はんだ牛蒡生産者 反田孝之さんブログ - 2017年6月の記事

6/30 水田除草機とその後

6月も残り1~2日になって、ようやくまとまった雨が降った。ここまで降ったのはいつ以来か。しかしこれしきのことでゴボウが根本的に抜けやすくなることはあるまい。なんせ細根の発生が凄いから。単に土壁が崩れやすくなって掘るのが難儀になった、という可能性だってある。 こんな雨の日は田んぼの中耕に限る。株間を兼ねて2回、条間のみ2回、計4回を6月中に入るという目標を立てていたが、今回でまだ3回目。条間のみなら10a当たり0.25~0.3時間という高能率とはいえ、何事も忙しい6月に4回入るというのは現実的には無理かもしれない。人にお願いしてやることも可能だが、それだけの甲斐があるのかどうかがあまりに怪しい作業でもある。まあ例年はもっと雨の日が多いから、4回入れる年もあるだろう、くらいに考えておくのが良さそうだ。

肝心の除草の結果だが、自然栽培区の方は今一つになってしまった。苗が弱すぎて、いつまでたっても除草機を思い切ってかけれないのだ。苗がようやくしっかりしてきたころには除草機では取れないくらい草も大きくなりましたとさ、という始末。肥料を使った苗の方はいいパフォーマンスを見せてくれたので、これは来年からの課題。もっとも上手く行かなかった大きな要因の一つである田んぼの不陸は、年々小さくなっていくから、何とかなるだろうと感じている。

そして、これは一時かなり心配した自然栽培区の今の姿。

「始めちょろちょろ中ぱっぱ」、というのはいつものことだが、ようやく安心したというところ。これまでと違い田んぼが深いので、今後にも期待している。

そして今後の管理をどうするか。田んぼに入るのは、根にとって微妙な時期になってくるので、これはもう入らないような気がするが、今年の悩みは中干し。これら新規圃場の条件なら明らかに中干しはした方がいいだろうが、今年はとにかく田んぼを乾かして固めるということを重視しているので、中干しと言わず、収穫までずっと干し続けるのもありかなと。だとするといつから干すか。そんなことを考えるのは楽しいが、やるには意外と勇気がいる。

6/29 考えるのも億劫・・

今日は雨で比較的涼しい。おかげでいくらか元気ではあるが、やっぱり疲れが溜まっているか、どうもテンションが上がらない。厄介なのが、何事も考えるのが億劫なこと。呆けになってしまったかのようだ。

​どこかでスカッと休みたいね。と言いつつ、日曜は3週連続で作業を休んでいる。この繁忙期に!・・・でも子供らがいるので、まったく休まらんのね。で、月曜日は疲れ果てているというパターン。

さてさて、今日も淡々といろいろ進めて、もうじき16時。雨も本降りになってきたし、どうするか、家に帰って休むか。いやいや雨は、田んぼの時間。合羽を着て、呆けたまま除草機に乗ろう。入れるときに入らねば、というのもあるし、私の人生はこんなものだからという諦めも大きい。いい感じで諦めて、いい感じの人生だ。

6/28 追い打ちで「抜けないゴボウ」問題

ここ数日、心身ともにへばっている。雨が少なくほとんど休んでいないのが一因。おかげで作業は順調に進んでいるが。

そしてその中で最大の追い打ちが、恒例の「抜けないゴボウ」問題である。今年の様な雨の少ない年は、専用収穫機ではゴボウが抜けなくなってユンボを使うことになるのだが、今年は特にひどい。過去に抜けない問題が起こらなかった圃場ですらまったく歯が立たない状況に直面しガッカリ。さらにはユンボによる収穫で人力で引き抜く動作も今年はかなりキツイ。作付けを増やしたせいもあって、かなり面食らっている。若者らの手を合わせ、男手が私も含め4人いることが救いである。

6月の管理のメインだったお米も大豆も、それぞれの新兵器のおかげで無事に管理が行き届いている。特に大豆は豊作の予感。今しがたメーカーさんが来てくれていたが、凄いねえと。しかし、油断は、しない。もう一息、地べたを這って詰めていくつもりだ。

それにしても今年の梅雨は、雨が少ない。2008年がちょうどこんな感じで、夏が始まるころにはすでに夏バテしていた。暑さに一際弱い私だから、そんな夏は願い下げであるが、洪水が来るよりマシである。直近の大きいのは2013年だった。そろそろ来る。こんなところでのん気なことを書いていたなあ、ということにならないことを、ただ願いたい。

6/27 ・・・

毎日を、確かに生きている。そんな感覚。一喜一憂、五里夢中、そんな日々だ。・・またそのうちに。

6/26 梅雨に突入

当地では、前線の微妙な上下で明日の天気予報さえ全くあてにならないという、本格的な梅雨についに突入だ。しばらくは胃の痛い日が続くことになる。段取りを間違えないようにしたい。

最近あまり書いていないが、今日も時間がないのと、心配事で気持ちが落ち着かないのとで、これにてお終い。

6/24 ・・・

う~ん、いろいろあるねえ。暇なしよ。

6/22 過酷さになぜ耐えられるか

う~ん、疲れた。キリのいいところまで作業をしたら、1時間以上遅れの昼飯になってしまった。しんどすぎて、ご飯がのどを簡単に通らない。

昨日はのん気なことを書いた。ただ日長に合わせて作業をしているだけだ、などと。そう言うといかにも気楽にやっていると思われるかもしれないが、日々は戦場だ。まったくロクでもない瞬間の連続で、常にジョギングをしているくらいの運動量を感じながら作業をしている。それで基本は休憩なしだから、時々疲れに耐えきれなくなって座り込むことになる。しかしこれを厭うていては食っていけないし、何より重要なのは、そういう「辛さ」にはすっかり慣れてしまって、このことをおかしいとか不幸だとかと思う回路が、すでに私の中には存在しないということだ。人生とは、日々とは、こんなものなのだと思っているということである。

数日前に、豪華列車の「瑞風」関連のランチ会に招かれた。益田の「ボンヌママン・ノブ」。上田シェフが挨拶で、「自分たち料理人が日々の過酷さに耐えられるのは、面と向かってお客さんと繋がっているから、お客さんの喜びに触れることができるからだ。しかし農業者(生産者)は、そういう機会が必ずしも多いわけではない。ノブの料理がどうとかではなくて、そういう生産者とお客さんの橋渡しをしたい。だから・・・」

これを聞いて、「そうだろうな、過酷だろうな。みんな過酷な中をさり気なく生きているのだな。」と改めて感じ入ったことだ。

さて、ひるがえって、私はなぜ農業人生の過酷さに耐えられるのだろうか。確かにうちの場合は、一部で直売はしているけれど、大部分で消費者と直接繋がっているとは言い難い。しかし私の場合、とりわけゴボウが、「はんだ牛蒡」が、ありがたいくらいの賛辞をいただいている。このことにはただただ感謝というか、運がいいというか、このありがたさを忘れることはひと時もない。このゴボウの評判が、私の過酷さに耐えれる原動力の一つということは疑いもない事実であろう。しかし果たして、それだけであろうか。実は私には、それだけではない、という確信がある。

試食会は、ゴボウスープの乾杯で始まり、私のみ挨拶を求められ、主賓級の扱いであった。しかし私ら夫婦は、前もって失礼を詫び、美味しい料理をほとんど満喫することなく、始まって間もなくしてそっと退席した。大豆の除草のタイミングが厳しかったから。そして蒸し暑くけだるい現場に急ぎ戻り、初めて扱う除草機の調整に実にジッと2時間を費やし、翌日の雨までの滑り込みで、ノルマであった2.5haもの草をほぼ完璧に抑えることに成功した。

私は私の喜びを、すでに農作業の成功以外に大きく求めることはしないだろう。日と風と雨を利用し、隙間をぬって、何食わぬ顔で作物を育てる。このことが一番だと知っているから・・・決して誰に気づいてもらうでもなく。

私が20代の頃から追い求めてきた「自然と一体となる」という感覚。私の中ではそれはずっと追い求めてきたものであるし、それは、こうやって自然界とのあうんの呼吸で作物を育てることで得られるものだろうと確信している。このことで私の中の鎮静化を図り、はんだ牛蒡がナンボのものだ、という余裕まで得られた時に、私にはようやくいろんな世界が見えてくるのではないかと信じている。

そしてまた、こうやって社会ずれして生きてゆけるのも、「生産者は変わり者で構わない」とどこかで聞いた褒め言葉のおかげ。都合よく、変わり者でやっていくつもりである。

6/21 改善した6月繁忙期

ひたすら突っ走っている最大の繁忙期が続いている。今日は久々のまとまった雨で、15時で作業を終え、のんきに酒を飲みながら、子どものいない休日だとしゃれこんでこれを書いている。わが国はなんて平和なんだ。

最大の繁忙期といっても随分緩和したものだ。感覚的には一番ひどかった当時のの6割くらいのものだ。もはやこれでは繁忙期と言えぬ。ただ日長に合わせて作業をしているだけではないかと言われれば反論できない。一時期の「殺人的繁忙期」を経由して、ようやく収まるべきところに収まることができたかという期待が明らかにある。

​といいつつ、大きな課題がまだある。秋蒔きゴボウの収穫がなかなか始められないことだ。洪水のリスクを考えれば、今頃から収穫を始めるべきである。しかし経営をトータルに考えると、特に大豆の除草のタイミング性を考えると、そう簡単にはいかない。挙句、ようやく始められそうになった頃には連日の雨で畑に入れず。実際、週末以降の予報がそうだ。・・ああ、梅雨がなかったなら。

まあいい。いいことはないが、仕方がない。一年一年改善点を積み上げるのみ。手っ取り早く、大豆除草機を使ってみた感想として、必然として播種がさらに早まる可能性はありだ。2~3日でも早めること、天候次第で振り回されて関係なさそうに思い兼ねないが、そういうことを積み上げることで、さりげなくリスクは圧縮されるのだろうと考えている。妥協をせず、ジッといきたい。

6/20 大豆除草の新兵器

ここ数日、書く暇がない。なんせ今夜からの雨予報だ。昨日今日は、大豆の1回目の除草作業の一手。と本来ならそうあるべきだが、いろいろあって正味で時間が割けない。

しかしながら今真っ最中。新たに導入したキューホーの除草機。こりゃすごいわ。またいつか触れたい。

6/16 大麦を刈るぞ

午後はこれから大麦刈りをする。大麦はやめたと散々書いてきたが、実は一部でやっている。一部と言うけど、つまりは、やっているのだ。

別に隠すつもりではない。ちゃんと農済さんにも訳を話している。要は収穫して販売はしないのだ。緑肥扱いで、来年用の種取り程度の収穫をするのだ。それならコンバインだけ動かして乾燥機や調整機を回さなくて済む。ということはコンバインの掃除だけすればいいということ。乾燥~調整ラインの掃除をしなくていいということ。

何だ掃除の問題か、ではない。この掃除のせいで、基幹の大豆栽培にしわ寄せが行ったことは度々だし、致命傷を受けたことだってある。こちとら、この時期は命を懸けてやっている。命を取られる可能性を極力排除することに、何のためらいがあろうか。

だから、掃除をする必要があるコンバインだって、昨日新たに買った。緑肥麦専用である。それなら、小さいものを買ったから掃除も大変楽になったし、掃除が遅れて虫が湧いたって問題はない。ああ、もちろん中古よ。というか税別3万円だから、中古以下だ。

緑肥の種だって、自分で取るより毎年買った方が明らかに得だ。しかしそうまでして取りたいのは、1にも2にも種にまぶしてあるあの農薬が嫌だから。そして自然栽培をするからには、肥料を吸っていない種を蒔きたいという思いが3、4か。

他にもいろいろトータルで考えた上で、今年からこういうふうにやることにしたわけ。さあ、今後はどうなる。

6/15 好天続きも度が過ぎる

天気のおかげで大豆も生え揃ってきており、2歩も気の早い豊作への道を突き進んでいるが、この好天続きはさすがに度が過ぎる。​ゴボウにはちょっときつい。

春まき型はずいぶん前から壊滅に近い状態だが(これについては近々触れたい)、しっかり育っている秋まき型についても、きっと長く伸びて、専用収穫機では抜けなくなる。だから正確には、ゴボウにきついというより、経営(私)にきついのだ。

そして怖いのは、この反動。今降らない分は、きっといつか降る。月末から予定しているゴボウの収穫が始まった頃には連日降って、その後に大きなのがドカンと。大きな洪水は2013年来なのでそろそろだと思って不気味である。

一方で、この日照りを利用して、予定より早い稲の小干し(田面を軽く干すこと)のために落水開始。新規圃場のガス湧きが想像以上にひどく、稲の根張りが悪いのだ。かなり不安になっている。管理機ではらちが明かない。小干しは滅多にしない管理で、11年ぶりのような気がする。

まあ、じたばたしたって仕方がない。あくまでもこの天気を利用して可能な限りの管理をするだけだ。明後日には最後の渡地区の大豆播種を予定しているが、小麦粉のようにサラサラと化してしまった砂地圃場でも大豆は大丈夫なのだろうか。

6/14 へばっている

一年のうちで一番の繁忙期だ。いくら心安らかにストレスなく進めているといっても体は悲鳴を上げている。今は帰宅したらバッタンだし、風呂ではいつも舟をこいでいる。日中も動きが緩慢になってきたし、今朝まだ自宅にいる時には一瞬「吐き気」が襲ってきて、どうなるかと思った。どこか平日のところでゆっくりする日を設けなければならない。休日は子供らの相手で余計にくたびれる。

気象庁がこんな好天続きの週間天気を予報するのなら、じゃあさっそく明日にだって休むことは可能だ。しかしタイミングごとを多く抱えていては、一寸先は闇である。梅雨入り後の天気はオセロゲームのようなもので、前線の気まぐれでいつ雨に変わるか分かったものではないし、何といってもこの時期を如何に凌ぐかで一年の経営の7割くらいが左右されるわけだから、やれるときにやる、というのはどんなに体調が悪かろうがこの時期は例外にするわけにはいかない。

そんな中で不思議なこともある。何と体重が増えている。この5年くらいは52~3キロが続いて増えることも減ることも決してなかったが、近頃は56~7キロあるのだ。これは20代から30代半ばまでの水準。最近は食も細いし何とも不思議。体が重いのもこのせいか(笑)。 さて、午後は、今田の最後の1枚の大豆播種からスタートだ。同じような圃場のうち2枚は昨日書いたこの写真のように明渠を掘りながら播種したが、3枚目はもう掘るまい。石を除去したり、飛んだピンを付け替えたりするのがさすがにくたびれた。播種だけなら快適キャビンで1時間程度で終わるのだ。

ほうら、悪魔のささやきが聞こえてきた。がそこは、比較区にするのだ、と利口ないい分けを考えたところである。

6/13 今年の大豆は楽勝

今年は大豆が楽勝。大豆栽培のコツを以前書いたが、まさにこの状態。あんまり降らんのも発芽に影響があるが、今の時期なら朝露の湿り気で十分。そんなわけで、種まきを何のストレスもなく淡々と進めている。今4.9haが終わったところ。残り1.8ha。

厄介なのは、作年まで自然栽培稲を育てていた圃場。暗渠排水菅が敷設されていないため畑としては水はけが悪い。ということで、ところどころに中割で明渠を掘りながら種まきをしているが、作土層が10cm程度しかないので、溝掘り機が石だらけの耕盤と喧嘩してけたたましい。安全ピンが再々折れては面倒なので、強度の強いやつに変えてやっている。本体が壊れなきゃいいが。また蹴散らした石を拾いながらの種まきだから、なかなか進まない。

この天気の下では、明渠なんて必要なくて、さっさと種まきを終らせるほうが有利だよという悪魔のささやきが聞こえなくもない。しかし私は騙されない。こんな目に会いながらでも、掘った方がきっといい。そう信じ込んでやるのだ。でないととてもやってられない。

6/12 除草機のメーカーさんが来社

今日は新兵器の乗用除草機のアドバイスにと、メーカーが岡山県から来てくれた。

微妙なニュアンスが拾えて、とても勉強になった。しかしつまるところは、基本をしっかり理解した上で、草と苗と土と水の状態を良く見ながら自分で最適な調整をするしかないということ。これはどんな農業機械もそうだ。

逆にメーカー側になって思ってみる。どんなに優れた機械だって、使う人が下手なら批判を浴びる。投資の甲斐がなかったと。良くできた取説があるといっても、それはあくまで基本が書いてあるだけであって、田んぼの状況に考慮したものは書き切れないし、その状況に合わせれるかどうかは使用者の腕次第だ。そこを理解させるために、「このお客はどこまで分かっていて、どれだけセンスがあるのか。」とすでに名刺交換のときから勘繰りながらの勝負であるだろう。

機械を買うたびに思うが、この機械一つ作るのに、どれだけの苦労があることか。投資のリスクや回収の見込みなど、畑違いの私には見当のつかない世界である。だから機械を使うときはただ使うだけではない。開発過程できっとあったであろうドラマやプロジェクトXに思いを馳せる。そして、それに見合ういい仕事をしたい。そんなことも常に考えている。

6/10 ちかのりくんショック

大豆の雑草対策は乗用タイプの管理機でやる。その精度を上げ、精神的負担を減らすために、一昨年から種蒔き時に「ちかのりくん」を使用している。

ハローの中央と両端にくっついているのがそれ。これが切った溝を、土寄せ時に乗用管理機のタイヤが走るわけ。こんな感じ。

おかげで鬼のように集中しなくても精度よく土寄せが為され、心労が減った私の寿命は間違いなく5年は伸びたと思われる。

当然今年も、昨日からの種まきで使っているのだが、今朝、種まき中に衝撃の事実にふと気がついた。

「ちかのりくんの位置が違う・・。」

何ということだ。今年から雑草対策を変えて、新たな作業機を導入し、2条ずつの処理から4条ずつにしたんだった。ということは、乗用管理機のタイヤが走るのは、1~2条目間と3~4条目間だ。何も考えてなかったわ。もう2.5haをこれで蒔き終えてしまった。しばし呆然・・。

決して致命傷というわけではない。私が鬼の集中力を発揮してプロの腕を見せれば、直接の損失はほぼゼロだ。以前は5haくらいはこれで当たり前にやっていたんだし。しかし年々加齢による劣化を感じているので、果たしてプロの技が出せるかどうか。そして何よりあの拷問に耐えれるかどうか。

これだけは従来の作業機で2条ずつやるのも手ではある。今にも壊れそうだが使えないわけではない。でも今年は大石が多いから、間違いなくぶっ壊れそうな気がする。

あ~あ、何をやってんだか。

6/9 大豆の種蒔き開始

大豆の種蒔きを開始。これほど早いのは何年ぶりか。早ければいいというものではないが、大豆は経営の柱の一つだ。7ha弱もあるのだから、6月に入ったら蒔ける時に蒔く、という方針で行かないとひどい目に会う、ということをこれまでに嫌というほど学んできた。

蒔けるときに蒔く、ということ。言うは易しだが、そう簡単ではない。今日だって、一昨日の雨のせいで土が軟くてまだ入れない畑がある。乾くのを待っていたら次の雨が来たとか、そのうちに草が大きくなってもう一回耕さないと種が蒔けないというオチになる。

うちはこの写真のように「種蒔き同時耕うん」方式なので、普通なら少々草が残っていても種は蒔ける。しかしそうでないのは、代掻きで使うハローを使っているからだ。ハローは爪が短いし、土の反転性もあまり考慮されていない。発芽したての草だったらいくらあってもいいが、生き残りのそれなりの大きさの草はあらかじめほとんど駆逐しておく必要がある。それで種蒔きのタイミング取りに苦労しているのである。

ハローでやるのは、4条一度に蒔きたいため。ロータリーだと2条ずつ蒔かなければならないし、キャビンなしの小さなトラクターでやらねばならない。こんな暑い時に2条でチマチマなんてやってられない。4条でやれば、チンタラやったって50a一枚が1時間半で終わるし、キャビンはエアコン付きだしラジオも聞ける。

そのトラクターだが、今回は昨年買った57馬力トラクターで初めて種まき作業をしてみたところ。何かといい仕事をするので期待していたが、やっぱりいいね。多様な設定ができるので、快適で安定した出来形となる。クローラで沈みが小さいのと、草の埋め込みが良くなるのは最高に嬉しいこと。

何でもかんでも機械のおかげというのは、なんとなくシャクな気がしないでもないが、あんまり悩まんとこう。でないと世の中便利な機械だらけなんだからノイローゼ―になってしまう。

6/8 苗が枯れている!

今が一年で一番忙しい時だ。しかし以前のような超の字が何個も着いて、「殺人的」と呼んでいた繁忙期には程遠い。とりあえずは満足。

「量」の緩和が何のためかというと、私が単に健康で安全に生きて行きたいということはもちろんなのだが、「質」の充実を図るためでもある。新規圃場の田んぼの一部がマズイ。苗が枯れている。マジポンか。こんなことは初めてだ。生きているのを引っこ抜いてみると根が赤茶けて縮れ、新根の発生が見られない。ガス湧きがひどいということは覚悟していたし、実際ひどいのだが、苗が枯れるって有りか、と。さあ、どう対応するか。

明日からは大豆の播種も始める予定だし、何だかんだと忙しいぞい。

6/7 やっぱりこの除草機は凄い

昨日で緑肥の播種3.4haを終らせて、今日は雨。ということで田んぼの除草がこの一手。

これは運転席からの眺め。合羽を着て、それなりの雨の中だが、気分は鼻歌混じりだ。この除草機は凄い。今、田植え後2週間目の田んぼに2回目の施行で入っているが、もう草がぼろぼろ浮いてくる。しかも稲がそれなりに大きくなっているので、強めの設定でかなりのスピードで走っても平気。ぶっちゃけ、つい楽しくて、雨の中というのにいつまでも乗ってしまう。キリがないから昼休みにしたところ。

効果も高い。1回目の施行では、浮わらの多い外周の一部は掛けなかったのだが、そこには2葉期のコナギがたくさんあるが、すぐ隣からは、発芽したてのものしかない。

また能率も最高で、不陸直しでめちゃくちゃになっている新規圃場では、草も少ないことからガス抜き目的に特化して株間ツースはオフにして条間ローターだけを駆動したが、50aが1時間ちょっとの能率。やばいよ、これ。

今月号の「現代農業」という雑誌にも出ているが、中耕除草とは、除草そのものも大事だが、中耕の重要性も高いと思っている。土の撹拌によるガス抜きや、稲に刺激を与え植物ホルモンを活性化させる効果は従来より言われていることだが、近年では中耕することによって光合成細菌の窒素固定が利用される視点も注目されているらしい。

そんなことで、今年は自然栽培の田んぼには4回くらい中耕に入りたいと考えていたのだが、この能率の良さは嬉しい限り。そして4回というのは現代農業の記事によるともっとも対効果が高いらしいのだが(この一致は偶然)、そういわれると俄然やる気が出るというものだ。

それにしても、これを書く今、よく降る。大豆の播種に速やかに入りたかったが、これでは厳しい。しかしながらそんな胃の痛みをも癒してくれそうな、この除草機の効果だ。午後も合羽を着て、嬉々として乗り回してきたい。

6/5 田んぼの除草を進めている

今年の田んぼの除草は期待通りの楽をしている。何といってもタイミングのシビアさがないこと。このことの嬉しさを何と説明したらいいか。

進行中で結果が出ていうちからだが、田んぼに入る日に5日間前後くらいは猶予がある感じ。それはもちろん田んぼの状態や条件によって違うが、つまり5日間くらいのうちのどこかで入れば形になる、ということ。慣れてくれば、雨降りの日にまとめて片付ける、なんて段取りも組めそう。(ただ雨が降ると水面が叩かれて様子が見えないから、慣れればの話。)実に素晴らしい。

ただ一方で除草機の弱点も分かってきた。今年のように、並みでない不陸直しをし、深いところ浅いところ、土を削ったところ寄せたところ、水が深いところ浅いところ、暗渠排水ラインでタイヤが沈むところ、と、つまり凸凹のオンパレードの田んぼが多くてはさすがに除草効果は怪しい。もっとも今年のような田んぼのひどさでは、上手く行かない理由を除草機のせいにするのは酷というもの。来年は今年よりさらに良くして、再来年には「反田の田んぼ」と言われるようなキチッとした状態に整備して、この優秀な除草機の実力をしっかり見せつけ、微妙な濡れ衣を着せられることがないようにしたいものだ。

今のところ1回目の除草にかかる時間は1.6時間/5反くらい。仮に2回目も同じくらいかかって、メーカーが言うようにそれで終わったとすると、従来の5時間/5反と比べて、シーズンの必要時間は大きく減る。さらに生育促進の効果を狙って条間だけでも掛けるということも、他の段取りや天候次第では考えている。

6/2 ・・・

だめだね~。今日は体に力が入らんよ。きゃしゃなくせに目一杯頑張って体を動かすもんだから無理がいくんだろうね、時々「スイッチが切れた」と自分では言っているけど、まったく体に力が入らんときがあるのだ。

こういう時は思い切って自宅でゴロゴロしていればいいのだろうけど、まさかそんな余裕はない。朝から、代掻きで使ったハローの洗浄や片づけを。大きくて直装だからトラクターから外すのが結構大変なんだけど、こういう体調の時に限ってスムーズにできたりする。そういう体験を何度もしてきた。

午後からは大豆予定畑の残りの2haの耕うんを予定。昨夕は派手に降られたけど、これまでにずいぶんと乾いていたからね。また弾丸暗渠も入れてあるから、午後からは余裕で入れそう。昨日分は少なくとも1枚は雑草が洗いだされてもう一度起こし直しが必要だ。まあこの程度で済んで良かったというべき。

ところで、明日、あさっては休む予定。こんな時期に休むなんて前代未聞。何か変体的な快感がある(笑)。かつて5月中旬に3泊4日で旅行に行ったことがあったが、あれ以上の変質者感。今度こそ恒例にしたいものだ。

6/1 大豆の準備はいつも「賭け」

悩んだあげく、大豆予定畑の耕うんを開始。昨日の夕方の雨のおかげで土の湿り気がちょうど良いし、今日から明日にかけての雨が適度に降ってくれるとは限らない。ただ耕うん直後にあまり強く降るようだと、埋め込んだ草がまた出てきて最悪の事態になる。今日耕うんをするということは、賭けである。

というか、明日耕うんするにしたって賭けなのである。大豆はいつもこうだ。どんな農業にだって賭けの要素は日々あるだろうが、天候の影響をもろに受ける露地栽培ではこれは宿命。そして採算を取ろうとして面積を大きくしたり、品目を増やしたりすれば、割かれる手間が増えて自ずと賭けの割合は高くなる。うちはわずか6~7ha規模でこうなのに、50haとか100haとかやっている人たちの気がしれない。そのご苦労を思ってみたいが、レベルの違いにとても想像がつくものではない。

と言いつつ、使う機械だって圃場条件だって変わるだろうから、きっと、まったく別次元の世界で、そう大したことはないのではないかと思ったりもする。例えば大豆をわずか0.01ha作っているような人たちから、うちの規模が考えられないとよく言われるのと同じだ。

今回の賭けに勝てば、天気次第では来週には種が蒔ける。大豆は日長に反応するから夏至のころに撒くのがいいともいうが、ちまちまやっているわけではないから仕方がない。今日のような「この一日」を積み重ねて、蒔ける時に蒔くということ。

こうやってボヤいていると、今年もまったく大豆の亡霊と言う他ない。亡霊はいない、と言い聞かせてみるが、無駄なようだ。このくらいの作付面積は今後も維持していきたいから、すっかりとは絶対にならないまでも、ある程度は安心して種蒔きまでの工程が進められるようになれば、おのずと亡霊はいなくなるのだろう。それまではこうやって亡霊に怯えながら、頭を抱えて、賭けをして、胃をよじりながら、一喜一憂してみたい。そうすれば、もしかすると、いつの日か私の感覚が自然と一体となって、何の造作もなく、賭けの割合が低い作付準備ができるようになるんじゃないか、そんな期待をついしてしまうのも、これまでにそういう成功体験をたくさんしてきたからである。

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