はんだ牛蒡生産者 反田孝之さんブログ - 2015年2月の記事

2/28 ベターの普及にベストは邪魔か

先日招かれた食育講座のネタをもう一度。やっぱり私にとって何かと興味深いイベントだった。

驚きが会場の玄関に入ったとたんにまずあって、県の農産関係の人たちの姿、どころかお偉いさんも。会の冒頭の挨拶でも「こういう食育に関する場に自分らの立場がいるということは珍しいのだが・・・」とおっしゃっていたが、米価の下落を受けたお米の出口対策ということが容易に察せられた。講座の主題が完全米飯の給食の推進だから、極めて分かりやすく有意義な連携である。

県は以前から「除草剤ゼロ作戦」も展開しているから、給食との絡みは最高。今回、所長が講師で来られていた益田市の吉田保育所は、昨秋に出雲で民間主催で講演をされた幕内秀夫氏の指導を以前に受けられ今の給食にされたわけだが、このたびに垣間見られる県の動きは出雲のような動きが後押しになっているのかどうか。

幕内氏の、米のクオリティは一旦置いておいて「米飯にすればそれでいい」的な一転突破はとても分かりやすい。言い換えれば、ベストは置いておいて、ベターを目指そう、ということ。私もこれでいいと思っている。

となると、当然私の中にはいくらかの葛藤が生まれて、先日の講習会で私が話させてもらったような内容は、「米飯で一転突破作戦」の邪魔になるのではないかということ。世の中にはいろいろな人がいる。敢えて私の言うことがベストとすると、ベストがベターの普及を妨げるという構図で捉える人は必ずいる。しかしベストとベターがお互いの立場を認めて手を携えて進むことは十分可能。そもそも両者の解釈は相対的なもので、「現状では米飯一点突破がベスト」ということもできる。私の言うことは現状では理想の域を出ず、ベター。

そのためにも、誤解が生まれないような配慮を私はもう少しするべきだろう。「現状では難しいが本当はここを目指して行きたい」的な言い方はもちろんだが、栄養でなく生命力を取り込むためにはとりあえず旬を食え、というのは「旬以外のものを食う必要はない」と、より両者を結びつける言い方が必要だ。誤解が生まれるのは双方が結びつかないためだから。

今回の講座で、私なりに今後伝えていくべきことが大きく整理されたのではないかと感じている。私の発表の内容は毎回変わっているが、それ私が常に学んでお利口になっているのだから仕方がない。

もっとも私が担う第一義は、自然栽培の食糧生産の実践。このとてつもなく大きく厄介な山を前に、まだ道半ばである。人前で偉そうにウンチクを垂れて喜んでいる場合ではない、といういつものネタで締める。

※2回目草取りマラソン進捗率:17%

2/27 ついに、休日

今日はとうとうギブアップ。といっても別に体調を壊したわけではなく、疲れがたまっただけのこと。保育所でインフルエンザが流行り始めたこともあって、私が起爆剤にならないように余裕を持って体力回復を目論んだという次第。ウイルスはきっと我が家に入り込んでいるだろうから、戦々恐々なのだ。朝からおチビの検診の運転手、昼からはずっとコタツで寝ていて今起きたところ。これから夕方は長男の関係で小学校と保育所で寄り。たまにはこんな日があるのもいい。

一昨日から、雪害で圃場に倒れこんだ竹と雑木の整理を始めた。まずは近々ゴボウの作付けをする圃場から始めたが、このたびのは筋金入り。田津地区全体をやるには、こりゃ恐ろしいほどの時間がかかるぞよ。急ぐところを急いで、今後暇を見て少しずつ片付けていくしかない。

草取りマラソンは、連日義母の応援を頂いている。今日は合計で5時間くらい入ってくれてるんじゃないか。私が昨日今日とまったくやっていないというのに、本当にありがたいことだ。

これを書く間に、窓の外の山茶花の葉が、雪であっという間に白くなった。久しぶりの積雪。今年の暖冬で畑はどう動くか。明日からはまた、やるぞ。春の段取りは1年を左右する。いい段取りが組めるよう、頑張って済ませることを済ませておきたい。

※2回目草取りマラソン進捗率:16%

2/26 ニンジンの供給を断念

給食用ニンジンの江津センター向けの供給を断念。前向きに対応してくれた納品の担当さんを散々振り回した挙句なので後味が悪い。

給食センター側に改善して欲しいことはあるけれど、こちらの反省も多い。収穫がもう少し早い時期だったら結果は違っていたはず。品種のこともあるし、この度も私にとって初体験。こういう初体験を繰り返して学んでいくという宿命は避けられない。潔く諦めたい。

これに伴ってニンジンの収穫作業は終了のつもり。推定で700キロくらいは畑に眠っているが、諸事情により、見切る。いままでも散々やってきたこと。幸い、直接経費がほとんどかかってない。もちろん散々手間をかけてきたから痺れに痺れまくっているが、ああ、解放された、これで他の作業が進められる、という安堵感もある。

今期のニンジンは作付けを大幅に縮小して臨んだが、10a以下とかの小さい作付けはよっぽど気を付けなければならない。というか、うちのようなスタイルの経営ではやるものではない。サトイモで数年間そうだったこととは事情が違って、このたびは一つの教訓になり得た。よっぽど冷静に考えるなら、ニンジンはやめるのが正解なのだが、なかなかそうもいかないのが毎年の悩みである。

そうそう、桜江の給食には当面は供給を続ける。息子が入学する4月まで続ければいいなあと思っているが、無理か。2~3年後には江津センターに統合されてなくなってしまうらしいのが残念、というか、無念。

※2回目草取りマラソン進捗率:13%

2/25 給食の光と影

わざわざ偉そうなことを書くつもりはなく、どこでも繰り広げられる給食の供給システムの問題。私もそれに直面しているというだけのこと。

便利がもたらす害。システムが突き当たる限界。ここを破っていくのは志ある人、と、そういう人の繋がり。

事情の一端を垣間見て。

※2回目草取りマラソン進捗状況:10%

2/24 トラブル続出

給食のニンジン出荷でトラブル続出。桜江のは自分のウッカリの類。しかし江津のは、え~?マジポン?そりゃどうにもならんぞ・・・とちょっと辛い状況。今は結論待ち。鍛えらるねえ。

そんな中で、連日葬儀に出席、といっても時間が取れず顔を出す程度になってしまっている。草取りマラソンは1回目が終了した。パンパカパーン。

しかしエン麦の猛威、草の逆襲。遅々として進まぬ諸作業。襲ってくる眠気・・。集中して、間違いや事故のないようにやらねば。

※1回目草取りマラソン  祝!終了
※2回目草取りマラソン進捗率:8%

2/23 家族が増えて、まずはの試練

長男のときに経験したので覚悟はしていたが、しばらくはみんなで、ただただ辛抱。

なんのことはない、夜泣きのせいで熟睡できないというだけのことなのだが、これが大変。一番大変な女房はもう言うまでもないが、息子も寝不足で機嫌が悪くてその面倒もあるし、私も満額の作業ができない。義母が手伝いに来てくれていて助かっているが、帰られた後、さあどうなるか。みんなで体調を崩さないようにやっていきたい。

なんといっても私が辛いのは、泣き声でうっすら目が覚めても、「知らぬふり知らぬふり・・・」とボンヤリと寝続けなければならないこと。すっかり意識が戻ると再び眠れなくなる。しっかり寝て体力を保っていかないと徐々に仕事が行き詰る。女房への申し訳なさでいっぱい。今までに星の数ほどの家庭が経験してきたことに過ぎない!と自分に言い聞かせて割り切るように努力している。

作業のほうは、草取りマラソンは相変わらずだが、春までにやっておかないとならない作業がまだまだ山積みでそうとう焦っている。人参の給食への供給が、先月から納めている桜江地区センターに加え、本体の江津地区センターでも始まったので収穫~7納品も本格的になる。こんなときにね。でも、給食って、またちょっと違うんよね。

※1回目草取りマラソン進捗率:99%
※2回目草取りマラソン進捗率: 6%

2/21 興味深い食育の講座

昨日招かれた講習会は、栄養士さんが多く参加されていたみたいで、そのこともあってか私にとって何か格別な体験だったのではないかと思える。いろいろな気づきや反省や意欲など、未だに余韻が尾を引いている。

具体的にはいつか触れてみたいが、中でも強烈に感じたことは、やっぱりこの世を覆い尽くす「栄養信仰」。

講演後の楽屋で、以前からお会いしたかった吉田保育所長さんから具体的な事例も聞いたが、「栄養」という概念のためにがんじがらめの世界。「栄養」のためならお菓子やゼリーの常食もあり。「栄養のためなら百害を受容するのか」ということを私は講演の中で言わせてもらったが、もっと具体的な事例を出しても良かったかもしれない。今時は、水に溶かして野菜を浸しておけば野菜の栄養価が高まる、などという粉も売っているみたいだし。そのうち給食でも使われかねない。

しかし、まあ、どうか、「栄養」という概念を捨て去ろうということは、私からするともう哀しいくらいにあまりに真っ当な考え方なのだが、栄養信仰に浸る人にとっては、あまりにも過激で受け入れがたいものだろう。少し程度を考えた方がいいと思って、急きょ「旬を一番重視しよう」と強調してみたつもりだが、どうだったか。

給食の議論をすると必ず出てくる経費の問題。しかし「栄養」という概念に騙されなければ、これも簡単に解決する。

吉田保育所長さんが、「栄養じゃなくて生命力か」と納得されたのが昨日の私の最高の喜び。分かる人には分かっていただけるし、「声をあげていきましょう」のよくある一言でも、こういう方に言われれば勇気も元気もでる。そういうことが相まってとても元気をいただいて、先に会場を失礼して、快晴の空の下を車をブッ飛ばして畑に直行した。

2/19 ここでも「養分供給」の害

事務所から自宅に戻り、14時という遅めの昼飯を食いながらこれを書く。うちの自然栽培のご飯と、おかずは女房が漬けてくれたゴボウとマコモと赤ずいきの漬物だけ。素材は全部自家製自然栽培。朝飯を抜いたのに、こういう昼飯が食いたくて今まで間食をせずに我慢していた。これで十分だよ、昼飯って。夕飯は?って。そりゃ酒がいるでしょ。

明日は食育講座でちょこっとしゃべらせてもらうが、こんなこと視点の話になる。実践者ならではのネタってあるはず。

ところで、長年、夕方時分に空腹が過ぎると体が震えて冷静でいられない症状に悩まされてきたが、どうも原因が砂糖にあった可能性がある。「低血糖」だとかなんとか言って、あらかじめ糖分の補給(ようするに、おやつ)をしがちだったけど、この糖分を摂らなきゃそもそもこの症状が出ないという理屈。実際に最近この症状が出なくなったし、出ないから糖分を摂らないという良のスパイラル。

ちょっと考えれば当たり前だったね。何事も養分供給という概念を捨て去れば、答えは意外と簡単に見つかるものだが、足元が見えていなかった。いや、お粗末お粗末・・・。

折しも、うちの補助事業の関係で、養分供給を前提としない栽培の否定を前提とした仕組みと、市の担当者が戦ってくれている。明日のしゃべりも市の別の担当さんが持ちかけてきた。最高よ、江津市。(決してお世辞じゃなくて。)

なんでも全力で地味に目の前のことをやっていくべし。それで養分供給じゃないんだという理屈が自然に認知される流れがこの地に生まれればなあ、と想像すると楽しくてならない。

※1回目草取りマラソン進捗率:99%
※2回目草取りマラソン進捗率:5%

2/18 切り札の納品

いやはや、実に慌ただしい。出荷、納品立ち合い、緊急のデスクワークで朝から走りっぱなしで、気が付いたらもうすぐ13時。腹減ったな。

納品の立ち会いは、秘密兵器。といっても何の変哲もない繁用のハローなんだけど。殺人的6月繁忙期を楽にした上に、空き農地の作付け増が期待できるから、うちにとってはまさに切り札的な導入なのだ。たったこれだけのことで、あの繁忙期が楽しみになってくるというもの。

さてさて、午後は現場を進めねば。名前はいつ考えるのだ・・。

※1回目の草取りマラソン進捗率:98%
※2回目の草取りマラソン進捗率:5%

2/17 産後の繁忙

わかっちゃいたけど、日ごろの女房の分まで全部一人で背負うのは大変だ。とにかく時間がいくらあっても足りない。

今日などは、息子を保育所へ送り届けたあと、緊急のデスクワークや出荷、販売一式、燃料給油、販売管理の作業を終えたら、ああ、もうお昼。今日のノルマはまだ、50PSトラクターの回送とトンネルの草取りがあるというのに。

一子目のときは若いスタッフが1人いたし、私自身が早朝から夜まで働いてカバーしたが、このたびは息子がいる。女房と初めて離れ離れになって寂しくしているので、なるべく寄り添っていてやりたい。夕方はいつもより早く迎えに行くから、車で30分弱の女房いる病院へ毎日行こうと言って聞かせると、元気を振り絞っている。それが不憫でならず、夕方は早く切り上げようと思っている。

両親の手助けはありがたい。毎晩、晩飯は実家で食べさせてもらうつもりで、息子も喜んでいる。常に動き回って遊びたがる息子のエネルギーを、いくらかは両親と分散して受け止めれるので、そういう意味で楽でもある。ただ、昨日も書いたが、私のバイオリズムがよりによって今が「底」で、相当の体力と気力を使う。たった1日ですでにくたびれ加減ではある。早く梅の花が咲く頃にならんか。

今日のノルマだけはやっておかんとならん。こんなものを書いている場合ではないが、今日始めての休憩だ、まあいいだろう。そうだった、子の名前を考えなければならなかった。昨日からようやく考え始めたが、トータルで30分くらいのものか。時間がもう少し欲しい。この状態が今週いっぱい続く。もちろん名前だけは今週といわずに早くつけてやりたい。

2/16 あっという間の出来事

今の農業を始めて恒例ではあるが、旧暦の年越を控えて、体のバイオリズムがどん底。

そんなことで今朝も6時半にのこのこ起きたところ、女房が「そろそろかも」。その時はまさか2時間後に産まれることになるとは夢にも思わなかった。あっという間の出来事だった。

さあ、まずは1週間、しっかり動いておくれよ、俺の体。

2/14「先生はえらい」

県議の三島さんがブログに書かれていた、「先生はえらい」内田樹著(ちくまプリマー新書)を読み始めたところだが、よくぞ言ってくれた!と膝を打つことの連発だし、なるほど!という気づきも、すでに多い。まだ半分も読んでない。楽しみ楽しみ。

これ中高生向けに書かれた本らしいが、大学生とか、20代の若者とか、自分は正しい!と脳みそが硬直して学びが止まっている大人とかが読むのがいいんじゃないか。もちろん精神年齢の低い俺にもピッタリということよ。ぜひ多くの自称「若者」と、「学びの止まった大人」に読んで欲しいな。

※1回目草取り進捗状況:97%
※2回目草取り進捗状況: 5%

2/13 2回目の草取りマラソンに突入・・・

1回目の草取りマラソンが終わっていないというのに、昨日、なんと2回目の草取りマラソンに突入した・・(+o+) 今年は草の多い圃場があって、多いだけでなく草の再生が早いのだ。やれやれ。

しかもここ、1回目に通常の倍近い時間をかけてやっつけたのだが、2回目も1回目に劣らない時間がかかるという始末。普通は2回目は楽になるはずなんだけどね。どうも3回目が必要な感じだから、1棟当たりワンシーズンで通常9~10時間くらいのところを、さあ、22~23時間くらいかけることになりそう。こうなると採算割れ的なことになるのだが仕方がない。6棟だし。こういう圃場も、ある。

この圃場、借りてから4年目。過去3年は自然栽培で大麦を3年連作した。それなりに肥料分を抜き去ったつもりでもいたが、今のゴボウと草の様子を見る限りでは、明らかにまだまだ肥料分が残っている。それ以外の、柔らかいとか、水持ち水はけなどの条件は良い圃場だから、しっかりと管理を続けていきたい。

そして同時に、きちんと管理をすれば明らかに草は減っていく。10年越しくらいでそれを楽しむつもり。いいでしょ、こういう息の長~い楽しみがあるって(笑)。

さて、2回目の草取り。今後、集落の方々にお願いして手伝ってもらうつもり。そこで最大限のパフォーマンスになるような状態をつくるための草取りを、今やっているわけ。草を削って生活が成り立った上に、あのゴボウを多くの人の体に送り込めるんだから、何とも幸せな人生よ。

※1回目草取り進捗状況:97%
※2回目草取り進捗状況: 3%

2/12 草取りのおかげで「はんだ牛蒡」がある

ゴボウトンネルの草取りについては、改まって触れる価値がある。

なんだ草取りか、とあしらわれがちな作業である。そもそも、草取りという作業が必要ないように管理技術を組み立てるのがセオリー。それはどんな農法であれ、経営を考えた農法であれば基本中の基本。

しかし、このあまりにベタな作業を、この時期の基幹作業として毎年組み込んでいることで、うちの経営が未熟であるということにはならないと考えている。もちろん草取りマラソンの労力を減らす工夫はずっとしてきた。マルチの導入や、太陽熱マルチ処理の導入など。ところが今の私の力では、どれもこれもが上手くいかない。ある部分でうまく行っても、トータルでは3長4短という感じで、導入がためらわれるレベル。

それで仕方なく草取りマラソンをやっているわけ。で、話の要点は、「このおかげでうちが農業で食っていけている」ということ。これができているから好きな農業で食っていけてて、できていなければどこかで農業人生は挫折していたかもしれない。そして「はんだ牛蒡」ってみんなに騒いでもらえる農産物はこの世に生まれていない可能性が高い。

これって凄くない?

と言ってもピンとこないかもしれない。普通なら、こんな非効率に「思えて」、精神的にも肉体的にも辛いと「思える」作業は、誰もやろうとしないのだよ。それでみすみす食っていける道を見逃して終わる。

私の農業研修先は有機人参栽培がメインだったが、社長がにやにやしてよく言っていた。「農薬を使わずにそれなりの規模の人参を栽培できている秘訣を聞かれるので、これ(草削りに使う道具。今は極めて普及している。削っ太郎とか。)を見せながら、これのおかげなんだと言うんだけど、誰も真似しようとしないんだ。」と。「これがあるからとりあえず経営ができてて、これがなければ無理なんだ。」とも。

道具自体もさることながら、もちろんポイントは草削りの作業自体。研修中はその草削りを明けても暮れてもさせられて、もうノイローゼ―になりそうなくらいさせられたが、このときに私はこの感覚をすっかり自分のものにしたぞという自信があった。これから先、こういうポイントと思われるシーンがあったら、冷静に判断してやるぞ、と。

上で、非効率に「思えて」、辛いと「思える」、と書いたが、冷静に数字を拾うと、思ったよりは効率は悪くないことが分かるし、辛いのは主体(人間、自分)が未熟なせいの場合が多い。「思う」のは全部自分だから、結局自分の未熟さ由来。

農業に限らず、何かを始めて上手くいかなかった場合は、こういうポイントを自分のものにしていない、ということが多いと思われる。そういうネタはは、きっと目の前に転がっている。

高さ120cm、長さ50mのトンネル。立てないし、狭いし、曇って眺めはないし、連日の草取りは極めて滅入る。

2/11 草取りマラソンのゴールが見えた

実に、実に地味に草取りマラソンを進めている。基本は朝2時間、夕方2時間。あくまで基本(笑)。

今日現在で1回目の進捗率が97%。長かった~!もうすぐ終わる!と思えるところまでようやく来た来た。おそらく明後日に終了。

このトンネルの草取りについては、近々改めて触れてみたい。

※1回目草取りマラソン進捗率:97%

2/10 天野氏から県西の取り組みを聞く

天野礼子氏が来社。2年前からお付き合い下さっている。

取引としては大したことはないのだけど、というか新規のお客さんにはお分けできないという原則のためこちらが要望に応えることが出来ずにいるのだけど、氏が関わっておられる高津川倶楽部と地元スーパーさんとの取り組みを今日聞いて、時代は動きつつあるなあ、と。

島根の中部という、とりわけ沈みゆく地域でうちの営みがある。これから世の中はどうなるのかと、グローカルに興味津々な私にとって、何の変哲のない日々に刺しこまれる一矢が貴重なヒント。

※1回目草取りマラソン進捗率93%

2/9 事務所で本格デスクワーク

今日は近くの「川本」の予想最高気温が0℃。気温が低いと、指先が痛くて草取りマラソンができない。防寒の手袋をしては株間が取れんし。というわけで日課の朝一草取りマラソンは中止。夕方なら露が切れ傾向で、できるかなあと期待しているところ。

体調不良の遅れを取り戻そうと、今日から猛烈に望む気でいたのにちょっと肩すかし。

ということで朝から久々の事務所でのデスクワーク。事務機器やら、土地やら、雇用やら、販売やら、春からの栽培に関することやら、考えるべきことが腐るほどある。特に栽培に関することは核心部分だし、もう来月から本格始動することもあるし、一番遅い夏作の人参だってもう4か月後には準備が始まるわけよ。え~?!って一人ボケを。

まだ結論が出せていないことについてそろそろ何とかせんといかん・・、ので事初めに購入関係として、稲の育苗培土と、里芋の使用種イモの計画を。育苗培土は施肥管理のもの。里芋については購入芋で比較区を設ける予定なのだ。と言うは易しで、一つ決めるのに2時間は。ま、これまでに頭の中で温めている構想があるからその程度で結論が出せるんだけどね。

あと春まきゴボウ種子の購入量も。自家採種分で全量は賄えないからね。こちらは煮詰めていたので最終決定のみのつもりが、新たな試みが閃いたので、もう少し温めてみてから。

考えれば考えるほど不安で緊張してくるね。春から12年目に突入だが、なかなか慣れんよ。いつか不安を感じなくなるときが来るんだろうか。別にいつまでもドキドキでもいいんだろうけど、もう少し楽になるといいかな。

※1回目草取りマラソン進捗率:91%

2/8 草取りで新境地

体はようやく昨日からほぼ復調。3日ぶりにトンネルにも入った。今年はこの作業自体が精神的にも肉体的にも苦にならない。作業時には清清しささえ感じる。3年前などは苦しさがピークで、上半身と下半身が繋がっているのかどうか分からんようになるほど腰を痛めたが、ようやくいろいろとそぎ落とされてきたか。

自然界では無理のあるものは周囲と調和しながらゼロへと向かっていくが、私の草取りについてはようやくそういうことが起きているという実感がある。最近そういう視点で俯瞰することがとても多くなってきて、ただそれらが、自然栽培の実践による歓迎すべきことなのか、単なる麻痺なのか、歳をとっただけなのか、がわからない。私は1人の人間でもあり、同時に油断ならない世間を泳ぐ経営者でもあるので、修業と思ってもうしばらくは、あまりにのん気に良い悪いを決め付けずにやっていきたいと思っている。

口癖だが、敵は「くたびれ」。これとどう戦うか。これが16年前の研修で学んだ最大のこと。くたびれないペースでやるのではダメ。くたびれない自分と環境を作るしかない。最近不安な気持ちを伴って日増しに確信めくこととがある。関連ネタを近々書いてみたい。

※1回目草取りマラソン進捗率:90%

2/7 大きな失敗をしないために

大きな失敗をしないようにやってきた、ということをこれまでに何度か書いているが、大きな失敗をした人の共通点に、「相談」する習慣がないということがある気がしている。たまには他人に相談するという行為があまりに少ない。相談しないから独りよがりの判断で失敗する。まあ当たり前といえば当たり前のことである。

そんなことを家業の土木業に従事していたときに親父に吹き込まれて強く意識した。それで相談癖が着いたかどうか、私は結構気楽にいろいろな人に相談する。真剣な相談ももちろんだが、ちょっとした軽いネタでもその辺の人に気軽に聞いてみたりする。聞くのはタダだし、最後に決めるのはどうせ自分。聞いた方が得が多い。

就農して一番頼ったのは、やっぱり岡山の研修先の社長だった。重要と思われることから軽そうなことまでよく意見を求めた。何が重要で何が軽いのかは、未体験なんだからら聞いてみないと分からない。おかげで予想外に仰天して救われたことが少なくなかった。スパッと否定されることもあったが、そういうのもありがたい。当たり障りのない人ばかりに相談してたって、大本営発表を聞きたいわけじゃないんだから意味がない。

こんな感じで、これまでに実に多くの人にアドバイスをもらってきた。そのおかげでここまで生き延びてこれたのだと心の底から思っている。ではアドバイスを何割くらい実践したかというとせいぜい5%くらいのものではないか。なんだそれじゃあダメじゃないの、ではない。アドバイスを1000もらっていれば50は実践したことになる。100もらって30やった人よりも数も多いし洗練されている。大きく予定を変更したこともある。だから大きな失敗をしてこなかったのだろうと思っている。

大きな失敗をしないために、できるだけ多くの人にアドバイスを受けよう。そのためには他人がアドバイスをしやすい雰囲気作りをすること。そのためには否定されて腹を立てたりしないとか、努めて自分から相談すること。そうすれば相手は何でも言ってくれるようになる。他人がアドバイスをくれないのは自分のせいだと知るべき。

「今頃の若い奴らは物を聞かん。」という愚痴を、よく両親の口から聞いた。「聞かんこうやろうなんかワシにゃあ考えられんかったで。」これが私の「風景」にある。

一つ言うなら、人に聞くと格下に思われて嫌なんだ、という人の気持ちもよくわかる。確かに相手が勘違い野郎だと後々面倒な相手になることはある。でもよっぽど実害がなければそれでいいではないか。実を取った方がお利口というもの。こっちが上手くやっていけば相手がそのうち大人しくなるという経験を、私はたくさんしてきた。というより何より、そんなことを一々嫌がるという自分の小ささの方を自覚すべきだ。

※1回目草取りマラソン進捗率:88%

2/6 自宅でデスクワークの日々

発熱は朝には治まっていたが、念には念を入れて今日も自宅待機。

事務所に行かずとも、今はPCが1台あれば、そこそこの仕事がこなせる。便利な時代だ。「PCと携帯電話でやるのが農業、外でやるのは農作業。」とは研修時代の社長の言葉。こういうときほど納得する。事務所と自宅で同じPCが使えないので何でもかんでもはできないが、日ごろ頭が回らないようなことに思いを巡らし、それなりに有意義な時間である。

昨日書いた求人を、FBでもアップしたところ、思いのほか多くの方々が拡散に協力してくれて、アクセス数が1日で1000を超える勢い(このカウンター、以前明らかに誤作動をしていたことがあるので当てにならんけど・・。)。多くの人に期待され、助けられているということを改めて実感する。感謝。本当に本当にありがたい。そして、やるよ、俺は。

今日は山陰の冬には貴重な青空。自宅の窓からの眺めに癒される。明日は保育所の「お茶会」。この手の行事にまともに出れるのはいつ以来か。体をしっかり養生して、しっかりお茶を飲んでやらねば(笑)。日曜は温泉へ家族風呂入りに行こうといっている。私が寝てばかりでつまらなそうにしていた息子の足しにしてやりたい。両親を独り占めできるもあとわずかの間だぞよ、息子くん。

作業が押しているし、家庭の春と本物の春を控えて戦々恐々とする一方で、心は事のほか、穏やか。そしてしっかり蓄えて、週明けからは猛烈に望む気でいる。

2/5 久しぶりに正社員を募集します。

いったんは回復した体調だが、え?って感じで昨日の夕方からまた発熱。そんなに無理したつもりもないんだけどねえ。今日は自宅にて寝たり起きたりでデスクワーク。

ところで、久しぶりに正社員の求人を始めた。詳しくは左の「スタッフの募集」から。

5年間続いた「夫婦2人+パートさん」体制からの脱却を図ろうというわけ。一時私以外に3人いた生産スタッフが1人欠け、2人欠け、最後の3人目が辞めても誰も新たに雇用しなかった一番の理由は、3~4年に一度大被害をもたらす洪水を前提とした経営を構築するため。2004年の起業以来、成り行きで無秩序に膨らんでいた当時の経営では、洪水が頻繁にやってくる状況下でとても太刀打ちできなかった。

次に大きかった理由が自然栽培への挑戦。養分や栄養という概念を無視するという当時の私にはあまりに唐突で魅力的な世界を前にし、とても社員を抱えられる自信がなかった。

それからというもの、栽培品目や作型を筆頭に、管理技術の詳細まで私に負える限りの見直しと模索を繰り返し、現在では3人居た当時と変わらぬ売り上げを上げるようになった。(逆に当時がいかにずさんな経営だったかということだが。)逆に1人増やすことによって得られるメリットのほうが明らかに大きくなったと判断しているわけだ。

洪水のときにどうするか(つまり給料が払えるか)、ってのがもちろん相変わらずの課題なのだが、そこは工夫で。少々変則的な待遇になるが(これについては面接で説明)、そこを納得してくれる人にお願いしたと考えている。

また当地は過疎の江津市の中でも特に衰退著しい地域。新たな価値観を持って、こういう地域での営みや暮らしに挑戦してみたいという変わり者も歓迎。将来は江津市内で独立就農を視野にという気概を持った人も歓迎。待遇を変則にしているのも、そういう人へ柔軟な対応を考慮してのことでもある。合う人には結構面白いんじゃないか。

もっとも求人に苦戦は覚悟。以前も苦労していたから。せっかくの地元者でも微妙に通うに遠いとか、単身のIターン者は寂しいとか、うちは職人芸の多い職場だから誰でもというわけには行かないし。まあ常に気長である。縁と運を待つ。ずっとそういう経営だった。

※1回目草取りマラソン進捗率:87%

2/4 子どもは自分の鏡

このたびの人質事件を受けて、少し前にネットで見たシーンが頭から離れない。あまりに残酷で目を背けてしまったので詳細が分からないが、子どもが大人に混じって無防備な人を銃で撃ちまくっているというもの。あの子達は、ああいう現実を現実として育っていく。そしていざ大人になって平和の「風景」を押し付けられたって、理解ができないのではないか。こうやって同じようなことが繰り返されていく。

ひるがえって、我が身を思う。「子どもに求める性格や人格があれば、それをまず親がやれ」ということはよく言われることだ。子どもは親のやることを真似るからだ。

「心の優しい人になって欲しい」「他人の気持ちがわかる人になって欲しい」などというのはほとんどの親が自分の子に対して抱く気持ちだろう。だったらそう育てるための一番の方法が、親自らがそういう振る舞いをするということに他ならない。このことは日々あまりにも実感することだ。

ちょっと前の息子との会話。
私:「たっくんよ。渡のじいちゃんばあちゃんち行くか?」
息子:「何しに行くん?」
私:「ただ元気?って言いに行くだけ。」
息子:「何で元気って言うだけで行くの?」
私:「そうすると、じいちゃんばあちゃんは嬉しいかなって思うんよ。だけえ行くんよ。」
息子:「へー」

息子が学んでいると思われるときの「へー」は明らかに言い方に特徴があるが、このときはそういう「へー」だった。もちろん私の気持ちは本心。こうやって、相手が嬉しいと思うことをやるという思考回路が育まれるのではないか。実際には、「へー」と言われて、「お、学んでるぞ、こういうところで学ぶんだ!」とちょっと不意を突かれるわけ。

また、以前女房が体調不良で先に床についた。うちの寝室と居間は音が筒抜けなので、いつもと同じテンションではしゃぐ息子に、
私:「お母さんがもう寝てるから静かにしよ。」
息子:「もう寝てる(眠りに落ちた)んじゃないの。」
私:「寝たかも知れんけど、うるさくて目が覚めるかも知れんでしょ。そしたら病気が治らんくなるんよ。」
息子:「へー」

ときどきうっかりして大声になるときはあるが、黙って人差し指でシーの真似をすると、自分でもシーをしてニコニコ笑っている。それなりに楽しんでいる様子。まあ布団に入るときは我慢できなくなって「おかあさ~ん」と抱きついて女房を起こしてしまったけど。

とこんな風に「風景」ってできるものだと思っているのだが、もちろん私がわざわざ頭で考えた演出などではない。私自身が実際に思っていることが自然に会話の中で出てきたに過ぎない。大したことではないのだ。

もちろん私も子育て期は初の体験だ。日々学びながらのことで、偉そうに言ったところで息子がどんなふうに育つかはわからない。ただこうやって思いやりや気づかいの気持ちってのは育まれるんじゃないか、こういう気持ちや「風景」は人間にとってはある程度「獲得するもの」なんじゃないかと思っているわけ。

ってことは、子に望むことはまず自分がやれってことだ。子は自分の鏡。改めてこんなことを書いていたら、やばいな、自分のアラがいろいろ出てきた(汗)。ま少しずつね、少しずつ。

・・・恨み憎しみを子どもたちに伝える世界が、この世からなくなりますように。

※1回目草取りマラソン進捗率:86%

2/3 このたびの悟り

弱気の中でも、体調が悪いときは気持ちが開放されて、何かと悟り的な気づきが生まれることがあるけれど、このたびも一つ。

よく言うことだが、「変わる人は変わるが、変わらない人は変らない。」「分かり合おうとしても絶対に無理な人がいる。」という当たり前のこと。やっぱりそうだよな、という諦め半分、これで前進できるぞ、という期待半分。

もっとも、変わることと変わらないことのどちらがいいとは言えまい。変わらないことこそ最も尊いという教えもあるし、どうせみんないつかは死んでいくんだしね。

ちょっとしたことに腹を立ててついついアマノジャクをやりたくなる、ということだけでも皆がやめれば、世の中の課題はもっと解決すると考えているが、それは理想の世界であって、考えるだけ無駄だということもようやく腹の底から。他人に逐一不満を抱くことが性分という人の気持ちもなんとなく。性分だったら仕方ないわな。

それならそれで、やりようあるしね。俺は大体何でも遠慮しすぎなんよな、きっと。ちょっとスイッチ入るかも。まずは自分の改革からだ。

2/2 弱気

体調を崩し、ちょっと弱気。

これからの様々なことを思うと、不安があまりに多い。

そんなときこそ「人の繋がり」なんだろうが、これが意外とね・・。

誰でもみんな、悲しみを背負って生きてるのな。

人質事件を見ても考えることはたくさんあるな。

「腹を立てる」ことさえしなければ、だいたい何でも上手く回っていくんだけどな。

それは理想だな。

あ~あ、もう何も考えたくない。

2/1 久しぶりの発熱

久しぶりの更新。休んでいたのはいろいろ思いがあったから。極めて元気でやっていたのでご心配なく。

と言いつつ、昨夕から発熱。一昨日に突如歯の激痛という不穏な兆候があったのだが、ここに来て無理がたたったようだ。発熱は、さあどうか、2年ぶりじゃないか。しょっちゅう発熱してきた私にとっては珍しいことだ。

初期症状なので安静にしていれば治るだろうとタカをくくっていたら、次第に温度が上がっている。まあ気を楽に、何に憚ることなく休めばいいや、と葬儀やアポを全部キャンセルしてのんびりとしている。

しかしこのたびの不安は女房に移らないようにしないといけないこと。幸い咳も鼻づまりも皆無。気をつけていれば大丈夫じゃないだろうか。

今回のことも反省はある。やばいかな・・と感じたら、誰がなんと言おうと自分の判断に従わないとダメだ。判断に自信があるときはなおさらだ。そこが甘さ、か。たかが風邪、の話ではない。経営だって何だって今までずっとそうだった。前回書いたことと関わる。

※1回目草取りマラソン進捗率:81%

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