はんだ牛蒡生産者 反田孝之さんブログ - 2016年3月の記事

3/31 毎年悩む苗床決め

一年で一番嫌な、というか緊張する、というか落ち着かない作業を始めています。苗代の苗床決めです。

ハローの一発掛けで高低差なく真っ平らにする作業ですが、今年は直前耕うんをハローでやったせいか、苗床の凹凸が激しくなったので、トンボでしこたま均しすハメに。昼飯を食べる今、ようやく入水しているところ。水面との土の凸凹の具合を見て、必要な個所の手入れをしてから今日中にはハロー掛けということになります。ちなみに写真のはちょっと水が多い。

苗床を決める作業にハローを使ってきましたが、有機肥料使用区のものはこれで問題ありませんが、自然栽培区のものはあまり面白くない気がしています。苗床が乾いた時にかなり締まるんですね。土の中の空隙が追い出されるイメージです。本当はクイックレベラーを使うのがいいと思いますし、もはやポット育苗農家の主流はこれのようです。来年は買おうかなと。

それと今回は、昨年の育苗から今日まで、育苗畑の全面耕うんも代掻きもやりませんでした。今後はやはり不陸を直すためにもやる必要があると思いなおしているところです。そうすると問題はいつやるかということ。忙しくて結局後回しになってしまうことと、畦板一枚で仕切った同じ畑(田んぼ)で大豆栽培をするので入落水の問題も。そういうところに意外と手の込んだ工夫がいるんで厄介なんです。

育苗は肥料を使うものと使わないもの(自然栽培)のものとの併用ですが、やっていると肥料の効果も逆効果も痛感します。肥料を使うか使わないかで、育苗についてのほとんどの技術が別物になります。肥料っていい意味でも悪い意味でも凄いなって。世の中の道理に通じてますね。いちいち、実に興味深いです。

3/30 籾蒔きと、補助事業の検査

昨日は自然栽培区の350枚。昨年があまりにスムーズに行っただけに、今年は少し不満あり。田んぼの土がもう少し乾いていたら良かった。昨年は乾きすぎだったし。このあたりが自家採土方式の悩ましいところ。

今日は購入山土を使っての有機栽培区のもの。580枚。土入れがフレコンバッグで吊りながらなので楽ちんちん。苗箱が止まるときにパンッと苗箱の一部が反って種籾が飛び出すといういつもの症状が初めのうちに出てちょっとロスをしたけど、原因究明の後はどんどん進んで、トンネルの換気や補助事業の検査を挟んでも、15時半には終わりました。

今年もいろいろ発見がありました。年々楽ちんちんになっていくってのは楽しいことです。大事なのはきちんと記録しておくこと。こんなこと忘れんだろ~ということでも1年に1回の作業ですので結構忘れるんですよね。

ついでに話を変えて補助事業の検査の件に触れると、これはハード購入についてのものです。今年は税金を使ってゴボウ関連の機械を2台入れさせてもらいました。何度か書いてきましたが、洪水のリスクの範囲内での増産がメインですが、リスクの範囲外でも、うち以外の個人経営体ができたときに有効利用できるので、潜在パフォーマンスはかなり高いと思っています。

またついでに補助金についての私の思いを言えば、もう一回くらい補助金にお世話になったら、あとは自立していきたいと。補助金を使うべき人がこれからたくさん出てくるという期待も込めて。ただあと一回はできればお世話になりたいと。農業開始後の数年のロスを取り戻すべく何とかここを。自分に向けて、敢えてこんなところに書いておきます。

3/29 病気のおかげで

この場でもちょいちょい書いていたけど、今年の冬は我が家は伝染性の病気で苦労しました。当地ではかなり流行っており、2月の半ばに下の子が「ノロ」をもらってきたのを皮切りに、上の子、私が続けて。その後、インフルエンザも絡めて常に子供のどちらかが発熱。夫婦で同時にインフルで撃沈した瞬間には、これまたインフルの下の子と元気な上の子を抱えて死にそうな思いをしました。

収束したのが3月19日。実に1か月以上も続いた長いトンネル。子供の世話で主に拘束される女房は特に大変でした。

と言うわけでこの10日間はようやく夫婦でフルに動けて、作業を進めているわけです。まったなし!の期間に入る前に済んで、まあ良かったということにしています。ただ同時に下の子の夜泣きがひどくなってきて、連日寝不足気味。でもあのかわいい顔を見たら腹も立ちません。

ところで、私自身も6日間に渡る静養を強いられましたが、その後体調が目立ってよくなっています。一番実感するのが、腰と肩の傷みがなくなったことと、ウンコが固くなったこと。今思えば以前の体は、異常だったなあと。あれで普通だと思ってたんですけどね。6日間ものんびりした上に酒も飲まず、3日間の半断食をしたのだから、そりゃ何だってよくなるよ、と言うことかもしれませんが、こういう機会がなければこの境地は分からなかったわけです。まだまだバカですね、私は。本当に病気のおかげです。

こういうことも、薬を服用しちゃったら勘違いしたまま何も分からずに終わってしまうところですが、この度は家族の誰もが一粒も一滴も薬を飲むことなく過ごしました。症状が長く辛かっただけにそれぞれの体がまた一皮むけたかなあと漠然と思えて気分がいいです。

あと、「病癒ゆれば多く慎みを忘る。須らく常に病苦の時を思うべし。」高校で習ったこれ。よく病気してたんでやたら覚えてるんですよね。今さら肝に銘じます。

※2回目草取りマラソン進捗率:96%

※3回目草取りマラソン進捗率:58%

3/28 稲の育苗培土のこと

稲の育苗培土の篩い作業がようやく終了。まあ暇を見てはボチボチだったのでこんなもの。

この秋からは購入したトラクターダンプを使って採土をするつもり。そして冬のうちに少しずつ篩っておくという予定。そうすればもっと大面積にも対応可と考えているわけです。こんなこと前から考えていたんですが、あまり計画的にでなく必要に迫られて一気にやったらどれだけやれるか、という試しも必要だと考えていますので、今までの苦労はよい体験になったでしょう、きっと。

上の写真は篩い後の稲わら堆肥。稲を田んぼに混ぜ物なしで積んでおいて1年に2~3回スコップで切り替えした2年半もの。このくらいであればポットの覆土としてまったく問題ないし、もしかして床土にもいけるかも。製造の手間があまりかからないのもいいです。これ触っているだけで実に癒されます。ただこれを大量に作るためには藁集めや切り替えしで一工夫要りそうなので、当面は覆土だけでやっていくつもりです。

明日~あさっては播種作業のつもりです。購入山土のものも合わせて今年はわずかに930枚程度。サクッと終わらせたいと思います。

3/27 秋まきゴボウの様子

今時の秋まきゴボウの様子を紹介。

圃場番号56。一切の養分供給を絶って8年目。2008、2012、2014年に続き4度目のゴボウ栽培。

圃場番号58。一切の養分供給を絶って5年目。ゴボウ栽培は2008年以来。

圃場番号68。一切の養分供給を絶って7年目。ゴボウ栽培はここも2008年以来。

今のところ、どこもよく育っています。昨年のような生育差が今年はありません。昨日書いた流れで言うと、数年ぶりの栽培となる58と68は育って当たり前。昨日の春まきゴボウの畑(圃場番号69)も2008年以来なんで、そこそこ育つと書いたわけです。

ただしうちの場合で言うと、秋まき型は大体よく育ちますが、春まき型は洪水がない年でも苦戦しています。だから「そこそこ」という表現なわけです。

実際に68については、2008年には春まき型で栽培し、ほとんど出荷できるものがないという散々な結果でした。ただ当時は大麦若葉との輪作で鶏糞を大量に撒いていましたのでそのせいは無視できませんが。そして2010年から、大豆と大麦と緑肥の栽培を繰り返し、一切の養分供給をしていません。それでゴボウがこれだけ育っていますが、これは秋まきだからかも知れません。

肥料をやらねば作物は育たない!という洗脳が抜けない人はあまりに多いですが、作物の生育を左右する要因は土壌の化学性(つまり養分供給)なんかよりも、適期作付け、水分環境、温度、土壌物理性、除草の成否、などの方がより大きいと感じています。また「育たない」の比較基準はどこにあるか。それは作物ごとに違っているようですが、できあがる品質をも加味してこのあたりを冷静に捉えてみたいものです。

行政や研究機関には、収量を考える上で、販売の視点を前提にして欲しいものです。経営は販売できてナンボですから。販売のことは知らないよ、でも構わなくて、そうではなくて、要するに農家は品質が無視できないんですよ、ということです。

写真の秋まきゴボウたちは7~8月に収穫となります。経験的に相当のレベル以上で美味いことは間違いありません。今年も安心して売ることができます。まずいゴボウを選別して捨てるという、労力的にも精神的にも辛い努力をしていた頃が以前はあったんです。貴重な遠回りをしてきたものです。

ついでにこんな写真も。56の一部で端っこが育たないいつもの症状が出現。ね、示唆に富むでしょ。

3/26 ゴボウの自然栽培は簡単か

憂鬱と期待に包まれた春まきゴボウ作付けの季節がやってきました。今日は終日この作業を、まずは2140m分。トレンチャーはすでにかけてある(写真)ので、畝立て同時鎮圧~播種~電気柵設置の行程。

3/25 温度管理で振り回されて

午前中は天気にすっかり振り回されました。晴れるようでなかなか晴れないうえに、気温が一桁台。トンネル内部も20度台。こういう時はトンネルがなかなか開けれません。田津地区で本線作業があれば、それをやりながら待機するのですが、トラクターの退院が遅くなったことでそれもなく。

ひたすらジリジリと痺れました。5分10分をケチって動いているのに、こんなところですべてご破算。農業はどうしてこんなに忙しいのだといういつもの愚痴。

ちょうどこれを書く今、トラクターが退院して来たみたいです。ちょっと遅かったなあ~。

種籾の播種作業を来週に予定。今日の午後はその準備を進めます。本当はさっさとトンネルを開けてからやる予定だった作業です。

そして明日は春まきゴボウの一発目播種を考えています。しかしそこまでできるかどうか。

※2回目草取りマラソン進捗率:96%

※3回目草取りマラソン進捗率:29%

3/24 長い会議が多すぎる

年度末は地域の様々な会議があります。役員会やら総会やら。

でいつも思うことですが、時間が長いですね。その会自体は年に1回とか2回のものだからちょっとくらい長くても、という考えもあるかもしれませんが、多くの会があってあちこちに顔を出さないとならない人にとっては結構辛いものがあります。必要で長くなるなら構いませんが、大体は話がかみ合わないためだったり、発言したい人の自己満足のためだったりで、無駄に長くなっています。その結果必要なことの議論が手薄になったりすることもあります。

発言したい人って、多いですね。発言自体はもちろん悪いことではありませんが、発言することが目的になってしまっているのが問題です。必要なければ黙っていることも大事なことです。自分の存在を示したいという気持ちも分からないでもないですが・・。

などと愚痴を言ったところでどうにもなりません。人はいろいろですから。問題は進行役にあります。その場で進行役を担う人(会長とか事務局とか)がしっかりしていれば大体はこうはなりません。俺にやらせろ、などと思うことはしばしばです。(でもでしゃばることはしませんよ。)私も今年から2つの団体で会長と事務局の進行役です。「必要十分」で役割りを果たして行きたいと思います。

※2回目草取りマラソン進捗率:93%

※3回目草取りマラソン進捗率:17%

3/23 温度管理を放置し、稲作勉強会に敢えて参加

月光射す、霞みたなびく田津の原。ほぼ満月の月光をいただきながらの深夜の0時からのトンネルを閉める作業も、幻想的でおつなものです。

昨日は結局山口県での稲作勉強会に参加。昨日の朝までパソコンで気温予報とにらめっこ。一つの仮定を検証すべく、敢えて夕方はトンネルを放置しておき深夜に帰ってきて閉めるという選択肢を選ぶべく、行っちゃいました。

トンネルの温度管理の最重要目的は「とう立ち」の防止。とう立ちの原因は、「ある生育段階で、ある一定以下の気温に、ある一定以上の時間さらされること」なのですが、この3つの「ある」がよく分からないわけです。私は感覚的に5℃というのが一つの指標になりうる数字と思っているのですが、それに関して試したいことがあったわけです。

どういうことかというと、一昨日の早朝の気温は2℃でしたが、トンネル内は7℃でした。外気温がどうであれ、この時期は地熱のおかげでトンネル内部は7℃くらいに保たれるのではないかと。さらに一旦下がってもトンネルを閉めればまた上昇して7℃くらいになるのではないかと。予報では0時時点の川本の予想気温が5℃でしたので、まあ0時までに帰ってきてトンネルを閉めれば7℃くらいに上昇して、5℃という低温にはさらすことにはなるまいと。

実際には0時に畑に帰ってきたときには若干低く、4.5℃。そして冒頭のようにトンネルを閉め、朝方温度を見に行くと、してやったり、ちゃんと7℃になっていました。おかげで今後は温度管理方法の選択肢が増えます。こういうときでないとこういう試しってできないものですから、とても有意義な機会になりました。

一方で稲作勉強会の方も、こちらが目当てにしていた成果はありました。わざわざ時間と金をかけた上に作業をストップして行くのですから、元は取らねば。いつも言う修業的な副産物もゲット。最近、ちょっとスイッチが入ることが続けてあります。先日の数日間の静養以降、スイッチが敏感になっているようです。

さてさて、しかしながら私は決して騙されません。いいことばかりと言うことはありません。裏に潜む失ったものを意識してやっていきます。

※2回目草取りマラソン進捗率:92%

※3回目草取りマラソン進捗率:17%

3/21 催芽の時間がズバリ

毎年恒例の種籾の催芽で、早朝から事務所へ来ています。今年は24時間くらいかかるという目算を立てていましたが、ズバリそのくらいになりそうです。この数年の実践からは浸種の積算温度でかなりコントロールできると言えそうです。

今日は念のため21時間目くらいに様子を見に来てみました。あと2時間くらいなのでわざわざ出直すのは面倒ということで、待ち時間でこれを書いています。

年度末という人間都合でも何かと忙しい時期ですが、病み明けの作業の方も何とか進んでいます。草取りマラソンはこの週末で大幅に進みましたし、春まきゴボウも遅れていますがトレンチャーのスタンバイまでできました。月末の籾播きの準備もほぼできました。またその他の圃場の管理(高低差直し雑草の漉き込みなど)も少しずつですが進んでいます。

明日は楽しみにしている稲作の勉強会が山口県でありますが、これに参加したいなあと。作業の進捗的には可能になっていますが、トンネルの温度管理がありますので、行けるかどうかは微妙なところです。明日の天気予報を見てからの判断になります。

ちょっと疲れ気味です。今日は家族で過ごすつもりです。

※2回目草取りマラソン進捗率:86%

※3回目草取りマラソン進捗率:17%

3/20 続・薬を飲まずに病気を治すこと

3月14日の続きを。

自然栽培を試して上手くいかなかったり、病気のときに薬なしでは速やかに治らなかったりする人の過ちは、

1.必要なことをやっていない。
2.不必要なことをやってしまう。

という2点に集約されます。自然栽培でいうと、耕盤がガチガチのままや畑に水が溜まる状態のままで、それを解消することなく作付けしたりする。また、やっぱり何かを入れないと育たないような気がして草堆肥などを入れ続ける。こういう例は私が知っている範囲でも結構あります。

病気でも同じで、体が疲れているのに汗をかいたほうが早く治るといって動いたり、食欲がないのに食わないと元気が出ないといって食べる。体温計の数値が37度なければ治ったと決め付けて無理をする。これでは治りません。

大体、体温と体温値(体温計の数値)は別物です。体温値は人間が体温を数値化したものに過ぎず、これは参考程度にするべきものです。体温値絶対主義のような人がいますが、こういう人は「体温値が高い=病気」くらいに単純化しすぎています。

頭で考えすぎなんです。体の声を聞いて対応すべきなのに、どうしてもこれまでの人生で培った浅知恵が頭をもたげてくる。考えすぎたくせに、逆に思考停止に陥っている。以前、若者はもっと体を使えと言うことを書きましたが、ここでも頭と体です。ちなみに体温値は頭(意識)、体温は体(無意識)が感じる部分です。

長くなりそうなのでここからは端折って終わりにしますが、このたびの療養中には、こんなことを考えていたらもうありとあらゆることが繋がっていると思わざるを得ませんでした。病気を恥じたり恐れたりすること、他人に厳しく当たったり過剰に批判したりすること、のようなことから、田津地区に堤防を作ろうとすること、三江線を存続させようとすることまで、みんな根っこは一緒だなあと。もっと言えば国政や世界平和もですが、これを言うと宗教チックになりますので控えます。

私もせっかくの自然栽培の実践ですから、こういう視点を現実社会にプロットしていきたいなあと思っています。そのためにどうしていくべきか、病気のおかげで、私にとってはそういう反省がしっかりできた有意義な数日間になりました。

※2回目草取りマラソン進捗率:85%

※3回目草取りマラソン開始

3/19 義母とU君のおかげで

草取りマラソンが前進。私はひたすら他の作業に打ち込んでいます。ありがたいことです。

3/18 交代で子守の日々

片手でキーをたたいてます。焼けた餅も取りに行けない。

熱の下がらぬチビの子守を、女房と交代してしばらくしたら膝の上で寝息を立て始めました。起こして再度寝付かないリスクと、餅を食わない我慢を天秤にかけて、このままじっとしていようと。幸いPCは目の前に。暇つぶしは十分。

少子化について長谷川豊氏が吼えていますが、よ~くわかります。こういうのの連続だと、「自分の人生は何なんだ~」「子に拘束されてばっかりなんてマッピラごめんだ~」となる若者は多いことでしょう。楽しい情報があふれてますからね。近年、田舎でも楽しみがどんどん増えてるし。

うちももう一人でも増えたら、まあさらに10年は今のようなある意味で楽しみを抑えた生活が続くでしょうね。55歳よ。そういう人生をどう考えるのか。

ああ、考えるのはあんたね。私しゃもう見きってるから。寝顔、かわいいよ。それから自分が子どもの頃を思いだすわ。両親には感謝だけね。

※2回目草取りマラソン進捗率:63%

3/16 病み明けの繁忙

体調はほぼ元通りに。無理はしないように気は付けながらも、そうも言っていられないので、効率を上げてバタバタと作業を進めています。「どうして農業とはこうも忙しいのだ。」と愚痴を言いながら、ただただ動いています。

またこの時期は特にタイミングごとが入ってきて、先回りして以下に効率よく動けるかが重要です。頭もかなり使います。

寝込んでいた間の遅れはもちろんですが、下の子が相変わらず発熱していて、女房がほとんど動けません。特に草取りマラソンが相当ピンチ。私も今はマラソンをやっている暇がないんです

3/14 薬を飲まずに病気を治すこと

昨日、我が家は農薬を使わない農家だから病気をしても(体)薬を使わないと書きました。もちろん農家でなくても薬は一切飲まないと言う人はいます。近頃ではお医者さん自身が薬が不要だと言うことをあちこちでネタばらししておられるので、そういう認知は広まりつつあるようです。

(記憶の範囲では私がこの10年間で飲んだ薬は、来客対応で動かなくてはならなかった当日の解熱剤1回と、歯の治療後の痛みに絶えかねた鎮痛剤1回のみ)

しかしこのたび、薬に頼らない対応の難しさを思いました。ゆっくり休んでいさえすれば比較的容易に治っていたこれまでと違って、このたびは苦戦。そのため数日もかかった上に、発症から6日目になる今日も作業はまだスロー運転です。

それもこれも、結局私が、分かったつもりになって実は分かっていなかったということに尽きます。「食べない」「寝る」ということを心がければいいんでしょ、体の声を聞いてやってりゃいいんでしょ、と思ってはいても、理解の程度が軽かったんですね。

考えてみれば簡単でした。自然栽培を例にとってみても、「肥料も農薬もやらなきゃいいんだ、それで育つんだ。」と軽く考える人は、まず作物が育ちません。肥料や堆肥をやらない裏では、原則を活かした徹底した管理が必要なんです。それを無視したら出来っこありません。

それと同じで、「栄養も薬もいらないんだ、それで治るんだ。」というだけで、その代わりに必要なきちんとした管理をしなかったとしたら、病気が治るどころか、逆にこじらせておかしなことになり兼ねません。

その結果、「やっぱり肥料や農薬がないと育たないじゃないか~」とか、「薬を飲まないからひどい目にあった~」となる。とても残念なことですよね。

じゃあその裏で必要な管理って、そんなに難しいのか、となると、「簡単な人には簡単で、難しい人には難しい。」という言わざるを得ない。だから自然栽培の普及だって、栄養概念や薬に頼らない生き方の普及だって、そういうところからして簡単ではないなあと。

続く。

※2回目草取りマラソン進捗率:60%

3/13 家族でダウン

9日(水)からの長い静養を送っています。家族がみんなやられた上に乳飲み子を抱えているので大変でした。しかしおかげさまで、薬を一滴も一粒も取ることなく全員快方に向かっています。うちは農薬を使わない農家ですので、当然(体)薬も飲みません。

ちょうど前日に三好先生のセミナーを受けていたので、寝込みながら自分の体で何かと納得。自然界や病気への考え方へ改めて多くの気付きがありました。田畑も体も一緒、というあまりにも当たり前のことを再確認した次第。地球46億年と人類400万年の歴史と緻密なシステムに万歳!です。 寝込んでいる間は最低限のメールや電話対応のみにさせていただき、ブログも何も書く気がでませんでした。こんなときによりに寄ってトンネルの換気作業が入ってきましたが、ちょうどいつも草取りを手伝ってくれているU君が来てくれていましたので、こちらも手伝ってもらい事なきを得ました。

それにしてもこの数日の作業ロスには凄まじいものがあります。何とか無理のないように取り戻すべく、頭をひねりたいと思います。

3/8 広島へ

今日は朝から広島へ。三好基晴氏の「医療病と健康病」についての講演会に参加。「買ってはいけない」著者の一人といえばお分かりでしょうか。内容はもちろん、他にも勉強になることが多すぎます。今の自然栽培人生にただただ感謝するしかないですね。

そしていつものようにとんぼ返り。FAX、メール対応など済ませて、これから急いでトンネルの温度管理に向かいます。やれ、慌ただしいの~。

3/7 子らの調子がいまいち悪くて

巷では流行性の疾病が流行っていますが、うちの子らも例に漏れず。決してそういう症状ではないんですが、特に上の子の熱が微妙に下がらず、大事を取って学年閉鎖分と土日も合わせて6日連続で学校を休んでいます。(家では元気で遊びまわっていますが・・笑)

ということで作業にしわ寄せがきていて大変です。今日は子守を女房と交代して午後からお米の出荷作業。終わって急いで畑に出たところ、トンネルが44度まで上がっていて、さらに上がる気配だったので、さすがに換気の応急処置を。春まきゴボウの準備の予定は見事にすっ飛びました。

彼らにタイトに振り回される日々がやってきました。私の人生はこうでなくっちゃ。子育ても栽培もヒイヒイ言いながら、自分のない日々を楽しく過ごしていくつもりです。あなたもいかが。

※2回目草取りマラソン進捗率:46%

3/6 「ホントに農家になっちゃったんだ~」

当地では時の人ですが、友人で地ビール会社を作ってしまった人がいます。うちの大麦も原料に使ってもらってます。その人のFBの投稿記事を以下に無断転載。

夢は、実現するもの…
人生の中で、一回は酒を造ってみたい…
と、言い続けて20年…
遂に、自分の醸したお酒を販売できることになりました!!
天気が心配ですが、今日と明日の肉祭りがデビュー戦です。
http://kagura-meshi.all-iwami.com/nikumaturi/
どんどん樽に詰められている麦酒を見ると、ホントに工場作っちゃったんだ〜…と今更ながらしみじみ思います。f^_^;
いろいろ迷惑かけたけど…(特に家族)、やりたいことをさせてもらった環境に感謝です!!

これ読んだ瞬間、感情移入しちゃいました。いや~わかるわかる、って。私もこんなときがありました。農業をやりたい!って考えたのが学生時代。そして飛び込む勇気もなく漠然と日々を過ごしつつ、実際に農業始めた友人や先輩があまりにまぶしく、28歳で一念発起の研修の旅へ。それからもあまりにたくさんのことがあり過ぎて、37歳にしてスーパーへ向け段ボール箱に詰められていく個別包装されたゴボウを見ていると、「ホントに農家になっちゃったんだ~」って。

翌年にはかつて学生時代を過ごした東京のスーパーにうちのゴボウが並んでいるのを実際に見て、故郷に錦を飾る(?)のような感慨も。東京への売り込みがナンボのもんだ、ということも言われますが、私にとってはこちらの意味合いの方が大きいです。紀ノ国屋国立店などは、造園のバイトに通うときに時々前を歩いてましたから。

こんなことを久しぶりに思い出させてくれた友人の投稿でした。初心を忘れず、これまで支えてくださった実に多くの方々への感謝の気持ちを忘れず、精進していきたいと思います。

3/5 久々に消耗

今日はタイトよ・・。昼飯は移動の軽トラの中で済ませ、休憩らしい休憩も取らず、今15時過ぎでようやく一服。シーズン中はよくあることだが、この時期は体がまだ助走中で堪えるわ。

昨日が予想外の雨だったことと、今日が高温のせいでこうなっている。ただでさえタイトな予定に、トンネルの換気がいるかどうかということが乗っかって。43度までの上昇を確認。13時の時点で雲がいくらか出てきたので、悩みぬいた挙句、やらず。出来ればトンネルの換気の準備は曇りの日にやりたいし。

またこんな日に草取りマラソンを手伝いに来てくれているいつもの若者が。もちろんその棟は換気しながらやってもらっている。

あと2時間くらいで今日のノルマは終了。ほんと疲れたな。明日は休むぞ。

※2回目草取りマラソン進捗率:44%

3/4 今日雨が降るのか~

参った。今日の天気・・。今日やろうとしていたのに、今日まで田畑を乾かしていたのに、朝起きたら、雨。よもやの、雨。

この時期はまだすぐには乾かんからね。いろんな判断のしどころ。定期的に雨は来る。ベストの状態を狙っていてはいつまでもできない、ということに成りかねず。まあ3月っていつもこう。5日連続雨が降らない、ってことはないかね。それだけで劇的に状況が変わるんだけどねえ・・。

ベター狙いなら、さあ、どうするのがいいか・・。さあ、どうする、どうする。考えろ、考えろ。

※2回目草取りマラソン進捗率:40%

3/3 学年閉鎖の2日間

1年生15人のうち6人が休みとのことで、昨日今日は1年生が学年閉鎖になっています。となると我々夫婦の機動力が大きく低下。この度は私がタイトなので女房がずっと丸2日間上の子に付き添いを。

しかし上の子にとってはとても楽しい2日になっているようです。というのも、下の子は保育所に預けるので、2日間女房と2人っきりだからです。下の子が生まれた途端、女房の手はどうしてもそちらへ割かれますので、いつも寂しそうにしています。昨日今日は以前を思い出すような楽しい時間を過ごしていることでしょう。

下の子も、最近はもう女房にベッタリ。ちょっと前までは女房が風呂に入っている間でもご機嫌で私と遊んでいましたが、今はふすまに掴まり立ちしてずっと泣き続けるんですね。私が抱っこしても暴れて下りたがって。で女房が戻ってきて抱っこをするまさにその瞬間に泣き止みます。寸部の狂いもないので気持ちがいいくらいです。

などと負け惜しみを言いますが、子守の間はかなり大変です。この間、上の子も容赦なく、「お父さん何かやろ~」「あや取りやろ~」「お腹減った~」と大声でわめき散らして。「今は無理だろ、見りゃわかるだろ。」とイライラする私との会話が、飽きられることなく毎日のように繰り返されます。で女房が戻ってきて下の子が泣き止んだと思えば、上の子が「僕も抱っこして~、ユウトばっかりずる~い。」とまたわめき散らす。もう、なんだかね。

ま、一生のうち、今だけのこと。思いっきり楽しんでやります。

※2回目草取りマラソン進捗率:38%

3/2 種籾の更新技術の検討

朝2番から種籾の自家更新技術の検討を。自然栽培は必然的に自家採種が基本となり、今の種籾は2008年から繋いできていますが、年々表情にバラつきが出てきてしまっています。ちなみに出穂に関しては昨年は意外にも揃ったので、単に他の要因の方が大きいのかもしれません。しかし何にしても、自分なりに納得した採種体系をそろそろ作りたい(今の方法は効率優先に偏っていますのでちょっと気に入らない)と思っていて、昨年から一穂選抜なども試し始めたところです。

で今日、その一連の流れの中の作業をやっていたんですが、ちょっと煮詰まりました。少々の非効率は呑むつもりでしたが、機械作業によって発生するロスが予想外に大きく、一穂から増やしていく過程がスムーズにいかないんです。定性的にいいアイディアでも、定量的にクリアーしないと経営にはなりません。厳しいのは今日1回しか試せないということ。今年は足踏みということにしつつ、しっかり覚書を書いておいて、また1年後の今頃に期待しようと思います。

こういうことこそ、他の自然栽培農家さんの実践が参考になるのですが、今の経営の中ではそういう機会が中々得にくいです。今月後半に隣県でそういう勉強会があるようですが、当日にトンネルの換気作業が入れば行けません。換気が要らないような天気を祈るばかりです。

※2回目草取りマラソン進捗率:36%

3/1 悩める若者に伝えたいこと

作業が草取りがメインのせいでしょうか、冬は思惟の季節です。

最近は若者と接する機会や、若者について考える機会が多くありました。若者の悩みというのはいつでも美しいです(笑)が、時代によってその質は全然違うようです。私が学生の頃はいわゆる「バブル」の時代でした。当時の学生と今の学生の悩みの質は、明らかに違っています。

就活中の学生が言うには、自分の軸をしっかりつくって職種や会社を選ぶよう指導されていると。そして主張がぶれるというのはとんでもないことだと。だから自分の軸って何だろう?ぶれない価値観をどうやって身に付けたらいいのだろう?というようなことで悩んでしまうようです。

実に大変な時代だなあ、と。学生の身分で自分の軸なんかできるわけがない。また学生の主張はむしろぶれるべきだ。「三十にして立つ、四十にして惑わず」と論語でも言うではないか。20歳そこそこなんて、興味持って何でも思ったようにやってればいいんじゃないか、などと就活の経験のない私などは思ってしまいます。

しかしここでも、自分のやりたいことをやって何かの役に立つのか、どんな甲斐があるのか、それが分からないから今一つ身が入らないということもあるようです。何度も書いてきましたが、努力の先にどんな甲斐があるのか?ということを求めたがる傾向が強くなっているんですね。(修業論の前書きです。)問答無用!という教えが流行らない時代です。説明することが大事だとされる時代です。なぜ勉強するのか?という問いにはきちんと答えなければならないような時代です。うるさい、やってりゃわかる、と一蹴される対応に明らかに慣れていません。

どうにかならないものでしょうか。私が一つ提案するとすれば、かなり飛躍するようですが、もっと体を動かしてみたらということです。トレーニング的なものではなく、出来れば肉体労働のアルバイトのように社会の中に位置づけがあるものがいいでしょう。頭と体が分離しすぎているのが現代人の問題です。「こうすればああなる」のが頭の回路ですが、体の方は「こうしてもああなるとは限らない」という回路です。その体を、何の甲斐があるかどうかなど考えずに苛め抜いてみる。慣れない体力仕事で、例えば1週間目に体が悲鳴を上げて、2週間目にすっかり慣れたとき、その仕事への見方が変わっているということはもちろん、世間への見方さえもが確実に変わっているはずです。ただしどの程度どのように変わっているかは人によって違うからあらかじめ提示することなどできません。また全然変わらないよという人もいるでしょうが4週目や10週目に変わるかもしれません。それは初めからは分からないことなわけです。

そういうことを繰り返しながら生きていく。そのうち軸というものができてくる。こうすればああなる回路しかない頭ばかりで考えたところで、ぶれない軸なんてできっこあるか。

疲弊したあげく「もう頑張りたくない」という若者も増えていそうです。そういう人には修業を勧めます。頑張って修業したら頑張ることが苦でなくなった、となったら最高ですね。もちろんならないかも知れません。でも今の時点では意味不明な価値を、そのときには何かしら得るはずです。修業は福袋みたいなものです。

※2回目草取りマラソン進捗率:33%

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ミニ瓦 5枚セット

販売価格(税込): 2,160 円

職人が1枚1枚手作りするミニ瓦。和菓子の受け皿や、お香をおいたり、アロマキャンドルをおいたり、ジュエリーをおいたりと用途は様々。お部屋のアクセントにもなります。

瓦箸置(唐草) 5個セット

販売価格(税込): 3,240 円

島根県石見地方にある江津市で製造が盛んな石州瓦。この瓦をそのままミニチュアサイズにした箸置きです。

瓦根付 1個入り

販売価格(税込): 918 円

石州瓦をそのまま小さくした粋な根付。携帯ストラップや鍵につけたり、着物の帯につけたり。赤茶色といぶし銀、大切な人とペアでつけても渋くて素敵です。

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