はんだ牛蒡生産者 反田孝之さんブログ - 2015年7月の記事

7/28 自然栽培の宣伝はもうやめよう

自然栽培の良さを伝えることを今後はやめようと思う。

うちの経営を考えれば、自然栽培は普及しないほうがいい。この近辺ではうちが一人勝ち、経営も安泰、いつまでも持ち上げられて気分よく能書きを垂れていられる。これ以上生産量も増やせないので宣伝にもならんから無駄だし。

それに自然栽培の普及は景気にも悪影響を及ぼす。直接的なところでは畜産業界は糞の処理で、資材業界は肥料や農薬が売れなくなって大打撃だ。行く先では食の業界、または「売り上げ」が減ると見込まれる医療業界も困ることになる。

地域経済にもダメージだ。雇用の確保や景気上昇への待望が強い地方では、今成り立っている会社や産業は貴重な存在である。それをかき回すようなことは慎まねばならない。

どんな社会でも分野でも、上手くいっている人の影で困っている人というのは、いる。農業経営や健康の面でもそれは顕著だ。こういう層の人たちにとっては自然栽培の普及はいいことだろうが、この社会では、そういう人たちは上手く行っている人のために犠牲になってもらわなければならない。経済は人の健康や環境を搾取することで回るというのは動かしがたい真理である。そこで搾取される人というのは当然弱い立場の人ということになる。

圃場見学会なんかやったって敵を増やすだけだ。味方も増えるが増えたって私ら家族には何のメリットもない。ただ世間に厳然として流れる本物を求める大きな流れに乗り遅れていくという不安はあるが。ま、今だけ金だけ自分だけ。限られた人間だけで目先のいい思いをしましょ。

7/25 ジッと草刈り

暑い暑い暑い~。

大豆の土寄せはあと渡地区の70aを残すのみ。他にも急ぐ管理がたくさんあるが、昨日の夕方からジッと田津地区の農道周りの草刈り。トラクターモアと自走式草刈り機と普通の草刈り機の3台を駆使。

いい加減にやらんとならんくらいに草が伸び放題なのだ。きっと集落の人はイライラしている。だから刈るということは当然あるが、一番の理由は明日の圃場見学会。ある程度歩きやすくするべきだし、私も歩きやすい方がいい。

今日何とか形をつけておいて、明日の朝にダメ押しをして午後からの見学会に臨み、あさって月曜から本線の管理に奔走したい。

まあ気持ちばかりで、こう暑くては奔走できんのだが。

7/24 ずっと動いているのに・・

暑ちいな~。大嫌いな夏が来たよ。

田津の畑が炎上しているというのに、その管理を何もしていないというのに、もう16:30だ。ずっと動き続けているのにどうしてこうなのだ。もう少しデスクワークしたら急いで行こう。ってもう時間的にあんまり大したこと出来んねえ。かなりへばってもいるし。

7/23 すべての指針を「土」に聞く

思ったより降ったね。そのせいで大豆の土寄せが中断したまま。諦めて3日後に迫っている圃場見学会の資料や次第の準備を昨日の午後から今朝にかけて、しびれながら進めたところ。

折りしも台風12号が当初の予報より大幅に西にずれ、あわや当日直撃か、という心配をしたこともあったが、ルートも日にちもずれてくれそう。ということで開催を決定。と書いたところで、あれ、勝手に開催とか中止とか決めるってどうなの?という疑問が湧いてきた。今回は公機関が後援についているのだった。ま、いいか。

ゴボウの出荷も秘密裏(しつこいか)のうちに始まっているし、現場はめちゃくちゃだし、頭の中もめちゃくちゃだ。ちょっとした気遣いとかが益々できなくなっている。どうも最近脳みその処理能力が落ちている気がしているが、酒の飲みすぎと関係があるかどうか。単なる加齢の範囲で収まらないのなら、酒を減らすという重大決心も必要かもしれない。という冗談は置いておいて、これも私の中である種の調和じゃないだろうかなどと少し思ってみる。

しかし、ね、圃場見学会って何のために実施するのかね。人間むやみに掘り下げて考え過ぎるべきではないが、やって得るものがあれば失うものもあるわけで、社会と時代の中での自分の立ち位置を再確認する意味でも、今一度この見学会のあり方を考えるのもいいかもしれない。「男のロマン」という誰をも寄せつけない便利な言葉は封印。

あ、やめないよ。毎年やるからね。やれ、って田畑が言ってるのよ。これホント。タルマーリーがあらゆる指針は「菌」に聞く、のと同じように、我々はあらゆる指針を「土」に聞く。こういうことだと最近何となく分かってきた。

7/22 今年の大豆は土寄せを失敗

大豆の2回目の土寄せ進捗率、76%。田津地区は終わり今田地区の真っただ中。今田地区はショボクった。適期が過ぎている。下の写真の様に草を抑えれなかった箇所がほとんどだ。おそらく収穫前には草だらけになる。さらには今日明日の雨で畑に入れそうにない。やっちまったよ~。近年の大豆の管理は1年おきに成功と失敗を繰り返していて、今年は失敗の番だったが、あにはからんや当たってしまった。

いつも通りにできたところ

今回の失敗で特徴的なところ

こうなった一番の原因は、1回目の土寄せ時の土の湿り気。極めてわかりやすい。写真の上手くいっているところは地下に暗渠が通っている箇所だ。水はけさえよければ何とでもなるのだが、ここは転作田だ。

しかし排水オタクを自負する私だ。かつてやっていたような明渠と弾丸暗渠の組み合わせでどうにでもなると言いたいところだが、これをやるとせっかくずいぶん減ってきた石がまた増える。耕深より深いところにある石が上がってくるからだ。泣きたい思いをしてひたすら取り除いてきてようやく今の様になったというのに、今また石を上げるという決心が付かない。

またもう一つの原因、適期を逃したということでは、先日の台風前にやるべきだったということがあるが、そのころは田津地区をやっていたのだからこれは仕方がない。作付面積を増やすということはこういうことだ。

まあ、これだけゴチャゴチャ悔やんではいるが、そろそろ慣れてきた、経営も俯瞰しているし本人(私)は意外とケロッとしていて心安らかである。ただ今回の土寄せのために、先日招かれていた近くにオープンするカフェのお披露目パーティーを蹴ったし、家族での久しぶりの楽しみも削った。その甲斐なく結果が悪い。起業してからの私の人生はこういうことの連続だから、やはりここは不満。まあいい、年輪を増やすようにやっていく。

遠くに小さく見えるのが乗用管理機の「愛さいか」。いつ終わるんだ~。

7/21 何とかせにゃあ

ゴボウの収穫、大豆の土寄せ、で一日が終わった。あちこちで草が盛り上がっているしもっと何でもかんでもやらんとならんのだけどねえ。現場は火の車よ。

圃場見学会も近づいているが準備が何もできていない。準備は現場も資料もある。こりゃやっぱ負担大きいよ。

でもやるべきことはやりまっせ。毎年やるつもりだから、無理なく充実させることを考えていきたい。

7/20 秋まきゴボウの収穫を進めている

秋まきゴボウの収穫進捗率が今日で33%。あくまで(しつこいようだが)秘密裏に進めている。今年は作付を縮小したため、進み具合が早い。昨年の規模ならまだ25%が終わったに過ぎない。これも洪水によるリスクを避けるための処置。ゴボウを欲っしてくれている人がたくさんいるのに、そして作れば確実に利益のでる作型なのに、何かもったいなくはある。

しかし歩留まりを上げることで、収量減はかなり緩和されることになる。実際に今年は出来がいい。トンネル1棟で400キロ以上なら良しとしているが、今年は500キロくあいある。24棟分すべてがこういうわけには行かないだろうが、昨年に引き続きの好成績になりそう。

そして悩みの種の春まきゴボウ。こちらも過去にないくらいに良い状態。もっともゴボウは地上部だけでは何とも判断出来かねるので掘ってみないと分からないのだが、洪水さえ来なければ例年のようなことにはきっとならない。

こういう状況を、まぐれと言われても仕方はないが、私としてはある程度の完成形に達したように考えている。春まきは作付け直前の状態が、今年初めて自分が理想と思われるものにできた。具体的には前作および前々作の処理、土の中のエネルギー、諸作業時の水分、播種時期。天候に恵まれたこともあるが、こういうことをきちんとすればこれまでの様にひどいことにはならないのだろうという手応え。11年という歳月。私の粘り勝ちかどうか。

ここに来年以降は洪水のリスクを減らす工夫を加えるが、これについてはまたいつか。

秋まきのネタに戻って、自然栽培を始めて、施肥圃場の管理の仕方が前進したことは大きい。ゴボウの年に施肥をして、間を2年空けて肥料分を抜く。これで今のところは上手くいっている。2年も空けるのかという経営的損失は、1棟当たり400キロ以上取れればまったく問題にならない。

施肥圃場もいつかは自然栽培に転換したい。今はまだ腐植質が少なく無理と判断しているための施肥管理だが、今やっている管理を続けて、どういう行程で自然栽培が可能と思える状態になるのか。そんなことを楽しみにしている。

7/18 大豆の連作と草のこと

台風は大したことはなかったが、やはり雨はそれなりに降った。昨日あたりからイライラしているのが、今田地区の2回目の土寄せタイミングを失いそうなこと。畑の状態としての適期は昨日、今日くらいか。しかし今日はもちろん、これだけ降ったら明日も確実に入れない。天気次第では明後日から入れるだろうが、さあどうか、それでは少し手遅れの気がする。

手遅れというのは雑草が「きちんと」抑えられないということ。「ある程度」抑えるというならきっと大丈夫。だから大豆の収量自体はそこそこ見込まれて目先の経営としてはそれほど悔やむものではないが、来年以降のことを考えると、雑草の種を落とすというこが大問題。輪作して他の作物をつくるというのならまだいいが、今田地区は連作で続けていく方針でいる。可能なかぎりキチッと草は抑えておきたい。

草の問題でいうなら、例えば「ゴボウ―緑肥」型の体系では少々草の種を落としても大丈夫。農地の肥料分が抜けていくにしたがって草の問題は減っていくような気がしている。しかし「大豆連作」型は草が増える傾向にあるのではないか。一番長いのは今年で連作6年目になり大区画化圃場整備の期間中を加えると8年間はまったく肥料・堆肥などは入っていないにも関わらず、草は増えている。このことは大豆という作物の性質を考えるべきか、それとも転作田でもあるこの圃場の条件を考えるべきか、はたまた他の要因を考えるべきか。

自然栽培の大豆の連作は少なくとも5年間は収量や品質に影響はなかった。ただ10年もすれば落ちてくるという情報もある。それが本当かどうか確かめてみたいという気持ちでやっている。そのためにも草などの他の要因はなるべく排除するべくしっかりと管理をしておきたい。

そういう意味では近年手抜きでやらなくなった排水対策を復活させることが理想だ。明渠を切るだけで土寄せのタイミングが圧倒的に取りやすくなる。このあたりはトータルに判断していきたい。

というようなことを圃場見学会で現場を見ながら詳しくお伝えする。そういえば22日(水)が締切。あと10人ばかり定員に空きがある。是非、左の「圃場見学会のご案内」からお申し込みを。

7/17 川越地区の行く末は楽しみだぞ

台風はより東にそれ、当地は今のところ風も雨も穏やかである。今後の予報もそれほどではなさそうだ。JRも動いている。昨日延期が決まった母校での講演だが、できたかな。関係者のお気持ちをお察しする。

ところで昨夜、ここ川越地区の未来を考える寄り合いに招かれたが、時代は動きつつあるかも。自然栽培や自然医療はこれからの地域運営の肝だと思っているが、そのことに目を向けられるムードができそうである。

以前も書いたが、「あうん健康庵」の小松先生の存在は大きい。先生は私の存在が大きいと感じてくれている。ありがたいことだ。私らのような存在を、地域の人が「こいつらは使えるぞ」と思ってくれることが理想。その理想の方向へこれから向かっていけそうな予感。

そのために私が何をするべきか、ということはもう何度も書いてきたことだが、今の自然栽培を主体とした会社経営を地味でいいからしっかりやるということ。そして周囲の人が絡みやすいように、もうあとちょっと負担感と追われ感を低減した経営。のぼせることなく冷静にジッといくのみ。

こういうことならいくらでも骨を折らせてもらいたい。俄然、やる気だ。

7/16 台風を控えて

明日は台風が直撃だ。台風は中心が進行方向で右を通るか左を通るかで荒れ方が変わってくるが、この度は幸い右を通ってくれるようだ。まずは一安心。

しかし油断はできない。今日は午後これから養生のため現場を回ろうと考えている。本当は午前中から始めようと考えていたが、今日も結局ゴボウの収穫関連作業で昼まで潰れた。昨日の大豆の土寄せも50aを残してしまったし、この時期恒例の日々のサイクルなのだが、何とかならんか。

養生は種採り圃場と機械のシート類がメイン。種採りはゴボウとニンジンをやっている。毎年、種を繋ぐという行為がどういうことなのか、毎年やってみるとよくわかる。もちろん失敗しても、買えばすむ、もらえばすむという現実はあるのだが。

さて、どの程度まで養生をするか。明日の出張のこともある。こういうのは経験を勘に活かすとしか言いようがない。そのために生きている。

7/15 にわかに忙しい

台風の接近とは関係なく、にわかに忙しい。メインが田津地区の大豆の2回目の土寄せ。今日を逃すときっと草に負ける。この一日だ。

ところで昼前に、渡津小学校の3年生が畑見学に来てくれた。「なぜ田畑は川の側に多いのか」の謎解きが目的。子供好きの私にとってはちょっとした息抜き。子供があの暑い畑で30分集中するのは難しいね。おめえらちゃんと勉強しろよ。

7/14 台風の直撃と母校での講演

台風が直撃のコースで向かってくる。今のところ17日あたりが再接近らしい。時期としては洪水のことが頭をよぎる。一昨日あたりから今もって上流の三次盆地周辺でかなり強く降っているようだ。土地が飽和してくるとちょっとした雨で増水ということになる。心配の度合いが増えている。

ところで17日に最接近というのには他の不安があって、この日は母校の高校の特別授業で講師役を頼まれているのだ。地元の高校ではないし2度と校舎に入ることはないだろうと思っていたが、こんなお話をいただけるとは思わなかった。高校は私にとってはある意味「挫折」の場所。そんな場所からの講師役のお誘いは、これまで多くの場所に呼ばれてきた私にとっても、少し大げさかもしれないが、これはもう「晴れの舞台」なのである。

その舞台は遠い松江だ。往復の路程のこともあるが、当地での災害の不安もある。急の増水に備えてあらかじめ田津地区に転々と置かれている5台の機械や作業機と2台の電気柵バッテリーを高みに上げておくという処置も必要かもしれないし、細かいところでは電気柵で水路などを跨いで圃場間を繋いでいる「埋没線」も撤去したほうがよさそうだ。

そこで松江へ向けて余裕を持って早めに家を出るなら、それらの処置は前日から始める必要がありそうだし、なるべく早く帰宅して電気柵のバッテリーと埋没線だけは繋ぐ必要がある、翌日は天気次第で早朝からゴボウ収穫のために機械を畑に戻そう、また遠方のゴボウ出荷が始まっていれば不達対応で女房を振り回すことになる、などといろいろイメージしている。

移動にはJRよりは車がマシだろう。最悪のことを考えて前日入りという選択肢は、上記のような対応があるので難しい。せっかくの晴れの舞台がいろいろな意味で残念なものにならないよう、過剰目の段取りをしておきたい。

7/11 何事も半歩前進を目指す

昨日の記事、FBで反響多数。コメントのやり取りをした人にとってはそれなりに参考になることがあったのではないか。もちろん私も。新たな気付きもあったし、頭の中も整理された。

島大の作野先生の影響で、半歩前進を狙うことの重要さに改めて感じ入っているのだが、改めてっていうのも、これって農業経営やもっと言うなら自然界のスピードと同じだから。農業経営は年輪のようにじわじわと拡大するのがいい、とは著名な農業者の言葉。そういう気の利いた表現はできなかったが、ずっとそう思ってやっている。よくスピード感が必要だ、という言い方を耳にするが、自然は保守的だ。スピードは要らない。そして経営に限らず教育の問題だってそう。このブログやFBなんかで吼えたって何かが劇的に変わることなどないのだが、半歩前進の、さらにその「きっかけ」「ハチドリのひとしずく」くらいにはなるかもしれない。臆せず発信していくことの重要性を思った。

もちろん昨日の記事は、あのような内容を公開したことに嫌悪感を抱いた人もいるはず。露骨にそう取れる人もいる。しかしあれは愚痴を書いたのではないし、周囲には理解できないであろうう内内の事情もある。勝手に毛嫌いしていればいい。「事件は会議室で起きてんじゃねえ、現場で起きてんだ。」だってよ。

最近のんきなネタが増えたが、現場もボチボチ。本当はボチボチではいかんのだが、にわかに暑くなったせいか体調が悪くて。大豆の1回目の土寄せは今日やっとこさ最後の70aを終えた。ゴボウの収穫もしつこいようだが秘密裏(笑)に進んでいる。進捗率13%。あした日曜は機械の回送を1本だけやって休むつもり。息子とモウセンゴケを見に行こうと話をしている。

7/10 研修志望で来た若者たちの顛末

「××は反田のところで研修してたんだって?」と言われることがある。多くの誤解を生んでいることもあり、こんなところにでも書いておきたい。

確かにひとまず受け入れた研修志望者が過去に3人いた。しかしふたを開けてみると、・・・私も肉体作業的現場労働に関わって25年間いろんな人を見てきたが、そんな私の目から見てもビックリするような子ばかりで研修にならなかった。

1人目は行政の親しい知人が連れてきた。面接のときにちょっと無理かなと思ったが、連れてきた知人の手前もあるので、知人の承諾も得て、向いていなければやめてもらうという旨を伝えて受け入れた。

しかし面接で感じたとおりの致命傷。虚言癖があるのだ。何から何までその場を取り繕うために嘘をつく。また月のうち半分は膝が痛いといって休む。作業中に携帯ばかりしてどうにもならんので、携帯は禁止!と言ったら、じゃあ研修をやめます、とのこと。そうして「膝が痛いのは嘘でした」と白状して3ヶ月でやめていった。

2人目はまじめで元気な子。しかし性格が難しく、仕事を覚えることよりも「今の自分」を評価されることに執着して、とても研修にならない。アピール癖をなくせ、見て、聞いて、考えて、自分を大きくすることが大事なことだと何度言っても、見るでもないし聞くでもない。いかに自分を大きく見せるかに終始し、それでも評価されないので腹を立てたり落ち込んでばかりいる。

そんな感じで私に言われたことを何となくやり続け1年が立ち、補助事情の関係で独立。実質は何もできないわけだから数年は研修と思ってやるように言ったが、馬の耳に念仏だ、見るでもないし聞くでもない。教えると嫌がる。だから不思議な管理ばかりしている。そのうちどこかで地雷を踏んだのだろう、私はすっかり嫌われてしまったらしい、ここ1年はまったく私に寄り付かなくなってしまった。今も相変わらず不思議な管理ばかりしているので作物が育たずにいる。

3人目は、補助事業を受けながら他所で研修をしていたものの、そこで農薬を使うのが気に入らないからうちに鞍替えしたい、とやってきた。面接では何事にも自覚のなさがありあり。私の悪い癖が出て、農業は無理でも人生の先輩として一つでもお土産を持たせてやりたい、補助事業はすでに受けているんだから、そういう目的で受け入れてももいいんじゃないか、と受け入れを決めた。

しかし案の定、なんとも自覚のない子。目移りばかりして地味に働こうという意欲がない。そういうレベルだから、来て2ヶ月経ってやらせられる作業がなくなってしまった。再生が厳しかったのは年齢がそれなりだったということ。うちに居ても時間も税金も浪費。県の事業の担当者とも相談して、3ヶ月でやめてもらった。

・・・

以上のようなところ。あまり言い訳をする気はないが、やたらと私を責められても困る。私としては以上の子らはうちで研修したのだとさすがに認めるわけにはいかない。むしろ3日~2ヶ月の短期のアルバイトにきた子らが数人いたが、目的意識をもってそれなりに学んでくれたらしい子も少なくなく、そういう子らにとってはそれなりの研修だったと言えるのだろう。

うちの研修生受け入れに関する多くの誤解には根強いものがある。でも事情を理解してくれている人も増えている。ただでさえプレーヤーが育ちにくくなりつつある時代に、どうでもいいようなネタで足踏みをしているのは何かもったいない。地道に行きたい。

7/9 今日の収穫は散々

秋まきゴボウの収穫を秘密裏に進めている(笑)。

といっても今日でまだ2日目。天気が悪くて収穫作業が出来ずにいるのだ。毎朝7~9時の予定で、中止の場合は6時に手伝ってもらう方々に電話、やる場合は連絡しない、という流れ。今日も5時に起きてPCの雨雲レーダーとにらめっこしたり、現場の土の湿り具合を見に行って、悩みに悩んだ挙句3日ぶりにやることに。

7~8時はどんよりした曇り空ではあったが大丈夫だった。しかし8時10分くらいから降り始め、だんだん雨脚が強くなってきて8時20分には土砂降りに。ゴボウは収穫中に雨に叩かれると泥を塗ったくったようになるので出荷に耐えられない。急いでトラックの荷台に積み込んでひどいことにはならなかったが、今度はそのトラックが畑の中でハマってしまった。

お手伝いの方の車に乗せてもらってワイヤーを取りに。トラクターで引っ張って40分後には無事に農道まで引っ張り出すことができた。そのころにはチラホラ青空ものぞいている。ああ恨めしや・・。

ふんどしから何から全身濡れネズミというのはまだいいが、ゴボウ畑がタイヤでかなりえぐれてしまい、その条を掘るときは少し難儀をするかも。そして土を練ったところはなかなか乾くものではない。今日は判断をすっかり外してしまった。

週間天気予報は梅雨明けの様相だが、近年の洪水はいつ来るかわからない。昨年のトラウマもある。1日でも早く掘り上げたい。特に今の圃場は低くて浸かりやすいからなおさら。そんなことで焦っている。

7/8 圃場見学会の詳細決まる

ようやく圃場見学会の詳細をアップ。左の「圃場見学会のご案内」から。

以下は、先ほどFBにアップしたもの。

『ようやく今年の圃場見学会の詳細が決まりました。近代農学をあざ笑う自然栽培の「現実」をご案内します。

2009年から始めた自然栽培ですが、やればやるほど田畑がよくなっていきます。また根本的に良くなっていくので私はだんだん楽になります。実に驚きの連続です。こんな素晴らしいことを黙っているわけには行きません。

またこの「現実」は、いかに現代の食や健康の常識が間違っているかに繋がります。農業者以外の方でもそういう視点で参加されればきっと楽しめますよ。・・・』

ということで多くのご参加をお待ちしています。

7/6 ピークを過ぎたと書いたとたんに、

今日はほとんど休憩というものを取らず18時になろうとしている。まだこれから明日の収穫の準備がある。でも追われ感、なし。こういうのは気持ちがいい。

7/5 繁忙期の改善と経営のこれから

今日は早朝から渡地区の大豆の土寄せの算段に時間を割いたが、10時前から休息を決め込んだ。やるべきことは山ほどあるが、タイミングはそんなにシビアではない。これからは「普通に」忙しく動けばよさそうだ。どうやら最大の繁忙期は終了したようである。

経営の安定を図るためには6月繁忙期の工夫が必要で、「負担感」と「追われ感」をどれだけ払拭できるかにかかっている。今年は初めて「殺人的」繁忙期の緩和に成功。早期田植えの安定化(2年の実績ではまだ怪しいが)が実現できたからには今後も以前ほどの繁忙はないだろうという期待がある。もちろんこれらの「感」を完全に払拭できるものではないだろうから、その按配というのは、ある。

按配というのは実は深い。負担「感」、追われ「感」というのは主観的なものだから、自分が強くなるというか鈍感になるというか受け止め方次第でどうにでもなること。それが私の場合はもうこれ以上の変化(進歩)は期待できないだろうという悔しさを伴った冷静な見極めを元に、この二つの「感」を排除しようとしているわけ。齢も45になったし。

そしてこういう転機に至れたのも、利益が十分に上がるようになったという経営的事情が無視できない。洪水さえ起こらなければ十分な利益が出るようになった。洪水のない年には人が羨むような利益を上げて、洪水の年にはジッと耐える。こういう経営スタイルが「今のところ」確立できたからこそだ。そうでなければ負担感や追われ感などと愚痴をこぼしている場合ではない。

今の農業を始めて5年ごとに区切ってステージを想定していたが、2004年は始めの年、2005~2009年が「模索期」、2010~2014年が「確立期」、そしてちょうど今年からが次のステップ、して言うなら「継続期」。

なんだ、ただの継続か、ではない。所有する多くの農業機械・設備の、おそらく近々やってくる更新ラッシュを無事にやり過ごすことができたとき、ようやく一人前の農業経営者になれるのだと、そう思ってずっとやっている。そしてその前にまず立ちはだかっていた敵が「くたびれ」。どうやらこれはクリアしたぞ、次は真打の「機械更新」に望むぞ、ということ。私は農業経営の確立をこういうスパンで捉えた。

ということを教えてくれたのは岡山での研修時代の社長だった。もう17年も前になる。「敵はくたびれ」の教えは何度振り返っても、重い。しかしまだ分かっていないかもしれない。分かったつもり、が一番怖い。そう思ってこれからも模索を続ける。

7/4 土寄せ、しくじったか・・

早朝から大豆栽培の本丸である今田地区の土寄せを。土がネトネトで本来ならやるべきでない状態。しかし悩みに悩んで、すわ開始!

始めたら悩まないんだよ~、これでいいのかという疑問は持たないんだよ~、一気に行くんだよ~、と頑張って言い聞かせながら一気呵成に攻めたてる。雨が降ってきたので3.5haのうち2.7haで終了。集中しすぎて意識朦朧、精神衰弱。

雨が降ってきたので事務所へ戻って、17時の天気予報を。おお~明日の降水確率が大きく下がっている。これはしくじったか。土寄せは少なくとも明日で良かった。あさってでも良かったかもしれない。いかん、悔恨が半端ない。その辺のガラスとか椅子でぶち割りたい気分。

たかが大豆の土寄せではない、経営上の一大イベント(ある意味最大のイベント)なのだ。高い利益率を誇ってるのにはそれなりに理由があって、それなりに精根をつぎ込んでいるわけ。のん気に楽しくやって済む世界じゃねえのよ。

7/3 この繁忙期はもう少しで終わる

今期前半戦、最後の山場を迎えている。大豆の本丸、今田地区の1回目の土寄せをするべく、畑が乾くのをやきもきしながら待っている。

今日は朝から晴れて暑いが、お昼の時点で、まだ土が軟く機械が入れない。今日中に入れるのかどうか。明日の朝一からではどれだけ急いでも明後日の午後にかかり、天気が崩れる可能性がある。今の雑草の様子を見る限り、週末~週始めの雨をまたげばおそらく手遅れになる。

そんなこともあって、お昼は予定外に自宅に戻り長めの休息をとることにした。今年の繁忙期は殺人的ではないが、チビ丸が産まれた関係で負担感を伴った長い繁忙期になっている。最近何をしてもすぐにくたびれる。「ちかのりくん」のお陰でずいぶん楽になったとはいえ、残る今田地区と渡地区の合計4.2haの土寄せの負担は大きい。体力の回復が必要。

この大豆の1回目の土寄せが終われば繁忙最盛期は終了し、普通の繁忙期になる。今年もついに終わる!あとちょっと!!と自分を鼓舞しながら、今はいろいろ考えたくなくて、無事に土寄せを終えた上でそのことだけが楽しみである。

ああ、もちろんゴボウの収穫は忘れていない。ようやく準備が終わり、6日(月)から収穫を始めれることになった。出荷は13日の週から随時開始できそう。見通しがたち次第、各社ご連絡。

7/2 最近焦っていること

最近のん気なことを書いているが、現場は相変わらず極度の繁忙が続いている。

今一番頑張っているのがゴボウの収穫準備。毎日のように「まだかまだか」の電話がある。

収穫しても調整~出荷で必要な行程があるので、その準備がメイン。一番大変なのが、場所を空けること!春先からの諸作業によって積まれた様々な資材類を所定の位置に片付ける作業。しかしこれが半端でない。今年は春先の女房の離脱によって例年にない状態。今日、ようやく目途が立った。もう少し待っとって!

ビフォアーを撮ってないので比べようがないか。写真の奥に小さく止まっている自走式斜面草刈り機。先日来故障して動かなかったが、今日ようやく復旧。これでゴボウの葉っぱが刈れる。今日中には一発目を刈っておくつもり。ゴボウは葉っぱを刈らんと収穫ができないが、普通の草刈り機だとわざわざ葉っぱを除去する手間がかかって大変。だからこれでないとダメなのだ。

後は洗いゴボウ作業の前までに中断しているこれをやらんとならん。沈殿槽の泥取り。

その他、胃がキリキリして痛いのが大豆の土寄せ。本丸の今田地区は転作田。水はけが悪く次の雨までにやる機会があるかどうか。昨日の朝がこんな状態。

右は5年前にサブソイラを掛けた圃場。左は唯一掛けていない圃場。歴然の差。まるで田んぼ。これじゃあ大豆は育たん。右だって明日土寄せに入れるかどうかは微妙。3日後がまた雨マークだから明日あさってのうちに済ませないと手遅れになる可能性が高い。太陽よ、もっとガンガン照らしておくれ。ちょっと弱いのよな。

7/1 反田はネガキャンをしているか

連日の流れで。

私が肥料を使わない栽培の良さを伝えようとするといい顔をしない人たちの中には、私がネガティブキャンペーンを張っている、つまり私が、「肥料の害を説くことで不安を煽ってお客さんに私の農産物を買わせようとしている」のだと思っている人が少なくない。

ま、これはどこでも繰り広げられるネタで宿命みたいなもの。化学肥料を使わず有機肥料を使うことでネガキャンをする人が、今度は誰かに「化学肥料に限らず肥料自体が悪いのだ」と言われて、それはネガキャンだ!と言い返している構図のように、このことはどんな世界でもなくならない。

しかしうちの場合状況が違う。そこでこのことについて触れておきたい。

うちはもう何年も前から、需要に対し生産量が追い付いていない。追い付かせようと経営的努力はしているが、諸事情により適わずにいる。だから左の「お取引方法」を見ていただければ分かるように、新規の方とのお取引はしていないし、個人向け販売も期間限定で極めて細々としかやっていない。生産量に限りがあるので、売れて在庫が減れば予約しておられる長年のお得意先(バイヤーさん)を困らせることになるからだ。誤解を覚悟で言うと、「売れると困る」のである。

だからマスコミ等で取り上げられると困ってしまう。問い合わせの連絡ばかり増えて、売るものがない。電話やメールの対応ばかりに虚しく時間を取られることになる。だから数年前からは宣伝的なメディアの取材は、好意には感謝してすべてお断りをさせてもらっている。

こんな状況なのだ。ネガキャンしたって何の得もないのよ。私がどこで講演しようが圃場見学会をしようが、うちの経営には何の得もないのよ。まあこれを読んでくれている人は初めからそんな風に思ってないだろうが。

目指すのは何度も書いてきた「自然栽培による家庭菜園の普及」。これなんかうちの経営にとっては一番邪魔だわな。ホントだ不思議だ、と思う人は「部分」ばっかし見過ぎ。大河のように流れる本物を模索する動きを見てみ。これは決して止まらんのだから、あとは自分がどの辺に乗っかるかだ。

*

魚コロッケ(送料込)

販売価格(税込): 3,240 円

イベントで2000個売れた大人気の蒲鉾屋さんの魚コロッケ!贈り物にお弁当やおつまみに子供から大人までリピート多数の人気商品です!

ごぼちく(送料込)

販売価格(税込): 3,240 円

水で溶くだけの衣付だから、お家で揚げたてを食べられます。ボリューム満点のごぼちくは、1本だけでもおかずにおつまみに十分です!

かまぼこ・揚げ物詰め合わせ 5,000円セット(送料込)

販売価格(税込): 5,400 円

ギフトに喜ばれる住京蒲鉾店のイチオシセット!人気のすまき蒲鉾から、おつまみにも最適な天ぷらなどギュッとつまったギフトセットです

ミニ瓦 5枚セット

販売価格(税込): 2,160 円

職人が1枚1枚手作りするミニ瓦。和菓子の受け皿や、お香をおいたり、アロマキャンドルをおいたり、ジュエリーをおいたりと用途は様々。お部屋のアクセントにもなります。

瓦箸置(唐草) 5個セット

販売価格(税込): 3,240 円

島根県石見地方にある江津市で製造が盛んな石州瓦。この瓦をそのままミニチュアサイズにした箸置きです。

瓦根付 1個入り

販売価格(税込): 918 円

石州瓦をそのまま小さくした粋な根付。携帯ストラップや鍵につけたり、着物の帯につけたり。赤茶色といぶし銀、大切な人とペアでつけても渋くて素敵です。

検索条件

商品カテゴリから選ぶ
メーカーから選ぶ
商品名を入力

ページの先頭へ戻る