善点

昨日から、今最大の焦り、トンネルの設置開始。まずは2棟。

以下、覚え書き風に記す。

基本はトンネル4棟がワンセットで、
  めくら除草 0.5時間
  播種 1.0時間
  支柱立て 2時間(×2人)
  ビニール被覆 0.5時間(×2人)
  ビニール裾押さえ 1.5時間
  マイカ線張り 1.0時間
2人というのは女房の応援。合計で私が6.5時間、女房が2.5時間かかることになる。

この一連の作業はできれば夜をまたぎたくない。夜露が大量に降るとか野生動物に荒らされるとかの被害がある。だから4棟をワンセットにして本線の私が6.5時間で収まるようにした。作業可能時間を現実的に7時から19時としても、これなら余裕がある。かつては6棟ワンセットでやっていたこともあったが、水分状態がベストの時間帯にできなかったり、風を受けるリスクが大きかったり、体への負担も大きかったり、他の用事やトラブルが入ったときに対応ができなかったりで変えたのだ。4棟おきにトンネルの間隔を少し広げて、ビニールの裾押さえの効率を上げる工夫もした。種もシーダーテープを浸水して使うので1巻当たりを3棟分から2棟分に調整しなおしてもらった。

圃場ごとのトンネル棟数も2の倍数に固定することにした。空きがあっても無視。今回の圃場は6棟なので、昨日が2棟で今日は4棟の予定。他の作業や、機械の圃場間回送の時間も確保しなければならないから、時々2棟の日が必要。昨日は急いでいるサトイモの収穫をかませた。

天気予報を見る限り、理想は、今日から月曜までにさらに14棟を建てたい。「風」次第。次に息子の機嫌、女房の時間的都合、の順。

と言いたいところだが、本当は2番目くらいに私の体調がある。かなりへばってきていて、畑の柔らかいところを歩くのが辛い。疲れすぎていて夜の眠りも浅くなってきた。

11/19 当面、あらゆる来客をお断りしています。

雨が降るかどうかだけでなく、晴れるのか、最低気温はどうなのか、風は吹くのか、などと細かい条件にピリピリする時期が来た。この時期は冬の到来との競争。畑作農家は忙しい。

トップページからも案内しているように、今はあらゆる用事や来客を断らせてもらっている。30分だけ、と言われることもあったが、遠慮させてもらっている。その30分のせいで大損害を被る可能性もある。ここのところがなかなか理解してもらえない。

例えば3時間でワンセットの作業があるとする。その作業は途中で中断して日をまたぐことができない。また風が吹いたらできない。雨が降ってもできない。こんな作業の途中で仮に15分休憩したとして、2時間45分立ったときに風が吹いてきた。待っていたら風はやんだが今度は強い雨が降ってきた。その結果、これまでの作業が全部パアになることもある。この2時間45分だけでなく、その前日までの作業もパアになることもある。・・・ああ、15分の休憩を取らねばよかった、という最悪の後悔になる。

これは一例。こんな性質の作業ばかりだ、この時期は。30分の予定を入れたせいで1週間種まきが遅れるということもありうる。冬へ向かっていくときの1週間の遅れは、積算温度で考えると致命傷になる。

現代文明をある程度排除して農的暮らしをすれば、こういうタイミング事情は身をもって理解できる。そうでない人が多いのはあまりに自然と無関係な生活を取り入れているから。だからこの手の説明は何度してもしすぎることはない。まあ、みんな興味ないんだけどね。

11/18 胃癌がようやく治ったか

人にも話していたが、先月初めくらいからずっと胃癌だった。が、どうやら治ったようである。

もちろん検査を受けたわけではない。でも感覚で分かる。子供の頃から内臓が弱っていて、私は胃カメラを飲む達人である。ここ10数年はご無沙汰だが、これまでに30回は飲んでいる。えっへん!もちろん胃癌の経験はないが、今回は、ああこれが胃癌かなあ、という気がしたことだ。

でも絶対検査は受けたくない。受けて「胃癌です。切りますか?」などと言われたらストレスが大きくてそれだけで治るものも治らなくなってしまうし、意志の弱い私では脅されてビビって切ってしまうのは明白である。

大概の病気は空腹にしていれば治るらしい。自然栽培農家としてこのことはツボである。自然界にはその場内のみで調和しようとする性質がある。腹を空かせていれば治るというのは、「科学主義的」な考え方からするとナンセンスのようだが、「科学的」な考え方からは明らかに正しい。

ということで、腹が本当に減ったら食う、ということを徹底していた。まあ体を動かす日々なのでよく腹が減ってくれる。ほとんどの場合は朝飯を抜くだけで済んだ。しかし食事の後は決まって腹が張るような気がして今一つ飯が美味くない。それで小食に。ああ、そうそう、晩げの晩酌は別よ。胃癌だろうと何だろうと、酒を飲まずに生きていられるわけがない。

胃癌になった原因はたぶんコーヒーの飲み過ぎだろうと思われる。もともとコーヒーは大嫌いだったのだが、3年前に浜田の「ナマケモノ珈琲」でコーヒーの美味さを知った。それからボチボチ飲むようになったが、9月頃は毎日最低1杯は飲んだ。そのうち飲んだ後に口の中の後味が悪くなってきて、これは飲むのをやめた方がいいと思いつつ、つい習慣なのか麻薬性なのか飲み続けてしまった。チョコをにわかに食い過ぎて初期の胃癌と診断され切ったという知り合いがいるので、私の場合はきっとこのコーヒーだと思っている。

日々、学びよ。

11/17 もうすぐトンネル設置が可能に

土、日と、とても書く暇がなかった。おかげで秋まきゴボウの作付け準備が着々と進み、畝立てまでが今日の雨までになんとか間に合った。これが間に合わなかったら行程が4~5日は遅れてしまって、ぞっとするくらい恐ろしいことになっていただろう。こんなギリギリのことをしてちゃあいかんね。あとは支柱を2000本、土嚢袋を50袋、機械3台を回送すれば、天気予報からすると20日木曜くらいから播種~トンネル設置が開始できるかどうか。すべては土の乾き具合で決まる。

途中のトレンチャー掛けで、ある圃場では掛ける筋に大量の桑の落葉。こんな生葉を地下深くに埋め込んでしまうなんてとんでもないので、葉を手でひたすら拾っては新たに葉が落ちる前にトレンチャーの繰り返し。3時間の作業のうち、トレンチャーがけは1時間で落ち葉拾いが2時間。ここで2時間のロスは気が気ではなかった。

また一部のほ場では元肥を振った。砂地が強くて自然栽培はまだ無理とふんでいるところ。散布量をさらに昨年の半分に減らしてみた。条長1840mに対し有機ボカシを100キロ。わずかではあるが準備を含めると1時間半。「もしかすると施肥しなくてもいいかなあ・・」という気がしないでもない中での時間の消費。ここでも気が気でなかった。

しかしあとは順調に進んだので、ついでに残っていた緑肥の播種70aも済ませることができた。最後はライトをつけながら。トンネルを急いでいる中で、金にならないどころか時間と経費をまともに食らう作業は正直しびれるが、土作りというのはやれるときに貪欲にやる、と常に自らに言い聞かせている。努めて言い聞かせないとなかなかできない作業であはある。

それにしてもこの午前中はかなり降りやがった。今日明日の降雨量次第で明後日からの段取りが決まる。トンネルが終わるまでは小さなことで一喜一憂の連続である。

11/14 小学生の農場見学

午前中に、市内の小学校3年生15人が畑へ来てくれた。風が冷たく時折小雨がぱらつく中、みんな元気元気。

締めはいつものネタ。野菜は子孫を残そうとして生きてきた。それを許さず人間が食べてしまう。その代わりに人間の命にあてる。だから「いただきます」。

さて、今月はこれにて一切の用事はなし。ひたすら下を向いて進めるのみ。

あっ、あった、明日は保育所の生活発表会だった。う~ん、顔を出してていいのかどうか。天気からは日曜中にゴボウの畝立てまで終わらせたいんだが。

11/13 ひたすらサトイモの思案

くそ~、雨がかなり降りゃあがって秋まきゴボウの準備が進まんよ・・。

で、昨日の午後から今日の午前はサトイモの調整作業を。何とか経営にしたい、の一心で工夫を重ねている。機械に1個ずつ放り込んでいくだけのことだが、センスのない人にはこれ以上言っても分からんし、センスのある人には何が言いたいかわかるだろう。能率とか、調整作業を通した品質管理とか、いろいろ工夫の必要があるのだよ。

今年は私がやっているが、そのうち人に任せたい。そのための視点は大きく2つ。

ある程度マニュアル化できる方法を考えること。でないと誰にでも出来んから。完全にマニュアル化は無理。だからあまりに勘が悪い人向けには想定していない。

もう一つは負担感がなるべく少ない方法を考えること。いくら能率が良くて、品質管理も上手くできるからといっても、体力的精神的負担感が大きいのはだめ。誰だって嫌だし、俺も嫌だよ。でもサトイモって重いねえ。ま、ゴボウもか。これが負担に感じるならできないけどね。

販売方法や時期からも、収穫~調整作業の方法は変わってくる。低温で大量に腐らせたトラウマもあるし。そこまで含めて運用可能な流れを作りたいのよ。結構、マジよ。ゴボウだってこうやって作ってきた。

さて午後からはゴボウの準備だ。トレンチャーを掛けるべし。砂地の強い圃場なら掛けれそう。これは神経ピリピリの作業。気持ちを立て直して向かうべし。

11/12 男女の差と農作業

昨日は愚痴を書いたが、次回からは改善策を考えている。微妙な役割分担を作ろうと。さてどうなるか。

農作業には「能率がすべて」というものが多い。スピードが少し遅くても「程度」が問われる仕事であれば、遅いけど丁寧とか確実とかという評価のしようもある。

例えば「レジ打ち」。少しくらい遅くたってお店の売り上げが減るわけではないので、確実だとか愛想がいいとかで勝負できる。が、サトイモをもぐだけなら早さだけが評価の指標になる。早さが2倍違うなら、時給だって2倍変わるべき。もちろん最低賃金の壁があるのでそういうわけにはいかないので、しびれながらお金を払うか、初めから雇えないということ。

農業をやっていると男女の差というものを実感する。男は力はあるけれど、ルーティンワークがだめ。だから男に収穫や草取りなどの作業をさせらるとだめ。能率がさっぱり上がらない。そしてなぜか男は口を動かすと手が止まる。おしゃべり厳禁!とやるつもりもないので、手が平気で30秒とか止まる。その間にサトイモなら2株はばらすし、ニンジンなら10本は処理できる。1時間も作業をすると凄い差になる。

男でもこの辺がきちんとできる人がいる。そういう人はこれまでにどこかで鍛えている。女は大体誰でも初っ端からまずまずのことが出来るが、男にはビックリするのが少なくない。女は初めから人間だが、男は鍛えてようやく最低限の人間に成れるということか。「男の子なんだからしっかりしなさい!」と叱るのはそういう意味で一理ある。

男はルーティンワークに「向いていない」という言い方があるが、私は「劣っている」のだと考えている。劣っていることを認めずに、腕力があるとか瞬発力があるとか、ひどいのは頭がいいという勘違いをしてごまかしている。勘違いをしたまま生きていくから自分の理想と現実が乖離したまま歳を重ねることになる。

だから男は修業をした方がいい。修業をしてまずは「人間」になること。夢を語るのはそれからでいい。

11/11 サトイモ収穫の流れができたか

サトイモの収穫作業で、これという流れができてきた。

7:30に畑へ出てマルチ剥ぎ、トラクターによる掘り上げ開始。

8:00にいつもゴボウの収穫をお願いしている3人の方々が合流し、掘り上げた芋株をバラバラに。私は掘り上げたり、マルチをはがしたり、来年の種芋をピックアップしたり、コンテナを補充したりしながら、一緒にバラし作業を。

10:00までやって解散。私はマルチを巻き取ったり選抜した種芋を運んだりして、バラした芋は夕方まで放置。

17:30に私が回収、出荷場へ運搬。トラックに新たなコンテナを積んで18:10頃終了。

以上で私が4時間くらい。皆さんが合わせて6時間。ワンサイクルがトータル10時間で荒重量で250キロくらい掘り上げることができる。

芋がもう少しバラし安ければもっと重量が増えるだろうけどね。部分的に土がネバくて芋に食い込んで難儀をするところがあるのだ。特におばさんたちには辛い。

あともう一つ、おばさんたちは早いのだがもう一人の男の人が。芋をバラすよりも芋を地面に叩きつけることが目的になってしまっている。手でぽろっともげば済むところを、何度も何度も地面に叩きつけてばかりで一向にはかどらない。こうやってもいで下さい、って言うんだけど直さんのね。元気だし力もあるのでバリバリもいでもらいたいんだけど、見てておばさんたちの3割くらいの能率。8割とかならもういいけど、3割よ。しびれる~。しっかりやってくれれば300キロはいけると思うんだけどね。何とかならんかなあって思うんだが、本人はいたってまじめなので難しんよな。

ド過疎のド田舎って、大変よ。

11/10 サトイモを形にしたい

サトイモを掘り始めて2日が過ぎた。ここ最近はサトイモのことばかり考えている。味は、いい。あとはこれをどう経営に乗せるかということ。

販売はうちの現状という各論の中で考えることだが、短期的視点と中長期的視点が入り乱れる。車を運転していても暗算ばかりしている。

しかしあまりサトイモにかまっているわけには行かない。今は本当は秋まきゴボウの作付けに全霊を傾けなければならない。あ~あ、深い眠りに落ちて目が覚めたら12月で、全部終わってた!ということにならんかね。これからというのに、ちょっとくたびれモードぜよ。

11/8 サトイモ収穫開始

今日からサトイモ収穫開始。洪水との共存にはこの作物が不可欠かなと思っている次第。今後のことを考えて収穫~調整までの効率のいい流れを連日考えてきた。わずか15aばかりであるが、他の作業が目白押しの中ではかなりのボリューム。しばらくやってみて、さてどうなるか。

今一番焦っているのは、秋まきゴボウの準備が何も進んでいないこと。今はタダの更地の状態。

流れは、深めの耕うん→位置出し→轍つけ→トレンチャーがけ→位置の計測→畝立て→位置出し→熊手がけ→播種→トンネル支柱立て→ビニール被覆→裾押さえ→マイカ線止め。

11月以内に24棟を完成させることが至上命題。お天気次第ではあるが、昨年より2割くらい減らしたし、何とかするのだ。

11/7 市の職員さんは大変だ

昨日の午後は県大生らの現地調査を受け入れた後、「江津市有機農業推進協議会」の設立総会に遅れて出席。半分以上終わっていたので一番いいタイミング(笑)。

それにしてもいつも思っているが、市の職員さんは大変だ。先日説明会のあった「農地中間管理機構」の説明会でももう何度目か分からないくらいに改めて思ったことだ。あちこちの行政の怠慢ネタは何かと耳にするが、あれ聞くと不思議な気持ちがするんだよね。沈み行く地域の雰囲気のなせる業か、優れた個人の力技か、当地ではいろいろありがたいことである。

行政に対しありがたいなどというと、決まって補助金もらったか、とか便宜を図ってもらったか的な目で見られることが多いけれど、そりゃあ小さなことで便宜はないとは言わんけど、今の農業を始めたときにもう十分すぎるくらい補助金や便宜があったわけで、今はそういうものを積極的には当てにしないとうスタンスでやる段階だから、そうではなくてこれでまた当時のうちのように浮かばれる人や流れが出きてきて、面白い繋がりができるかなあという期待である。

もちろん突っ込みどころはある。でもそれは多数を相手に想定されているので仕方がない。線引きしたり拾い上げたりってそういうこと。大まかなところで方向が間違ってなければいいではないか。

「皆さん体調管理に気をつけてやられてください。」と先日数人の場で言って、お前が言うな的に笑われたが、いや、ほんと。

スピード違反とか個人的な失態でもペナルティがあって、そんなところでも公務員さんは大変だ。人間ってそんな強いもんじゃない、もうちょっと大目に見てもいいんじゃないの、といつも思ってしまう。こんなんならいくら給料がよくて安定してたって俺は絶対やりたくないよ(笑)、というか性格的に無理か。学生時代の造園の親父と出会ってなければやってたかもね。

11/6 慰労会に呼ばれて

昨夜は、とある団体の慰労会にお招きいただいた。大変恐縮なことであった。

総勢13名。関係者でないのは私だけなので、始めはどうなることかと少し心配もしたが、幕が開けたら皆さんの知的でリズムのある面白い掛け合いで終始笑いっぱなし。私にもずいぶん気を使っていただいて、あっというまに実に自然で楽しい時間が流れた。

みんなできるなあ。できる人を集めている組織ってこういう雰囲気なんだろうねえ。こういう人たちが農業とかの生産の現場に向かったら世の中面白くなるだろうなあ。まあそんなことが大勢としてあり得ないのがこの世なんだけどね・・・。などと考えたりしていた。

私に言わせれば、農業ほど楽しい世界はない。現代人受けしない地味さなどの短所を補って余りある楽しさが、農業人生にはあると思っている。「もっと才能が揮える分野があるだろうに」などと周囲から目される人が、とりわけ地味でいくらかは辛い長い準備期間(修業)を経てでも農業に挑戦しよう!と、傍から思ってもらえるような経営と生き方を私はしたい、と決意を新たにしたところ。

ってまずは今日これから現地見学にやってくる県大生らにそういう波を伝えられるか。収穫中のゴボウの収量があまりにも悪く気持ちがめちゃめちゃ落ちているから。

11/5 お米の食味が良くて

午前中に嬉しい電話。

うちの今年のお米は白く濁った粒が多くて、いわゆる見かけの検査でのランクは低いのだが、食味を計ってみたらかなり高い数値らしいのだ。

食味を計るって、食味計という機械を使って味に関わる成分を数値化するだけのことで、人間の五感とは関係ないものだから普段はあんまり興味がないのだが、こういう事情のときは数値が高いって言われれば純粋に嬉しいもの。

また、以前にかなり経営的にも精神的にも落ち込んだ事情と絡んでいるため、それが違う方向に向かったことも嬉しいこと。世の中は既成の決まりごとよりも、それがあまりに不思議なものであれば、より本質的な物差しで動いて行って欲しいと思うから。

それにしても、こういうことがあるたびに、改めて自分がいろいろな人に助けてもらているのだということを思い知る。このたび私の知らないところでも、気を使っていただき骨を折っていただいた人たち関係者たちに感謝。感謝、感謝。

11/4 84圃場の顛末

今日から春まきゴボウの2枚目の圃場(圃場名:84)で収穫。

地上部の悪さからある程度は覚悟していたのだが、掘り進むにつれ事態の重さが明らかに。今までで一番悪いんじゃないかという状況。もう収穫やめて潰してもいいんじゃないかというくらい。反当で200キロはないんじゃないか。

この圃場は最後に肥料を振ったのが2009年。その後、大豆やライ麦、エン麦を作付けしてきたが、冬場に日当たりが悪いということと圃場の長辺が43mしかないということから、つい作付け頻度が低くなっていた。丸1年遊ばして草を生やしてしまった年もある。

そのくせ、2009年以前にかなりの肥料を入れている。つまりこの数年、肥料を抜くという行為を真剣にやってこなかったのだ。このたびのゴボウの作付けにも躊躇はあったのだが、他に圃場がなかったことと、5年ぶりなので何とかなるんじゃないかという期待もあった。でもやっぱダメだということ。ちゃんとやらんと。

それにしても、本葉が2~3枚のときまでは惚れ惚れするくらいの姿だったんだが。こうなるとは思いもしなんだ。自然栽培を知ってからはこういう失敗は減ってきてはいるが、時間がかかるんだから徐々に上げていくしかない。ジッとやるしかない。

11/3 11月繁忙期に突入

いよいよ11月になった。この月は秋蒔きごぼうの播種~トンネル設置の作業という、年間を通じての最大のミッションがある。うちの経営を支える最大の作型だし、この時期が終わると体力、気力、集中力を消耗して決まって体を壊すという、私にとっては重く覚悟のいる月である。

もちろんこれだけをやっていればいいのならどうにかなるが、同時に大麦の播種、春まきゴボウの収穫、サトイモの収穫が重なることになる。今年は大麦は終わらせたが、春まきゴボウの収穫がまだ折り返しにも行かない。サトイモは仕方なく例年12月に入ってから掘る羽目になっているが、品質に影響が出てしまっている。

もう一方の極の6月繁忙期の改善は着々と進んでいるが、この11月繁忙期はまだまだだ。ついに今年は年々増やしてきたトンネル棟数を2割減らすという、工夫ではなく縮小という手段をとることにしてしまった。

根負けした、といえばそうなる。しかしどの道これでは根本的に改善はしない。ここ数日はサトイモの収穫~調整~出荷体系をどうしようかと連日悩んでいるが、これらと合わせてトータルで経営を練り直す必要がある。

とりあえず「窮すれば通ず」に期待しながら今後の様々な方向を考えたいが、今の作型を維持するのは諸事情から今年がリミットと考えていて、ある程度の及第点の見通しが立たないなら、来年以降は一時後退を受け入れようかとも考えている。そうなれば、長い目で見たときにはただの一進一退ということに過ぎないが、どうも気分が乗らない。

11/2 雨前の駆け込み作業

雨の降る週末。先週はよく動いて諸作業が滑り込みセーフ。

ほぼ毎日やっている春まきゴボウの収穫。形状はいいが、害虫の被害と、何と言っても細い!この畑は追肥をやろうやろうと思いつつずるずるとできなかった、最後の施肥から6年目が立った畑。まだ自然栽培には早すぎるね。水はけが異様にいい畑なので雨の後は耕うんして即、ライ麦の播種予定。

めちゃめちゃ慌てたのが大麦1.2haの播種。雨が降ってからでは今度いつ蒔けるかわからん。大麦の適期播種は最重要ミッション。蒔き終ると同時に降って来た。本当は播種後の晴天1日確保のためもう1日早く蒔けば理想だったんだが仕方がない。

大麦のあとはすぐさま苗代にトラクターを回送して耕うん。これこそ一雨来ると今度いつ入れるかわからん。小雨の中なんとか間に合う。これも本当は1ヶ月前にはやっておきたかったんだが。来年の稲の苗が少し不安。

他には、、、 大麦の播種の前に、エン麦の播種1.6ha。 合間をみて、人参の母本選抜と遅れに遅れていた間引きがようやく終了。 秋蒔きゴボウの準備もようやく開始、まずはプレ深耕から。 これまた遅れているサトイモの収穫準備、まずは収穫機を装着・回送。

と大雑把に大きなところでは。あとは細かいことをゴチャゴチャと。

いつも私のことしか書かんけど、出荷やゴボウの調整作業は連日女房とパートのおばちゃんが。ちょうど今時分は田んぼのあぜ草刈を従兄弟が。

今日、日曜は家族で遊んで、明日からはついに、毎年恒例の、あの、重苦しい、胃の痛い、11月繁忙期に突入である。

11/1 「自然農業研修会」のお知らせ

10月27日から続けてきたネタはこれで終了。最後に研修会のお知らせ。

12月20日(土)14:00から、松江テルサにて「自然農業研修会」がある。 メインで、(公財)自然農法国際研究開発センターの石綿薫氏が講演。 その後、実践偏として「食える自然農業までの道のり」と題して私が。

定員60名、懇親会20名なので申し込みはお早めに。

私のテーマ名は運営側が考えたもので、一見して、ん?と思ったがストレートで面白いと思ったので承諾。「食える」という言葉は大好きだし、「自然農業」というあやふやな呼び名もいい。

自然農業で食っていくことは実は簡単。少しずつ長い時間をかけて展開して行くのであれば、(すでに農業経営を長年実践している人なら)100%できる。今の経営を壊さない程度で進めて行けばいいから。上手くいかないのは全面積とか短期とかでやろうとするからだ。桜散る、が好きな日本人かな。

新規で始めようとしている人は別。自然うんぬんというより、他の経営的諸問題の方が大きいから。

その新規で始めてこの10年をどう作ってきて今の「現実」があるのか、そして今後経営をどう作っていきたいのか。「対症」と「根本」を念頭に、脱線という悪い癖を封印して(笑)語ってみたい。

ちなみに石綿氏は大学の同級生。俺らも年をとったね。

一応申し込み先を
 『お申し込み方法
  メール notsu@ecov.jp
  電話 090-2005-4514(野津)
      090-8606-0202(多久和)
  Facebook 12 月 20 日のイベント欄よりお申し込みください。』

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販売価格(税込): 3,240 円

イベントで2000個売れた大人気の蒲鉾屋さんの魚コロッケ!贈り物にお弁当やおつまみに子供から大人までリピート多数の人気商品です!

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職人が1枚1枚手作りするミニ瓦。和菓子の受け皿や、お香をおいたり、アロマキャンドルをおいたり、ジュエリーをおいたりと用途は様々。お部屋のアクセントにもなります。

瓦箸置(唐草) 5個セット

販売価格(税込): 3,240 円

島根県石見地方にある江津市で製造が盛んな石州瓦。この瓦をそのままミニチュアサイズにした箸置きです。

瓦根付 1個入り

販売価格(税込): 918 円

石州瓦をそのまま小さくした粋な根付。携帯ストラップや鍵につけたり、着物の帯につけたり。赤茶色といぶし銀、大切な人とペアでつけても渋くて素敵です。

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