ええなぁ いわみ | 島根県石見地方(江津市・浜田市・大田市)の特産品・贈り物の販売

はんだ牛蒡生産者 反田孝之さんブログ - 2012年7月の記事

7/31 ゴボウが美味すぎる

早朝からユンボに乗って、我慢の収穫作業。掘り上がるゴボウはといえば・・・、妙に肌がきれい。これで全ての辛さが癒される・・・、なんてことがあるわけがない!!

しかし本当にきれい。周囲で化学物質栽培されている同じ地区内のゴボウと比べても、明らかにうちのゴボウは大体において肌の色が白くない。まあ味が明らかにこっちがいいから、有機栽培ってこうなのね、などとのん気に構えていたのだが、なあんだ、うちの畑でも色白美人のゴボウが育つじゃないの。肌が白い方がやっぱり美味そうだから、来年からはこういうゴボウを育てよう!

といったところで、何をどうする訳ではない。肌の色はただの結果。私にできる唯一のことは土作り。土の中の肥料分を抜くということ。そうすれば次第に色白にだってなっていくんじゃないかとボンヤリ思っている。

ところで今年のゴボウ。うまい。毎年「うまい~」と我ながら思っているけど、今年のはさらにうまい気がする。

喉カラカラの汗だくで帰宅し、土間で素っ裸になって(パンツだけははいている)、とりあえずの「麦とホップ」を飲みながら、女房が作ったゴボウ料理を2、3つまむ。なんだこのうまさは、涙もの。汗の不快感に耐え切れずシャワーに駆け込むが、早く続きが食いたいためにチャッチャと終わらせてくる始末。もっときれいに体を洗うべきなんだろうけどね。ササガキにしたものを軽く茹でて塩もみし、ごま油と酢であえたとか言っていたな、確か。サラダ風で、暑いこの時期でもピッタリ。

もちろんどんな料理をしてもうまい。油との相性は抜群だし。陽性の食べ物なので、陰性のトマトやキュウリなど夏の定番の野菜のおかずと一緒に食べるといくらでも食える気がする。親しいシェフも「ヤバイくらい、うまい」と言ってくれていたと人づてに聞いた。近々、うちのHPの「買える店」を復活させるつもりなので、田津地区の土の恵、江の川の恵、を多くの人に食べてみてもらいたい。

7/30 また抜けねえよー

ゴボウの収穫作業が64%、畑がいよいよ3枚目に入ったところで、ゴボウがまた抜けない・・・!!

あ~しびれるな~、もう嫌だ~。この暑い中をユンボで掘って手で抜く毎日がまた続くのか。時間当たりの収量は3分の2、賃金は1割増し。ということもあるが、何より私が早朝から2倍の時間を費やすハメになるので他の作業を圧迫して、それが痛い。昨年はこれが9月の頭まで続いたので、秋蒔きものの準備がめちゃくちゃになってしまった。

まあ今年は10日もあれば終わる。10日の辛抱。家の用事を犠牲にすれば他の作業への障害も小さくてすむ。

問題は来年以降。この畑、昨年の反省があって有機肥料の追肥を2回やっている。しかし量は微量。やっぱ少なかったということか。しかし経営のためとはいえ、いまさらドカンと肥料をふることは気持ち的にできない。

今のところ、腐食質の多い圃場では無肥料管理の自然栽培。少ない圃場では有機肥料を追肥するという考えでいるのだが、後者をどうするか。来年のための準備があと2ヶ月もすると始まるので、結論を急がなくてはならない。

下へ伸びる必要がないようにしてやればいいのだから、肥料がだめなら水か。しかし水を撒くのも現実的ではない。ならば株間を広げる。今のところこのくらいの対策しか思いつかない。

7/28 干ばつで困った

梅雨が明けたら、一転して干ばつである。アメダスを見ていると、広島、岡山の山間部では毎日のようにどこかで強い夕立が降っているようだが、ここ島根の県境から離れた地にあっては、連日一滴の雨の降る気配もない。

いろいろなことが困っている。ゴボウは「ヤケ」の心配。表面が黒くなってまるで焼けたような症状。こうなると売り物にはならない。なぜヤケるかには諸説ある。私が思うに太りがある程度止まったときに土が乾燥するとなるような気がする。となると、明後日から収穫する畑は砂地っぽいので心配。

田んぼ。機械の故障で溝切ができなかったので、下の原地区の田んぼが干上がってしまっている。ここは水はけがいいので、ヒビが入るまで中干しすると、次に水を溜めようとしても途中で滲み込んでしまって奥まで水が行き届かない。私としてはわずか1日だけ水を落としただけなのに、気まぐれおじさんのせいで水が来ない日がたびたび。親指が入るような大きなヒビが入ってしまってジ・エンド。このままだと米の品質に問題が出てくる。

ニンジン。次の雨を待って太陽熱マルチ処理をするつもりなのだが、このままでは種蒔きがどんどん遅くなる。年内収穫のためには、これまでの経験から種蒔きは1日でも早い方がいい。困った。

サトイモ。これは水利があるので、今日水を流し込んでおいた。

雨、降っておくれ~。

7/27 家の敷地にイノシシ

数日前から我が家の敷地内に、大きなイノシシが出没するようになった。

お目当ては椿(つばき)の実。網戸越しにわずか10mくらいのところでボリッボリッと大きな音を立てて食べるので、せっかく寝入っていてもすぐに目が覚めてしまう。昨夜は一度目は爆竹で追い払った。二度目は懐中電灯の直射攻撃に慣れてしまったので外に出て威嚇。しかし三度目もやってきた。もう明け方に近かったので放っておいた。

おとなしく椿の実だけを食べてくれているのならまだいいが、当たり構わず掘り返すので、やはり追い払わないといけない。ここはお前のテリトリーじゃないということはハッキリさせるべきだろう。息子も怖がっているし。

ということで、まずは草刈り。春に購入した大きな古民家だが、すでに草に埋没してしまいそうだ。これじゃあ仕方がないよなあ。畑が一段落したらやろうやろうと思っていたのだが、そんなことも言ってられないので、今日はこのくそ暑い時間帯に草刈機を振り回してる。

さてと、またやろうかね。寝不足のせいで体がだるかったが、今ちょっと昼寝して復活。

きれいにしてしまえば警戒して数日は近寄ってこないだろう。その後はまた考えるしかない。

※ゴボウの収穫進捗率 58%

7/26 冷夏はハズレ

いろんな方面からの情報で今年は冷夏と踏んでいたが、はずれ。私のいう冷夏は大方の稲に影響があるこの時期に気温が低いという意味で、8月がどうであっても、もうはずれなのね。

冷夏というものをもう一度経験してみたい。などとナメたことをいうと叱られそうだが、大きなものは1993年しか知らず、このときは大学生で百姓などやってなかった。2003年には小さいのがあって、このときは千葉で田んぼの実験圃場がやられた。初めて穂首イモチにやられて怖さを知った。

冷夏を望むのも、今のうちの育て方なら影響はないのではという期待感が少しはあるから。ただ試してみたいということ。どうせゴボウなどに影響はないだろうし。

それから、冷夏のたびに、自然により近い栽培方法が見直される傾向があるみたいなので、このことがいい。

も一つ、私は暑いのが苦手。ダメなんよ。「暑い、眠い、空腹」に人一倍弱い。とにかく弱っちいのだ。涼しい夏、いいかな~、なんて。

としかしながら、この暑さの中、ゴボウの収穫も進んでいる。大豆の2回目の土寄せも終了。緑肥蒔き直しや、田んぼの畦草刈りなどの細々したことも進めている。今後大きなところではニンジンの太陽熱マルチ、緑肥すきこみ、空き圃場の雑草管理、ニンジンとゴボウの種取。はあ~、この暑さの中をやるのかああ。

※ゴボウ収穫進捗率 53% 

7/24 新規就農に必要なもの

ここ2日分を改めて読んでみると、急いでいる中で書いている、よくもまあメチャクチャ書いたものだ。

私が思っていることを確実に言いえてはいないが、まあ大筋はいいんじゃないか。結局何が言いたいか。農業は知識や技術ではなくて、人間でやるんだということ。乱暴に言い切れば、知識も技術も必要ない。人間ができていればそんなものはあとから付いて来る。

新規就農に必要なものは3つ。①知識・技術、②金、③人間力。表現の違いはあるが、こういうことをよく聞く。多くは①ばかりを意識しているように見える。②は見ない不利をしている場合が多い。そして③に至ってはそんな発想もない場合も多い。

ここがとんでもないのだ。①②③とやるからそれぞれが3分の1ずつのような気がするのもよくない。5割が③、4割が②、残りのわずか1割が①、こんなところでどうだ。

だから③を鍛えるのが早道。でもどうすればいいんだ?ということになる。それにはいろんな方法があるだろうが、ポイントは「選ばない」こと、ではないか。自分の人間力を鍛えるためにいい方法を考えて良さそうな方法を選ぶということをしない、ということ。そういう行為自体がすでに人間力を鍛えることに矛盾している。とくに農業ではそう。目の前の現実のみが自分を鍛えるための手段である。

というようなことをもっと詳しく書きたいが時間切れ。推敲なし。それにしても、まったくしんどい男だな、俺は。ルーティンワークの日々の中ではいろんなことの思いを致す時間があり余るほどある。なんだかんだと考えるね。

7/23 私の新規就農直後

今の私は、持ち上げられたり誉められたりして嬉しいという感覚があまりなくなった。それは悟ったからとか、そういうことではなくて、ゴボウが評価されていることからくる余裕だろうと思う。私はどうであれ、放っておいてもゴボウが誉められている。リップサービスでもどうでもよくて、自然栽培や低投与栽培によって育ったゴボウは間違いがないのだ、美味いのだ、体に悪さをしないのだ、という思い込みも手伝って、取引先から注文が殺到している間は誉められているのだと信じ込んでいるだろう。事実はどうであれ、こういう思い込みのおかげで気持ちが安らかである。

結局、人は誉められたいものだろうし、偉そうにしたい。もしゴボウがそれほど評価されていなかったとしたら、今の私ははたしてどうか。想像がつかない。ではゴボウが評価を受ける前まではどうだったか。

就農1年目は怒涛のように過ぎて悩む暇もなかった。2年目から、辛い。自分は何をやっているんだ、これでいいのか、これからどうなるのか。未来はあるのか。しかしながら常時雇用が2人いたので、彼らに偉そうに指導する行為でかろうじて心の安定を得ていたように思うし、意外にも大きかったのが、あちこちで行う「事例発表」。

私の就農は、実質はともなっていなかったが当時めずらしい「企業参入」に分類されたため、西日本のあちこちから事例発表の要請があった。進学塾でのめりこんで、大勢の前で演技をし話をすることの快感を知った私にとって、50人100人200人の人前で話をすることが意外な息抜きであった。もちろん農作業との兼ね合いがあるので全部を引き受けることは無理だったが、常時雇用者への福利厚生費(飲み代)をかせぐためにも、九州から関西まで農閑期にはホイホイと喜んで出かけたことだった。好きなことを偉そうにしゃべって、ああ楽しかった!!

こんなことがなかったとしたら、はたしてモチベーションを保てただろうか。今となってはわからないが。

めずらしがられた立場が一段落する頃に、ゴボウの評価が上がった。そして自然栽培の世界を知った。自然にひたすら分け入りたい願望が強くなって他のどんなことも、もうつまらない。大勢の前でしゃべりたいとも思わない。冒頭に書いた余裕のおかげで、どんなに日々がマンネリでも悩まない、辛さが流せる。

思いつきで書いてみたが、生き方、他者からの評価、モチベーション・・・、こういうことは新規就農直後の成否を考える上で、私がこれまでに見てきた会ってきた多くの人に照らし合わせても、極めて重要なことと考える。自分というものを今一度自己分析したい。頭でっかちにではなくて、生きていくという行為を全面に出して。顕在意識ではなく、潜在意識で。かっこよくではなく、泥臭く。このことは新規就農のための精神論ではなく技術論である。

7/21 新規就農直後の課題

例えば新規就農をして、馬車馬のように働いて働いて、初年度の所得100万。今は辛抱!と言い聞かせて耐えた2年目も所得100万。という若者は農業を続けていけるかどうか。

それは本人の資質による。当面は情熱で乗り越えていける。と思う人は多いだろうし、私もそう思う。しかし更に追い討ちをかけるようにこんな状況はいかが。

朝から晩まで働いても誰も誉めてくれない。時に自分なりにすごいことをやってのけても誰も無関心。最先端の農法を実践しても、偉そうな理屈を説いても、誰にも相手にされない。ナケナシの過去の栄光を話しても面倒がられて終わり。ここ2年くらいは誰にも評価されていないなあ・・・。

こんなのが続くと人によっては一大事である。ましてや5年も続いたら。しかし別に特別なことは言っていない。新規就農などこういうものだ。どんなに長時間働いたって、端から見たらそれは本人の趣味に過ぎない。失敗すればただのバカ。結果が全て。

その点、サラリーマンの世界は特殊である。頑張れば誉められる。上手くやれば評価される。失敗してもとりあえずカマってもらえるし、周囲には会社のせいにしていればいい。

という環境が新規就農したとたんになくなる。周囲の人に放たらかしにされているなどと感じる。深い孤独感。新規で農業を始めて、人によっては初めに乗り越えなければならない問題がこれである。だから研修期間などがある人は、その間にこういう感覚に慣れることである。人間改造。

物事は失敗して初めてその意味が分かるもの。しかしそれでは遅い、という矛盾。だから疑似体験。(農業)経営はその繰り返し。

まずは自分を知ること。これが人によっては難しい。

7/20 「人・農地プラン」の説明会

昨夜は「人・農地プラン」の説明会があった。

農業に携わっていない人には初耳だろうが、我々にとっては少し前から何かと聞く言葉。概要は上からクリックして見てほしい。

とかく、これが「人(農家)減らし」のための政策だという声を耳にする。現代農業の今月号にも特集が組まれていた。強い農業を目指すために農家を絞って特定の大規模農家を優遇しよう、などと政府がトンチンカンなことを言っているため、それと混同して言われていることと思う。

しかし我が故郷にはその懸念は当てはまらない。国の政策なんかどうであっても、もうすぐ農家などいなくなってしまう。農業分野の人は何かと国の悪口を言って済まそうとするけれど、農家が減るのは国のせいではなくて時代のせいであろう(もちろん国のせいもあるだろうが、それを言っていても始まらない。)。

そういう中でこの施策。

「主役は市町村と集落の人ですよ、市町村と農家ですよ。自分の身は自分たちで守りなさいよ。」という国の声。真っ当である。

「主役はあなたたちですよ。我々はお手伝いをしますよ。」という市の声。ありがたいことである。

市職員の意気込みも良い。好感度高し。

したり顔で文句ばかり言ったり評論家に成り下がったりしている年配農業者たち。あんたらは十分偉いから、残された人生をかけて次世代のために何かを生み出そうや。私も同じ。私にできること。農業をしたいという若者の手助けをすること。今まで私が受けてきたことの恩返し。この地域に1人でも2人でも農を志す若者を増やしたい。実の生産者として自分はそれができる唯一貴重な立場にいると考えている。

しかしそれが難しい。若者の新規就農は難しい、と諦めている年配者は多いけれど、「難しい」ということと「不可能」ということは違う。難しいが不可能ではない。「費用対効果が小さい」とか何とか言って諦めるのは、机の上の世界の人が自分の常識の範囲内で考えることであって、我々地を這う人間にはどうでも良いこと。地を這うとはそういうことだ。

まずは丸ちゃんだなあ。かなり難しいが、不可能ではないゾ。

7/18 冷蔵庫をガンガン使っている

この時期の恒例の気温5度の中の作業。冷蔵庫内でのゴボウのコンテナ積み。

奥から順に詰めていけばいいというものでもなくて、出荷作業がしやすいように収めていかなくてはならない。毎日収穫して大量にゴボウが上がってくるので、結構大変。入らないよ~とあとで後悔しないように、天井まで積み上げてせこく積んでいく。今日は1トン近く掘ったので、およそ70コンテナ分。他の作業も押している中、ここで費やす時間はかなり痺れる。

能率の良い庫内作業について毎年いろいろ考えるが、決定打がない。いっそのこと冷蔵庫をもう一基買うという選択肢もあるが、今のところ二の足を踏んでいる。あらゆる可能性を考えて、なるべく電気を無駄に使わない方向で考えたい。

エアコンをケチったところで、となりでは冷蔵庫がフル稼働。さらにその先にも、とてもココで書けないものも稼動している。なんとしても私の人生は矛盾している。この矛盾を思うたびに苦しい、というより悔しい。

うちのゴボウ。1本あたりでどの位の電気や化石燃料を使っているのか。毎年少しずつデータをとっている。それが集まってきたら公表したい。はんだ牛蒡などといい気になって。どれだけつまらないゴボウか、化けの皮がはがれるんじゃないか。

(ゴボウの収穫進捗率25%)

7/17 エアコンをつけている

昨年の夏は、事務所のエアコンは一度もつけなかった。この事務所は譲り受けたものだが、その構造上、暑くてたまらない。だから朝夕の涼しいうちにデスクワークをして暑い時間帯には外で作業をするという、普通とは間逆のことをしていた。作業も何もはかどらなかったが、気分的にそうせざるを得なかったのだ。

今年もそのつもりでいたが、どうも体が辛い。春先からの長い繁忙期やら日々の生活で子供を意識しているせいだろう。今日のようなウダルような暑さの中を何食わぬ顔で出かけていくということができない。また毎朝7:00からゴボウの収穫作業だから、それまでの時間でデスクワークを、ということも、住まいを引っ越したせいで事務所が遠くなり億劫になっている。

ということで、たまりにたまったデスクワークをすべく、ついに午後、エアコンのスイッチを入れた。今、休憩。設定温度28度で快適だ。ありがたいことである。

今ここで電気を消費しているということの理由は、私のデスクワークの効率を上げるということのためだけである。これでいいのかと思う反面、今日などはどうしようもないという思いもある。

まあ、こんなものを書いている時間こそまったく無駄なもの。さっさと切り上げてスイッチ切ろう。

7/16 収穫方法の行き詰まり

ゴボウの収穫に苦戦している。抜けないゴボウのため、昨日はついにユンボによる掘り取り。これ、能率が悪くてしびれるのだ。

今日から2枚目の畑。1枚目は過去一番の悪さだったが、2枚目は果たして・・・

大豊作。太さも長さも見かけも立派なゴボウがゴロゴロ上がってくる。しかも長いくせに抜ける!専用収穫機でどんどん抜ける。いや~、たまにはこういうこともないとね~。うほほ~っうほほ~っ。

しかし調子に乗っていられたのは初めのうちだけ。すぐさま問題に直面。ゴボウを運搬するためにコンテナに入れるのだが、ゴボウが長すぎた場合はシッポをくるりと曲げて入れることになる。今日はその割合が多すぎるので時間がかかる。一方で、ゴボウの質がいいので、ゴボウの頭を飛ばす役のペースが速すぎる。つまり、掘る~頭を飛ばす~集める~車に積む、の4工程のバランスがめちゃくちゃ。仕方がないので頭を飛ばすだけのおばさんたちにも何かとやってもらった。だが体を痛めてはいけないので本当は避けたいところ。天気も蒸し風呂みたいだったから、皆かなり消耗した挙句、時間当たりの収穫量もたいしたことはなかった。

無肥料管理や低投与管理のせいと考えているが、うちのゴボウは近年明らかに長くなっている。抜けないときの対策はもちろんだが、今日みたいに抜けたとしても、これまでの収穫方法では立ち行かなくなってきていると見るべきだろう。今年はどうしようもないので小幅な改善しかしょうがないが、この作型の増産を視野に入れている以上はそろそろ根本的な変更を考えるときである。

7/13 田津地区にこだわる

昨日の補足。

田津地区では、しつこい洪水のせいで耕作者が減っている。2004年に私が耕作を始める際には、30haの田津地区のうち10haくらいが高木が生い茂る放棄地だった。行政からお金(税金)をもらって、そのうち7haくらいを畑に戻して農業を始めた。

その後、自分のところもやって欲しい、という要望に応えて集積してゆき、今ではうちが11haあまりを管理している。他の、確か同じくらいの面積を「桑茶」を生産している会社が桑の木をメインに植えているから、残り数haを地元の高齢者が耕作しているか、もしくは遊休地ということになる。

おそらく数年後には地元の高齢者はほとんどいなくなり放棄地が増える。そこをうちがさらに借り受けるということを期待している人はたくさんいるけれど、私もすでに一杯一杯。むしろ面積を縮小することを考えている。一杯一杯の理由にはいろいろあるが、大きなものの一つが、洪水による経営のダメージが大きいということ。せっかく良土を維持してくれている洪水が、うちにとっては経営的デメリットになっているということ(まあ普通はそうだが)。つまり洪水と共存ができていない。

それではいつまでも安定した経営は望めない。これから年を取って体力が落ち、作業機械の更新を順次迎えていくというときに、こんな不安定なことをしていてはいけない。田津地区の畑のポテンシャル・・ゴボウが抜けないほど長く育つような・・が野菜に形を変え、それを少しでも多くの人にお届けするには、安定して永続的な経営をしていかなければならないのだ。

なぜ田津地区にこだわるのか。私の故郷だということもあるが、正直なところ始めは仕方がなかった。ここしかなかったのだから。しかし畑で学ぶうちに考えが変わった。とにもかくにも本当に美味いゴボウが育つのである。それは特に無肥料自然栽培の優越性をいともストレートに示してくれる。よく分からないが、おそらくうちで栽培された自然栽培ゴボウは、今まで放り込んできた肥料分が残っているという問題はあるが、それらが完全に吸い上げられて完全に抜けたとき、よほど体にとって有益(害のない)な食べ物なのではないかと思っているのだが、どうだろう。田津地区の畑とはそういう素地であると考えているのだ。こういう土地はそう簡単には、ない。だからとてもこの地を離すことなどは考えられない。

洪水との共存を為しうる上で、何か一つでも柱ができれば、それをベースにいろいろな可能性が展開するのではないかと期待している。もっともそれは既に私の生きている間のことではないかもしれないが、これまでの田津地区の歴史をみても、・・・というより人間として・・・、このくらいのスパンは仕方のないことであろう。

7/12 洪水との共存を目指すということ

先日の江の川の洪水で溢れた水は、9:30ごろから大豆畑に入り始め、大豆畑4枚、緑肥畑1枚を水没させ、12:00が水位のピーク、15:00に最後の大豆畑から引いた。安堵したことは、思ったより水位が上がらなかったこと。ダムより下流で雨が止んでいたためではないか。おかげでゴボウ畑はぎりぎりセーフ。浸かった圃場はうちの経営面積のわずか4%程度の小さな洪水。しかし8ヶ月かかってようやくここまで育った収穫直前のゴボウが助かったことが、私にとってはもう全てである。

「洪水との共存」。これが私の一生をかけるテーマである。当面、全精力を傾けているのが、経営被害を最小にする作付け(輪作)体系である。具体的には、
①この時期に作物を育てない、つまり他の時期で勝負する。
②この時期に育てるなら冠水に強い作物にする。
ということになる。

また作物選びとして、
③洪水の時期に鳥獣被害対策をしなくてもいい作物(柵などは洪水が着たらアウト)。
ということもあるし、メインのゴボウとの輪作を意識して、
④ゴボウの生育を阻害しない作物。
という大前提もある。そして、
⑤不測の事態を招きにくい販路を得れる作物。
これも重要なことである。

2004年に農業を始めて、2006年にまずは洪水の洗礼。2008年ごろからゴボウが2度目の作付けの圃場で嫌地(いやち)症状」が見え始め、輪作の重要性を痛感。2009年には肥料や堆肥を振るという行為が嫌地症状に大きな影響を与えているのではないかという気付き。2010年に2度目の洪水の洗礼。2011年に大豆後のゴボウの不作を知り、2011、2012と立て続けに小規模洪水。輪作で期待する大麦は無施肥管理で採算性が厳しい・・・。

というこれまでの流れを眺めてみると、まだまだ経験が足りない。もっと年数が欲しい。当面5年、そして更に5年。その頃には何かが築き上げれているだろうか。広大な田津地区の農地。恵まれた土。本物の食べ物を生み出すことができるポテンシャル。しかし耕作する人がいなくなってはただの荒地である。「なんとかならんか」の一心。

私にとって理屈などはどうでもよい。理屈は周りの人から聞けばすむのだから、とにかく何かを生み出すのが私の役割りであろう。それが洪水との共存。洪水との共存のために、洪水になりにくい今田地区を数年かけて手に入れた。田津地区で洪水に打ちのめされているうちはそういう地区が一方で必要だ。経営の分散ということ。しかし私の本意は田津地区での洪水との共存にある。今田地区の耕作はそれを成し遂げるための手段ということになる。

もちろん共存ができた暁には今田がいらないという訳ではない。田津は畑地帯、今田は水田地帯。ゴボウが経営的支柱なら、水稲は精神的支柱。圃場整備直後の今田地区の土をこれから長年かけて良くして行くことが私の楽しみである。

農地に立てば日々苦しみは多い。今日も暑くて死にそうだしね。しかし鳥瞰的に大空から眺めた時、目の前に広がる人生の楽しみを思わずにはいられない。もっとも石油や電気に経営を頼らざるを得ないとか、販売が競争の世界だとか、そういう葛藤も少なくなくて私の進む道は必ずしも正しくないと悩むこともしばしば。しかしそこは常に頭の片隅に置いておくとして、まずはこういう生きがいを感じられる人生に感謝をしたい。

7/11 まさかの土寄せ完了

昨日は暑かった・・。午後、田津地区の大豆の土寄せ0.7haを終わらせ、抜けないゴボウを救出してから、くたくたになって管理機を今田地区へ回送。そこの大豆畑を歩いてみたら、なんと乾いているではないか。午前中はまだズブズブしていたのに、あれだけ高温で陽射しがあれば乾くということか。

もう帰ろうと思ってたんだよな。へとへとだし汗でぬれて服も臭いし。しか~し、目の前の懸念の畑が乾いているのよな。雨が迫っているし、今やらない選択肢などないではないか。と気力を絞り出して、土寄せ開始。暗くなって見えなくなるまでの2時間で、さらに0.7ha。

そして今日の早朝から再開。7時間ほぼぶっ通しで管理機に乗って(うちは乗用なのだ。でもけっこう疲れるよ~。)2.3ha、昨日からの合計3.7haをついに終わらせた。欲張ってニンジン予定圃場の深耕をしていたらついに雨が。これから降り続くというから、数日は畑には入れまい。きわどくセーフ!! これを書く今、何とも言えない安堵感。

大豆は、1回目の土寄せさえ上手くできれば後は何とかなる。土寄せで出来た溝が排水溝代わりになって大雨が来ても復旧が早いし、これから生える草は2回目の土寄せでどうにでもなる。ああ、終わったな、5.4haの今年の大豆~♪

いよいよ明日はゴボウの出荷計画と連絡。待っていただいている皆様、ありがとうございます。ようやくです。

/10 再び炎上の予感

ゴボウの収穫は今日が2日目。いろいろ諸問題があって苦戦の幕開け。明日から取引先に一斉に連絡をするつもり。

ここに来て、緒作業の段取りがまた難しくなっている。明日からはまた天気がぐずつく模様。今田地区の3haの大豆畑があと一息で乾くのだが、どうもその前に雨が降りそうである。懸念は土寄せ。手遅れになりそうな雰囲気。仮に今日のような天気が良くて暑い日があと2日続いたなら、おそらく土寄せは完了し、経営的にはとてもハッピーになれる。こういう微妙なところで天国か地獄なのだ、私がやっている農業は。

他にニンジンの準備もある。同じく今田地区。土が乾かんことにはトラクターも入れん。そろそろ太陽熱マルチ処理をしたいのだが。

それから、緑肥の種蒔き。いったん蒔いたのだが、草に飲み込まれたので潰したところに再度播種予定。来春にゴボウの作付けを予定しているので保険のつもりでなるべく早く蒔きたい。

他にも細かいことがたくさんある。どうもまた炎上の予感。せめてゴボウがすんなり抜けてくれればずいぶん時間ができるのだが。昨日よりはマシになったが、今日もこれから行ってくる。それにしても暑ちいな。

7/9 ゴボウの収穫を始めた

ようやくゴボウの収穫が始めれた。

出来はというと、かなり悪い。タコ、曲がり、ヤケが、この作型のゴボウにしてはかなり多いのだ。収量は想定の半分・・・。

畑は全部で3枚あって、もちろん出来具合は畑によって変わるので、勝負はこれから!というところではあるが、厄介なことがもう一つ。

またもやゴボウが抜けないのである。ほとんどが抜けなかった昨年ほどではないが、専用収穫機では本数にして1割くらいのゴボウが抜けない。抜けないゴボウは長くて立派だから抜けないのだから、これを残しておくことはできない。全部で70㎏くらいにはなるはず。これからバックホウを回送して救出してくるつもり。

この畑は、無肥料管理を3年、今回のゴボウでは元肥なし、追肥を少量1回、というところ。嫌な予感はしていたのだが、やっぱりか、というところ。

自分が目指すものに反してもっと有機肥料を使うのか、それとも根本的にバックホウ収穫に見合う経営に転換(縮小)するのか、様々な選択肢があると思うが、どれもこれも気に入らない。さあ、どうするどうする。

7/8 ゴボウは無事

洪水は思ったより被害が少なかった。ゴボウが無事で安堵。

7/7 また洪水

ここまで降るとは思わなかった。上流の三次盆地がである。当地では大した被害はないが、恒例の江の川の増水。これを書く今、まだ堤防を越えていないが、浜原ダムの放水量はおよそ毎秒2700トン。これはうちのゴボウ畑までくらいは浸かる水量。2時間後くらいの運命が決まっていて、畑に近い自宅にて、そうなることをただじっと待っている。

就農して3年目に大きな洪水が来た。ゆっくりと飲み込まれていくゴボウ畑の光景。軽トラに乗って1人になると、号泣して涙が止まらなかった。しかし度重なる出来事で、今ではもう慣れた。穏やかにそのときが迎えられそうである。

江の川は上流から堤防が整備されている。下流ではより洪水になりやすい傾向になっているようである。小さい規模のものを入れれば、洪水はもう毎年来ると思わなくてはならない。そのことを受け止め、洪水と共存できる経営を実現していかなければならない。ということをここ数年、自らに言い聞かせている。

何度も書いてきたことだが、新聞にも載らないこの田津地区の洪水によってよいゴボウが育つのだ。

これを書いたら行ってこよう。畑に置いている機械3台を高みに上げに行かなくてはならない。

7/5 こんなに降るとは

早朝から降り始めた雨。まさかこんなに降るとは思わなかった。アメダスを見るとちょうどこの辺りで赤や黄の帯が東西に移動。朝一番で土砂降りの中、自宅の雨どいの詰まりを取り、水浸しになりつつある倉庫へ行って周囲を切る作業。

しばらくは降り止まぬ予報。朝飯を食ってから今田地区へ急行。圃場整備直後の田んぼは畦が切れやすいので、あまり水位が上がらないようにしなければならぬ。しかしこの圃場、50aの田面に対し、排水溝の径はわずかに15cm。今となっては設計がおかしいのではないか。当然排水が追いつかずに一部は畦を越えて農道を浸しているし、早く水位を落とさないと他の畦も気持ちが悪い。元のシャッターを開けて排水を増やすことにした。

しかし流れがイマイチ。本線の排水路を伺ってみると、もう流量が一杯なのね。しかしパイプの径はこの段階で設計されているはずだから、見た目以上に流れ出てはいるのだろう。どっちにしてもこれ以上はどうしようもない。

大豆畑は完全に冠水し一面の田んぼ状態。そろそろ本葉が展開する大きさの大豆が、まるで田植え直後のようだ。今年は明キョをまったく切っていない。明キョがあると草刈りや来年の耕うんが面倒だから。1回目の土寄せまでにひどい雨が降らなければそれでいけるからと、賭けに出たわけ。しかし負けた。播種が遅れてまだ幼い2枚は生育障害が出るかもしれない。

いくらなんでも牛蒡の落ち込みなどが心配になり田津地区へ急行。しかしさすが田津の畑。水溜りもなければ遠目にも何の変化もない。もっともこれを書く今(夕方)は分からないが。

すでに峠は越えたが、これから2日は雨模様だ。牛蒡の収穫開始はいつになるか。上から降らなくても、下(地面)が緩ければ作業はできない。こんなに遅くなることを想定していなかったので、すでにご迷惑をおかけしているところも出てきている。何だかんだと胃が痛い。

それと、とにかく洪水。何があったところで、これだけはないように祈るのみ。

7/4 ごぼう収穫機が復旧

今しがた、農機屋さんが来社。「収穫機のパーツ付けときました!」

ようやく牛蒡の収穫に入れる。パートさんに連絡をする都合で、最短であさってから収穫作業ができるように、今日はこのあとトラックや小道具の段取りなどをやりたい。が、大豆の土寄せのこともある。これから畑を見て回ってこちらを優先するかもしれない。今の時期は畑の表情が半日ごとに変わる。私が関わる作業はその時々の状態次第ということになる。

牛蒡の収穫では、問題は天気。明日から数日は悪いようだが、予想天気図を見る限り、来週辺りからは梅雨明け模様。もっともそんなことは期待していない。今年は冷夏傾向と思っているから。しかし天気続きの日が欲しい。このままでは大豆の土寄せがやりきれなくて草に覆われてしまうことになるし、牛蒡も8月まで引っ張っていては品質が落ちる。

7/3 お勧めのブログ

以前紹介したことのある「岡山の山陰」で自然栽培経営を始めたメンバーが最近始めたブログ。

蒜山工藝~ろっかつふてい~

刺激になる。手に届く範囲(車で4時間程度)にこういう仲間がいるということはいろんな意味で大きい。いくら通信が発達したといってもやっぱり「距離」という概念は大きいということを感じる例。

彼らに比べると、いかにも私の中途半端さを思わずにはいられない。経営という現実との折り合いをつけるという言い訳を自分自身にしているのだが、状況把握として果たしてそれで正しいかどうか。

もっとも、うちにとって今は経営の大枠作りの最中。ちんけな私にとっては壮大な10年越しのプロジェクト。その上さらに高望みをすることは確かに無理ではある。

無理ではあるが、その精神だけは今からでも学ばなければならない。もちろん彼らから学ぶということはあるが、学ぶべき規範は自然にある、と彼らは言うだろう。それがこの世界の常識でもある。もっともっとこの世界に分け入ってみたい。

ここから先は削除、書き換え。あまり持ち上げると良くないよな(笑)。気軽な更新を期待している。

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