年末年始の出荷について

はんだ牛蒡生産者 反田孝之さんブログ - 2015年1月の記事

1/27 リスクへの考え方

経営でもなんでもそうだが、何かをするときにリスクがある場合に、その行為をするかどうかを、「リスクが起こる確率」×「被害の程度」で考え、そしてその行為から得られるものと天秤にかけて考えることになる。このことは、こんな変な掛け算の式を出すまでもなく、誰もが無意識に考えていることである。

例えばリスクが起こる可能性が50%と高くても、それによって起こる被害が微々たるものであれば平気。ラーメンを食うと最近下痢をすることが多いなあという人にとって、下痢の程度が大したことがないのであれば、ラーメンを食っているときは幸せだし、ラーメンを食うことは選択肢の一つとしてあり得る。

しかし、リスクが起きる可能性が1%だったとしても、それによって引き起こされる被害が甚大な場合はその行為を躊躇するものである。ラーメンを食うと、100回に1回くらいはアレルギーが出て死ぬ思いをすることがある、という人は、ラーメンを食うことは幸せでも、ラーメンを食うことを我慢をするかもしれない。

かもしれない、と書いたが、ここのところは人によって違うからである。100回に1回で我慢するのか、100回に5回なら我慢するのか、考え方が違う。また日常生活でのことは一々データを取るわけではないので、リスクの確率が実際に100回に1回なのか10回に1回なのかを、本人が正確に把握しているわけではない。だから上記のことはきわめて大雑把な「直感」の世界だ。だから時として厄介なのである。

何かと上手くやっている人に共通することに、このリスク管理が上手いということがあると思っている。一見スルーしてもいいと思えるリスクに対して、今一度リスクの確率とそれがもたらす被害の程度に想像力を働かせる。思い直したなら、その行為に対し、(意地を張らない)見直しや、(取るに足りない)我慢や、(やってみれば大したことがない)実践ができるかどうか。この差が結果や幸福度合いをを大きく左右する。

またもう一つ大事なのが、それが単に自己責任の枠に収まるのか、被害は他人を巻き込むのか。

あまりに当たり前のことをくどくど書いた。経営も人生も不可逆。「覆水盆に返らず」。現在上手くやっている人というのはは大きな失敗をしていないともいえる。ちょっとしたことで後悔しないように生きたいものだ。

※1回目草取りマラソン進捗率:70%
※1月28日:72%
※1月29日:75%
※1月30日:78%
※1月31日:81%

1/26 出荷作業を急いでいる

今日が出荷の山。こんなときに限って昨夜は親しい人らで一杯やって少々くたびれモード。トラブルもあって運ちゃん来るまでにどこまでやれるか、になってしまった。もうひと踏ん張り、、、

1/24 ただのボヤキ

この土日はイベントが盛りだくさん!でもって農作業も盛りだくさん!だからあんまり関係なくなっちゃうわけ・・・。

でも今日の午後は毎年恒例の我が家での味噌仕込み。地域の若者数人で。こういう楽しみが最良だったりするのよ、俺には。

1/23 サービス合戦を危惧する

過疎の地域が生き残りをかけて、さまざまな「サービス合戦」を繰り広げる時代になった。簡単に言うと人の奪い合い。会社や私学が有能な人材を獲得するために給与や福利厚生やメリットをアピールするのは当たり前のことだったが、こういうことを地域や公立学校までもがしなくてはならなくなった。v

一見してそれは仕方がなく、ある意味でより良い方向に向かう歓迎されるべき現象にも見えるが、私ら職人にとってはどうにも手放しでは喜べないことである。

それは職人教育というものが根本的にサービスという概念と相容れないからだ。職人教育とは一言で言えば「修業」。修業の本質は以前に紹介したが、「サービスに慣れきった者に《生きようとする力》を身につけさせること」だとも言えるのではないか。

UIターンを呼び込む手法としてとして、至れり尽くせりを示して生活のしやすさをアピールする手法にまったく反論はない。しかし、じゃあ就業は職人の分野で、というときにはそこで一線を画して、ある程度(というかすっかり)放り出してやってもらいたい。もちろんそれが不安なのは分かる。高校に例えると、生きる力を身につけるためだと送迎のバスをやめて10キロ程度は自転車で通えなどとやれば、たちまちその高校に人が集まらなくなるのは目に見えている。

という例でも明らかなように、このことは何も職人の世界にとどまらず、教育全般に言えることだ。「生きる力を育む教育」とサービスは相容れない。

職人修業や高校で、サービス合戦の延長でカリキュラムの充実を図る・・・という発想は、田畑の世界に例えるなら、良い作物に育つために光合成能力を最大限発揮させるためのお膳立てはこちらでしっかりしてあげますよ、という管理か。常に手をかけ続けていないとならない。

しかし本当に「生きようとする力」を包含した力強い作物とは、根を張る環境さえ自分自身で作り出していくものである。管理としてはオーソドックスで見栄えがせず、「米百俵」的な見通しを伴ったものが必要。

教育とサービスのバランスを取りたい。昨今の諸分野での情勢を見るにつけ、職人の分野にとって危機的状況になりつつある気がしている。大切なのは「栄養」「養分」ではなく「生命力(生きようとする力)」。このことはあらゆる分野の事柄を見直す上で重要なことと思う。しかし今や地方は、地方創生のお題目で目先の生き残りを余儀なくされている。米百俵など考えていられるか、が本音だろう。はたして我々地方の職人はどうするべきか。

※1回目草取りマラソン進捗率:66%

1/22 ニンジンのネット販売開始

草取りマラソンやら里芋の出荷作業を急いでいるというのに、ここにきてデスクワークもちょんちょんと。年度末近いこの時期はいろいろ出てくるんよね。

追われながらも、未来への希望を心に秘め、頭の中はそんなことで回っている。ロマンチストはリアリストたれ。なんの感動も刺激もない日々に乾杯。

、ニンジンのネット販売を開始した。この度は、2009年から種を繋いでいる固定種、圃場は自然栽培1年目のもの。かなりしっかりしたサイズばかり。ただ寒さにやられて首がワインカラーに変色したものが多いが、表面を剥けば問題なし。ぜひご利用を。

※1回目草取りマラソン進捗率63%

1/21 ゴボウの収穫遅れで何を反省するか

昨日今日で、今期のゴボウの収穫がようやく終わった。以前はこの時期まで引っ張ることもあったけれど、ここ数年は片付け目的で「ついで」的な収穫以外は年内に終わらせていた。ゴボウは寒さに当たって劇的に何かがまずくなるということはないが、山陰の冬の天候のせいで土が湿ってゴボウが折れて歩留まりが悪くなるし、収穫作業が難儀になる。できれば年内くらいには終わらせたいところなのだ。

こうなってしまったのは、春先の50PSトラクターの故障のせい。4月の播種予定がほぼ1か月ずれ込んでしまったのだ。それで10月中の収穫がいくらも出来ず、11、12月は今年から気合を入れた里芋とバッティング、そして例年より早い冬の到来。と、こういうわけである。

今後に生かすためにどこを反省するか。トラクターの故障というのは、きっとこれからも起こる。これは仕方がない。だからできる工夫はといえば4月予定の播種を3月予定に切り上げる。これしかない。これならずれ込んだってまだ4月だ。だが3月播種には短所もある。だから天秤にかけて、やっぱり今後は3月播種の方針でいる。

しかしその3月というのは、トレンチャー~畝立て~播種の一連の作業にとって天候と土の乾きが安定しない。これまでにも散々やるつもりでいて挫折したということが何度かあった。だからここをぬって進めるためには工夫が必要。それには前年秋からの準備が必要ということで、実はそういう準備を11月までにしておいた。具体的にはプラソイラがけと雑草の埋め込み。

これから来月にかけての管理としては、タイミングを見てトレンチャーがけできるように、畑に目印の轍をつけることと、トレンチャーを50PSに付けて待機しておくこと。燃料も満タンにしておいて、あとは軽トラを畑に横付けするだけ、というところまでやっておかないと、猫の目の天気には対応できない。

実はこの手のことは「自然栽培大麦元年」と位置付けている今冬の大麦の管理にも当てはまる。今日ゴボウの収穫作業が終わって40PSトラクターが空いたので、すぐさま新調の麦踏ローラーを取り付けて畑にスタンバイしておかなければならない。「たかが麦踏ごとき」だ、他の作業を圧迫することなく、サクッと暇を使って出来なければ、今後安定的な作業とは到底言えない。

初めてのことは、こんなつまらないことでも気を使って気を使って、ブログで大げさに騒ぎながら頑張ってやり遂げる。上手く行けば慣習になる。そういうものだと思ってやっている。

※1回目草取りマラソン進捗率:60%

1/20 久々に雇用を考えている

季節がら、社員や研修生の受け入れについて考えている。周囲からは「雇用」という言葉で軽く流し、ゲーム感覚でアドバイスをくれる人が多いが、弱小零細会社の我々にとっては家族を増やすみたいなものだからそんな簡単なことではない。だが人を雇った経験がない人にはなかなか伝わるものではない。

最後に常時雇用をしていたのが2009年。自然栽培に転換するということも大きかったが、成り行きで始まり、行き当たりばったりでだぶついていた経営を一度しっかり立て直すことを最大の目的として、「夫婦+臨時雇用」体制へ変えた。それから丸5年が経過したが、図ったように技術革新は進み、経営が洗練されつつある。課題はまだ多いが、常時雇用のメリットが出てきているのは事実。

雇用や研修生のことについてはこれまでにずいぶんと書いてきたが、周囲の誤解には甚だしいものがある。普通ならそんなものは放っておけば済むようなことだが、独立就農の分野は今や異常事態ともいえる構造になりつつあって(すでになっていて)、周辺を見る限りでは大変危機的状況だと考えている。まず入り口のところで就農側と雇用側のマッチングが相当難しくなった。10年前なら農業をしたければネットで簡単に全国の受け入れ先を調べ、直接訪ねることが出来た。うちもそのルートで何人もの希望者の面接をし、受け入れてきた。

今でもそれはできないことではないが、いろいろと不便になっている。一番大きいのが一旦行政が窓口になる傾向にあるということ。そこで一度行政職員のフィールターに通されて現場へ上がってくる。おかげであまりに「おかしな子」への面倒な対応の手間がなくなったのはいいが、問い合わせは明らかに減ってしまった。まあこれについては、うちが補助金を給付しながらの研修を原則認めないスタンスでいるので、そういう絡みがあるが。

従業員を抱えることに覚悟を必要とする人も多いが、幸い私の場合はそのことにそれほどの精神的な負担感はない。物心ついたときから家業の土木業が従業員を多く抱えていたということが大きいのだろうし、実際に跡取りとしての3年間での経験のおかげだろう。そして多くの人から「あんたは人を使う(育てる)のが上手い」と言われてきた(行政からは逆評価なのが象徴的だが)。実はそういう自惚れもある。

しかし、今言ったような時代の逆行要素があるので簡単ではない。愚痴ってばかりでも仕方がないので、その辺の事情を考慮したたくらみが必要。少し構想を練っている。

1回目草取りマラソン進捗率:58%

1/19 どうしてこんなに追われるのだ

いろいろ書きたいことがあるが、暇ねえ~、のよ。

※草取りマラソン1回目進捗率:56%

1/17 里芋が凍みた

う~ん、いろいろ参るねえ・・。

さすがに里芋がまずいことになっている。昨日から最後のロットの調整作業を開始したんだが、あの寒波に晒してしまった奴らだからねえ。

いっそのこと廃棄すれば楽になるが、きれいなものも多いので踏ん切りがつかない。きれいなものだけで300kgくらいはありそうだし。

が複雑で人に頼むのも難しそう。思案のしどころ。もうちょっとやりながら考えるべし。それにしても作業場が辛気臭くて寒くてテンションあがらんよ・・。肩がつりそうに痛くなるのが困りもの。

※1回目草取りマラソン進捗率:52%

1/16 河名さん 来圃!

昨日、ナチュラル・ハーモニーの河名さんが来られた。夕方からの米子(!)でのセミナー前の時間を使って、遠路はるばる来てくれたのだ。移動6時間、滞在3時間。実現してくれたゴマ栽培農家の丸瀬君には感謝。

直前まで降っていた大雨で圃場はぬかぬか。それでもちょうど雨がやんで、やんだだけでも良かった。とにかく時間がわずかなので「見てもらう」ことを優先し、聞きたい事は抑え目で。それはまたそのうち機会があるだろうし、もう3年くらいは栽培を継続してから聞くほうがいいことが多そうだし、まあいいかなって。

日頃、自然栽培を周囲に伝えるときのスタンスにいつも悩んでいるが、風のえんがわでランチをしながら河名さんの「有機栽培がゴールじゃない」の一言。この変哲もない一言が、いろんなことを頭の中でバチバチッと繋げてくれて痺れたことだ。

いつか河名さんの講演会を当地でも開催したい。いろんな思いでこれまでいたが、条件は整いつつあるかもしれない。ね、協議会の事務局さん。

※1回目草取りマラソン進捗率:51%  祝!半分越え。

1/15 ティアのおかげで吹っ切れた気がする

ゴボウの評価が上がるにつれて引き合いが多くなった。生産量をはるかに超えているので新しいお客さんはお断りをしなければならない。しかしこれが思いのほか簡単ではない。

「他を削って自分に回して欲しい」とか、「あの人に売ったのに自分には売れないのか」とか言われてきた。頑として断るが、気持ちのいいものではないし、気力はもちろん物理的なやりとりの時間も使う。

また、せめてネットくらいでは個人のお客さんに対応しようとネット販売を始めると、ネットを使わないという人(主に高齢者)から何とかして欲しいという問い合わせも増えた。それに細かく対応していては生産が回らなくなるので仕方なくお断りするのだが、相手にも少し突かれて、何か罪悪感が伴う。

「売って叱られて、売らずに叱られて。」何をしても批判ばかりされている気分。かなり滅入った時期もあった。

しかし家族のテーブルでのランチで、何か吹っ切れた気がする。スタッフの皆さんの笑顔や振る舞いと、ティアのコンセプト、元岡会長の想い、きっとこういうものが頭の中で結びついたのだろう。

もちろん、上手な断り方などという技術的なものを得たとか、そういうものではない。こういう悩みはきっと気持ち的なことだろう、つまり私にモチベーションの持ち方の工夫や経験が足りないのだ、きっとここを打破できるちょっとした何かがあるはずだ、とうすうす思っていたのだが、やっぱりそういうことだったということ。

今は自信が、なんとなくある。そしてさらに、先輩方が達しているであろう次の境地に行ってみたいと思うようになっている。

昨日の夕方、さっそく電話での問い合わせがあった。在庫がない話だったので単にお断りの用件だが、自然と相手の気持ちを推し量ったりして、終わって何かすがすがしい気持ちになれた。

※1回目草取りマラソン進捗率:48%

1/14 今治の「ティア家族のテーブル」へ

松山は道後温泉で一泊し、帰路は今治~しまなみ街道ルートを。目的は今治のバイキングレストラン「ティア家族のテーブル」。

ティアは熊本を本拠地に全国にグループ店を持っているが、このうち数店舗に数年前からゴボウを納めさせてもらっている。家族のテーブルもその一つなのだ。

ランチにと伺ったが、まったく期待を裏切らないお店の雰囲気と料理。私がティアに来たのは5年も前に熊本の本店へ伺って以来だが、共通する心地よさに当時のことを鮮明に思い出したことだ。

特に食後のスイーツ。私はこの手の物は甘いので好きではないのだが、ここにあるものはどれもこれも嫌みがなく、いくらでも食べられる!この「いくらでも食べられる」のがティアの料理の神髄だと、会長の元岡さんから以前伺ったことがあったが、巷にあふれている料理って、美味い料理でも案外いくらでもは食べれない。この度は女房と息子も同伴だが、皆でもう大満足。

ところで、ゴボウの料理をお皿に取り笑顔で食べる人を見ていると、もうなんとも言えない嬉しさがこみ上げる。込み上げるってこういうことか、と思う。本店での当時は、ようやくゴボウが育つようになって、新規で始めた私にとってはこんな遠い地でたくさんの人に喜んで食べてもらえるということなど想像がつかなかったから、ということがあったと思っていたが、軌道に乗せた今でも同じような感動を得られたことが正直驚きだった。

そしてその場も含め、旅から戻ってからも、今、ある種の心持ちが私を支配している。それはここ数年私が悩んできたことであったが、この度の訪問はそれについて大きな力をいただくことになった。

続く。

※1回目草取りマラソン進捗率:46%

1/13 松山の「自然歯科」へ

週末は歯医者へ。といってもフェリーに乗ってはるばる愛媛県松山市まで!

銀が外れたことを発端に歯茎に痛みが出たことが直接の理由だが、近年悩まされている肩こりなどもどうなんだ?ということで、かの有名な「自然歯科診療所」へ。

自然栽培についての造詣もお深いようだが、私は自然栽培農家の端くれ。田畑も食も人間の健康もみんな理屈は同じだなあと感嘆する日々だが、歯の世界も同じなんだな、と改めて。おっしゃること全部に素直に納得がいく。でも一般の人はびっくりするだろうから大変だろうなあと思ったことだ。

例えば、私は右の歯に沁みる痛みがあったのだが、なぜか左の歯をわずかに削って噛み合せを調整。その後ようやく右も微調整してお終い!あとは勝手に治るだろう、ただし時間がかかるかもね、とのこと。おもしろいね~。

診察料も高いけど、それなりのもの、それ以上のものもあるよ、きっと。それについては後日また書いてみたい。

1/10 修業のおかげでできること

昨日の出荷作業についてちょっと言及。

メインは里芋だったのだが、これが一筋縄ではいかない状態になっていて、寒さに当たったことやら病気やらなんやらで掻き口が傷んだものが多くなっている。それを選別する行程がいるのだが、加工用としての出荷のため、後の皮むきの行程で除去できるので少々の痛みは混じっていてもよいと言われている。だから今の様に諸作業が押している状況では、少し厳しめの選別をして怪しいのはポイポイ捨てて時間を浮かせるのがセオリーなのだが、物事、というか経営はそう単純ではない。

「得るものがあれば失うものあり。」時間を得て失うものもある。今年は里芋に本気になっていて多くの気づきを得たが、じゃあこれで来年からバッチリかといえばそうではない。まだまだ得られることがあるんじゃないか、と思っているわけ。でここで時間を得るためにセオリーでやると、その機会を失うということになる「かもしれない」。1年に1度の機会を失うことの意味はバカにならない!

ということで、極めてねちねちと選別作業を。包丁片手にひたすら切り落としてみたり。やり始めて、草取りマラソンが遅れるなあとか、週明けにできると見込んでいるゴボウの収穫で時間がとられるなあとか、待望の大麦の麦踏のタイミングを失うなあとか、あげく目の前の行為の自給換算してみたりして、もう虚しさ100%。

しかしそういう気持ちでやっていれば確実に虚しい結果に終わり、前向きにやっていれば何かが得られる可能性があるということを、私はこれまでの人生の中で繰り返し悟っている。ここは得るものがある「かもしれない」と強く念じてやり続けるのだ!と言い聞かせる。

そしてその甲斐あった。これまでに得られた気付きがさらに繋がって、来年考えていた管理について具体的な改善点を何点かひらめいたのだ。今回は何とか賭けに勝った(笑)。

偉そうに言うなら、こういう行為は起業や経営のためには極めて必要なものである。私がこういう行為に出れるのは修業のおかげで、何のためになるかわからない行為から得るものを探す、という訓練を自ずとしてきたからである。このことは頭でわかったつもりではダメで、体で覚えていないと絶対に実践できない。

じゃあ、「いいかい、何かが得られるかもしれないから頑張ってやるんだよ。」という指導は意味がない。そういう出口さえ示されないのがこの行為そのものなのだ。

言ってわかるならまだマシだ。言ったって理解できない人があまりに多い気がする。

さて、と、里芋について得た裏返しで失ったものを取り戻さなくては。

1/9 出荷作業の一日

朝からまるまる一日、米と大豆と里芋の出荷作業やその準備。といっても女房は毎日やっていて、私も時々やっているのだが、私が終日やることは珍しい。来週に入ってやればいいものもあるが、来週はゴボウの収穫ができそうな天気。これだけは死守。今のうちに頑張って時間を明けておかねばならない。

そのせいで仕方なく今日は日課の草取りマラソンを中断。女房は夕方回る予定。草取りマラソンは、私の場合は朝一で2時間、夕方2時間が基本パターン。女房は出荷や経理が終わり次第夕方に。これも急ぐんだけどねえ。焦るねえ。

出荷も草取りも収穫もすべてタイミングごとだ。大雑把にいえば、出荷は人間(相手)の都合、草取りは草の都合、収穫は天気の都合のタイミングということになる。日頃から自分の都合というのはないに等しいが、明日あさっては私の都合で予定を入れている。しかし正確に言えば私の体の都合。つまり残念ながら私の前向きな意思の都合ではない。

それでは悔しいので、せっかくだから家族で楽しんでしまおうという計画も入れた。楽しみ楽しみ。

※1回目草取りマラソン進捗率:38%

1/8 エン麦を削る

草取りマラソンがエン麦のこぼれ種で参っていると書いたが、こんな感じ。

向うと手前で一目瞭然。左一列は削った列。こんなのが5棟もある。

他の雑草のためにはタイミングが明らかに少し早いが、今削らなければエン麦の処理が厄介になるという判断で、昨日あたりからこちらにもかかっている。スポスポ抜けるかと思いきや、意外と深いところから出たやつは抜けないのね。抜いたり削ったりの合わせ技。本来ならまったく無駄な作業なだけに、ペースが押している今は気分的に重苦しくてならない。

まあ仕方がない。失敗はいつか必ずするもの。これに懲りてもう2度としない、ということの繰り返しだね、俺の人生は。

※1回目草取りマラソン進捗率:36%

1/7 自営業者という人種の一側面

年末から業務のことで大きな心配事が一つあったのだが、それが今日解決。長らく歯にものが詰まったような気分だったが一応はすっきりした。

自営業にはいつまでも安心というものはない。心の片隅に常に不安を抱えながら生きている。(そりゃサラリーマンだって同じだよと言われることもあるが、明らかに質が違う。)少し自分が気を緩めたり判断を間違えたりするだけで致命傷を被ることもある。サラリーマンなら会社が守ってくれることでも自営業者にとってはお陀仏ネタになり得る。怪文書などを流されることだってあるのだからそういう警戒もしておかねばならない。こんなふうに「失礼はないか」とか「大きな失敗をしていないか」とか、曜日や時刻を問わず、ある種のビクビク感に常に怯えている。仕事は仕事、家庭は家庭という使い分けはできない。家業の土木業を継ぐ目的で25歳の時に家業に携わった時に、待ち受けるこのビクビク感に正直面食らったものだが、今ではあまりにも慣れてしまった。

雇われず、自営業的に生きることがもてはやされがちな時世のようだが、私に言わせると自営業なんてロクでもないものだ。そりゃ楽しみも多しい生きがいも多いし、「この人生がやめられない」なんて心の底から思っているくらいだから、当然他人にも勧めている。しかしよく言われる、「人に使われるより人を使う側で」などという憧れの対象にされるような価値観は持っていないくて、生き方として素晴らしいとか優秀だとかという思いはない。あるのはロクでもない底辺の人生を歩める愉快な変人が増えて行けば楽しいな~という程度の気持ち。

「これまで文句ばかり言ってきたけど、自営してみて初めて(自営独特の)大変さが分かった。」という人を数人知っているが、してみて分かるというのでは失うものもあるしエネルギーを使う。だから願わくばやる前に想像力が働けば申し分なくて、そういう想像力が働く人と働かない人の違いは何だろうかと考えたりしている。

※1回目草取りマラソン進捗率:30%

1/6 草取りマラソンの苦戦

草取りマラソンを地道に進めているが、今年は草が多くて一向にはかどらない。これは昨日やったところのもの。

このレベルだと10m進むのに1時間!もかかる。結局このトンネル1棟に9.8時間をかけた。標準が4.5~5.0時間だから、倍の時間をかけていることになる。この圃場は草が多いだろうという想像はしていたが、ここまでとは思っていなかった。過去最悪の多さだ。

ようやくこの圃場を終え。次の圃場に行けばひどいのからは解放されるという期待で先行した女房の報告は、「ここも多い・・」。なるほど、しばらく見ないうちにずいぶんと増えてしまった。そしてゴロゴロ土の洗礼。いやはや。

さらに次の圃場はさすがに標準レベルかそれ以下だが、大失敗があって、昨年急きょここでエン麦の種採りをしたために、こぼれ種が雑草化して猛烈な勢いで生えまくっている。このことは予想をしていただけに悔しくてならないが、事情があって仕方がなかった。エン麦が生えているのは一部なのでそう負担感はないはずだが、ここをやっつけているうちに全体の草が少しずつ増えることになる。

地元の方々にお願いしたいところだが、1回目は出来るだけ自分らでやりたい。もう少し粘ってみたい。2回目のマラソンは明らかにお願いせざるを得ない。

草を減らすために毎年似たような反省をしているが、この度はとにかく、「10月の時間の使い方」がカギになるという結論。10月に追われずにタイミングよく播種前作業ができればマラソンの負担は減らせる。分かっちゃいるけどできるかどうかは別の次元の話。だから経営は難しい。

※1回目草取りマラソン進捗率27%

1/5 ブログを書く最近の視点

久しぶりにこのブログについて。

ブログを書き始めてもうすぐ8年が経とうとしているが、このつたないブログのおかげでどれだけの恩恵を得たことか。それは実感としてわかりやすいのだが、一方で「得るものあれば失うものあり」の典型で「きっと」多くのものを失ったに違いない。

人というものは10のうち9は価値観が同じでも、1つだけ強烈に合わないことがあれば嫌いになるものだ。いろんな人を想定して勝手気ままに書いているからそのうちその1つに触れてしまって、自然に嫌われる人を増やしてしまっているだろうなということが想像ができる。

しかし私は多くの人に好かれるために生きているわけではないから、そんなことはどうでもいいと考えている。得るものよりも失うものを意識しろ、と偉そうに以前書いたが、このブログに関しては失うものは取るに足りないと思っているわけである。

まあでも、本音ではビクビクすることもある。どうやったらそういう誤解になるのか?ということもこれまでにはあった。いろんな人間がいる。だから、いいや、書いちゃえ!ってな勢いも必要。

楽しみに読んでくれている人は少なくなさそうだから、そういうことは励みになる。だからこれだけ続けてこられているかもしれない。そして1人でも2人でもいいから何かの参考になったという人が増えてくれればそれでいい。特に若者。とりわけ農業をやりたい若者。歳のせいか時代のせいか、職人が生まれにくくなりつつある時代への不満が高まるようになった。時代がどれだけ変わろうが、職人の役割やポジション、必要性は変わらない。職人教育に関わっていけるのは数少なくなりつつある職人だけなのだ。そういう意味での発信は敵を作ろうが何だろうがやっていきたい。

そしてもっとも身近に期待する若者といったら、息子ということになる。農業を継いでほしいと考えているが、それが叶わなくても、職人の道を選べるような素養を備えてほしい。子供は親の言うことは聞かないが親の真似はする。と尊敬する人がFBに書いていた。いつの日か、勝手にこのブログを読んでくれて、素養を育む一つにでもしてくれたらなどと思っている。

そんな視点で書いている日は、実は多い。6歳になったばかりの息子に対し、いささか気が早いかもしれない。

1/4 今年の生き方

年末年始は、大晦日に実家、元旦から女房の里~タルマーリーという馴染みの日程。タルマーリーは新たな旅立ちを前の最後の訪問。仕事は3日間の完全休養。私ら夫婦も息子もそれなりに充実していて良かった。

今日から始動のつもり。だが農業を始めて恒例の冬眠モードになりつつあり、体が重いね。冬だから暇なんでしょ、と思われがちだが、やるべきことが満載で優先順位で動かねばならない状態。頑張って仕組んでこうしている。経営というものを普段考えることのない人には、私ら一家はだからとりあえず専業農家で食っていけているのだと考えてもらればいい。そういうこと。

毎年特別な抱負があるということにはならないが、意識としては、栄養や肥料(つまり何かを供給することで物事が成り立つという考え方)を否定した自分自身の生き方を深めていくということがメインになりそう。そして根本的解決と対症的解決という発想、そして対症的解決の影に業界(業者・利害関係)ありの法則、こういうものを滲ませていきたい。

どんな年になるか。

*

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